Third Avenue

ラルフ・バード（僕・少年）
レベッカ・ジョンソン（少女）
父（ラルフ・バード）
マーク・マーモンド
労働者Ａ
労働者Ｂ
デパート店員
医者
男１
女１
看護婦
ケイト・プライス（ミセスケイト）
デビット・ジョンソン

第一節

人には、それぞれ生きて行く上での重要なポイント、いわゆる”人生の転機” とゆうものがあるとゆう。ある人は、『それを境に人生は大きく開けて行くんだ』とゆう。またある人は、『人はそれを越えて真の大人に成るんだ』とゆう。
僕はある冬のまだ浅い日、ダウンタウンのサードアベニューで一人の少女をひろった。思えばそれが僕の「転機」の始まりだったのかもしれない。

アップルシティ。昼下がり　ダウンタウン　サードアベニュー

労働者２人、道路工事をしている。
少女、そのかたわらに座り、その様子をじっと見ている。

うーっ、寒い。こう寒くった道路工事にも身が入らねーなぁ。

まったくだ。今夜あたり初雪が降るかもしれねぇなぁ。だがよぉ。なんだいあの娘、もう何時間もあそこに座って俺たちのことじっと見ていやがるが。

もう何時間もあそこに座って俺たちのことしっと見ていやがるが。

ああ、そうだなあ、ひょっとしたら、おつむが少しおかしいかもしれないなあ。 とにかく気を付けた方がいいぜ。

ああ、しかしあんなにじっと見られたんじや仕事がしずらいなあ。

まつたく！

どいた、どいた
「リンリン」（ペルの音）
わあ！ガツチヤーン一！

いってえ、危ないじやないか、なんだってそんなところにしやがみ込んでいるいんだい！

にいちやん、そりやないぜ、今のはあんたが悪いんだぜ。

ねえちやん、大丈夫かい？

いたあい！

以下打ち込み中、しばしお待ち下さい。