★文脈★
あけましておめでとうございます。
冬の湘南はオレの庭 いつだって風が走り抜け
オレのハートを熱くする 人はオレの事を
おニャン子やたろうと呼ぶのさ
★撮影地★ 平塚・湘南海岸
★コメント★
今では幻?の記念すべき第1作。おニャン子旋風のこの年、シャレで
『おニャン子やたろう』と書いたら
友達から変態よばわりされた・・・
★文脈★
青い空 青い海 静寂な瞬間
ここにいるだけで心はHOT、頭はカラッポー
また会いたいね、この海で・・・
おニャン子卒業! スプラッシュやたろうです
ぷっつん・・・
★撮影地★ 沖縄・西表島
★コメント★
スクーバを始めたこの年は水中からご挨拶。名前も
『おニャン子』から
人魚の映画から『スプラッシュやたろう』に変更。今では名物?の名前
変化は既にここから始まった。
★文脈★
自分で言うのは臆がましいが
大ボケさせたら日本一!
跳びます 魅せます 泣かせます
巷で噂で青春小僧
ヤッちゃんダイバー 怖いものなし!
・・・失礼しましたぁ
★撮影地★ 沖縄・西表島
★コメント★
ダイビングに狂っていた23才。ダイバー仲間から『ヤッちゃん』と呼ばれる様に
なったのもこの頃。テンポのいい文面は自分でも
お気に入りだったとか?
★文脈★
ブォォォォン ブォォン ブォォン
ブロロロ・・・・ カシャ『やあ』
僕の前に道は無い 僕の後に道が出来る
峠のヤッちゃんと名乗る彼はそう告げると
何処へと知れず走り去った ブォォォン
★撮影地★ 平塚
★コメント★
初めて買った車MR2でキメたのがシリーズ第4作。ブォォン・・・という文面は
本当に情けなかった。『峠のヤッちゃん』の峠には様々な意味があったという。
★文脈★
和名 矢田裕貴 英名 チャゲ ヒト科
自らチャゲ(茶毛)と名乗り、潮通しのよい
リーフを好む 茅ヶ崎で見たという報告もある
写真は苗場スキー場にて 撮影直後
全治2ヶ月の重傷を負ったのは有名である
★撮影地★ 新潟・苗場スキー場
★コメント★
魚類図鑑風にアレンジしたシリーズ第5作は各ご家庭に衝撃を与えた。つまり
全然意味不明だったらしいのだ。部分的に茶髪だった事からその名は『チャゲ』
最高だぜ!
★文脈★
本名:不明 国籍:不明 目の色:黒
髪の色:黒(一部茶) 年齢:推定26才
謎の東洋人 コードネーム:Mr・ゴンズイ
寒さと貧困の中で睡眠不足と闘い続ける
彼の人生は涙なくしては語れない。
★撮影地★ 熱海・伊豆山漁港
★コメント★
この年から『Mr・ゴンズイ』という名前を使い始めた。ごんずいとは海に住んでいる
ナマズの仲間。夜に単独行動するみすぼらしい魚で棘を持つ・・・
とても他人とは
思えない。
1992年(平成4年)
Mr.ドラごんずい
★文脈★
ざっぱの様で繊細で、強気の割に寂しんぼう
うぶでちょっぴりイカしてて、
海にどっぷりイカれてる・・・
そんな彼『Mr・ドラごんずい』をあなたも
愛さずにはいられない・・・
★撮影地★ 仙台・カラオケBOX
★コメント★
中日優勝目前で悪夢の失墜!悪夢の年だった・・・
前年からの名前を流用し、
その名も『Mr・ドラごんずい』文面もリズミカルで完成度の高い作品である。
★文脈★
社会人10年目の冬。茅ヶ崎に引越してはや
3年が過ぎた。湘南ボーイのはずが不況と
貧困、睡眠不足で身も心もボロボロ・・・
今じゃ飢餓ボーイと呼ばれる様さ。うー寒ぅ
こんな夜はヒデキ聞いてケーキよばれよ。
★撮影地★ 茅ヶ崎・アルスオマタ(当時のアパート)
★コメント★
貧乏も限界に達し血糖値が低下した『飢餓ボーイ』では人々の涙を誘った。喪中で
あった為に年賀状ではなくX'masカードであった。
★文脈★
世間をプー 社会にプー どこでもプー プゥさんと
呼ばれる彼は近頃限界を感じているのだと噂されている
だが彼は言った『このままで終る男ぢゃないゼ!
満月の夜 愛車ショコラに乗って僕は優しく発狂する』
くまのプーさんはハチミツが大好物だ
今年30才のプゥさんはノリタマが大好物だ
★撮影地★ 川崎・清川GH(当時のアパート)駐車場
★コメント★
当時同棲中の彼女(現:妻)が私の臭いおならに怒り、『プゥ』と呼んだのが語源。
シリーズ第9作『プゥさん』は
ショコラとかノリタマとか謎の私生活の一部を暴露。
★文脈★
10年前、私は鎌倉で一人の青年に出会った。
『冬の湘南はオレの庭』そう言って私にVサインを
見せたあの青年・・・。ハワイで彼に偶然再開した。
青年は結婚し、随分と頼もしくなっていた。そして
太っていた。『幸せです』とぬかす彼も実は愛妻から
デブオちゃんと呼ばれている事を私は知っている。
★撮影地★ ハワイ・モロキニ島
★コメント★
結婚し、このシリーズも終焉か?という周囲の期待?!を打ち砕いた第10作『デブオ
ちゃん』。第1作からのファンは懐かしさに涙したという文面でもあった。
★文脈★
遥かアムール川の河口から流氷と共にやって来たこの男
人呼んで流氷の墜天使『ごん太くん!』ブヒッブヒッ
長く厳しい冬の時代にきっと咲かせましょう一輪の花
花は大輪となり凍てついた大地と人々の心にひと握りの
温もりを与えるでしょう う〜ん詩人! やがて春の
爽やかな南風に乗り彼は再び北へ帰って行った・・・
★撮影地★ 北海道・ウトロ
★コメント★
『ごん太くん』のブヒッブヒッとはNHKできるかな?のゴンタ君の声です・・・
果たして
何人がこれを理解したか?
恐くてリサーチできないんですぅ。
★文脈★
魚吸い込み器:ごんずい2号タイプ3,シビレエイ発電確認装置:
BBSF,クリオネ型ロボット:オネクリ
水中アイテム制作に没頭する彼は246科学技術省長官
彼の行動は極めて理解され難いが決して悪人ではない
彼は空を見上げ叫んだ 『このままでいいのかオレは!
もうすぐパパになるのに!』 誰も答えてくれなかった
★撮影地★ 静岡・大瀬崎
★コメント★
『246科学技術省長官』ではまた1つ新たな彼の謎の一面が暴露された。おそるべし
矢田裕貴!結婚という大イベントをも乗り越えたこの年賀状シリーズ
パパになっても
続けるのか?
★文脈★
ある晴れた日の午後、街で見かけた素敵な親子の会話
『ねぇ、おとーたんってミュージシャンにゃの?』
『そうだよ。でもこの事は友達にはナイショだゾ』
息子に奉げる曲を書き続ける作曲家:黄金崎ごんの
異名を持つ彼はサラリと言う 『ズバリ目標は紅白』
年をとっても決して吠える事を忘れない男なのである
★撮影地★ 茨城・東海村
★コメント★
彼は遂に黄金崎ごんの正体が自分自身である事を発表した。しかも、あの紅白を
目指しているという大ボラまで言って・・・
子供まで使って・・・ 益々ヒートアップする
彼をもう誰も止められない。
★文脈★
息子は言う『ねぇ、おとーたんってお笑い芸人なの?』
オヤジは答える 『うん・・・・まあ、そんなところかナ』
すかさず息子は言う 『じゃあさぁ、何かネタやってよ』
オヤジ 『三重県人は見栄ばかり』『桑名へ行くわナぁ』
息子 『・・・・・た・焚火をたけー ママぁ、寒いよぉー』
息子は父親の芸名『さぶぅー』の意味を初めて知った
★撮影地★ 三重・四日市
★コメント★
長かった神奈川での生活を後に三重県に引越して最初の年賀状。息子・竜士を
実家の一輪車に乗せてイキな演出だ。誰かヤツを止めてくれぇ〜
★文脈★
ダンガー!いやデインジャー! あ・危なぁぁ〜い
ちょっぴりセクシーでほのかに危険の香りのする男
35才のオヤジになった今でも飛べると信じている男
夢に向って飛ぶのか?未来に向って飛び続けるのか?
モー娘も真っ青のカリスマ 彼の名はフライング親父
2000年も新世紀もヤツのパワーは衰えを知らない
★撮影地★ 福岡・中州
★コメント★
念願のドラゴンズ優勝のこの年、福岡まで遠征して日本シリーズを
観戦した証拠の写真でご挨拶。自らカリスマを名乗り、モーニング娘を
意識する所がいかにもアホ丸出しのオレらしい・・・
★文脈★
ビバ・新世紀! ビバ・チルドレン! ビバ・おやじ!
幸せそうに見えるこの男も日々内なる葛藤の連続・・・
息子A 『パパのボイ食べる』 『ボイじゃねぇ、ホクロ』
息子B 『あぅぅ〜』ブリブリブリッ 『うわっ、臭っ!』
彼が髪を白く染めたのも衰退する自我への抵抗なのか?
自称:白髪メッシュおやじ この哀れな男に栄光あれ!
★撮影地★ 桑名・マウントクック(社宅)
★コメント★
16作品目は2人の息子達とも共演。そして作品で自らの心境の
複雑さを激白する。衰退していく自分と、台頭する息子達・・・
哀れなオヤジ達の郷愁さえ覚える芸術性の高い作品だ。