アマチュア無線局 7M3LKF について


山歩き+アマチュア無線運用というスタイルとは別に固定(自宅)からも一応運用をしています。固定局としての7M3LKFの概要について記します。


無線局概要

呼び出し符号 7M3LKF
オペレーター (第二級アマチュア無線技士)
開局年度 1994年8月6日
免許周波数 1.9MHz, 3.5MHz, 7MHz, 10MHz, 14MHz, 18MHz, 21MHz, 24MHz, 28MHz, 50MHz, 144MHz, 430MHz, 1200MHz
出力 1.9MHzから50MHzまで:50W、144MHzと430MHz:20W、1200MHz:10W



シャックとアンテナ
 

寂しい住宅事情故シャックといっても専門の部屋でもなく居間の間借りです。パソコンラックに無線機とPCが同居しているという、何処にでもありそうな(?)雑多な無線局です。アクティビティを反映して無線機は50MHzのものばかりがごろごろしています。(写真にうつっていないものもあります)HF帯の無線機に電源が入ることは残念ながら余りありません。

PCと無線機器の同居はやはりなんらかの影響があるようです。PCのCPUの動作ノイズが無線機のスピーカーに乗ることがあります。無線機のノイズがPCに出るという経験は今のところありません。対策としてはDCパワーサプライのDCケーブルにフィルタを巻いているだけです。

集合住宅の最上階(地上高約20m)というロケです。アンテナは50MHzは2エレメントのHB9CVをベランダから小さなローテーターで回しています。4エレメントに変えようという計画がありましたが安全面や隣室への配慮(?)から結局諦めています。地上高があり風がとても強いのでこれ以上大きなアンテナは正直不安です。(集合住宅の管理組合に話をして屋上に6エレメントや7エレメントの大きなアンテナを設置するというのがもっとも望ましいのですが、そのようなガッツはありませんでした。) このようなアンテナでもそこそこ楽しめますが、スキャッターを追いかけるときなどは無力感を味わいます。

HF帯は簡単なモービルホイップに7MHz、14MHz、21MHzと28MHzのローディングコイルがついていますが、HFをばりばりやるには全く力不足のような気がします。物干し竿のような感覚でワイヤーダイポールでも張ればだいぶ違うのではないかと想像しています。

別にもう一本50MHz・144MHz・430MHzの兼用モービルホイップを設置していますが、これは垂直系アンテナで50MHzを運用するときのためだけに使用しています。144MHzや430MHzの運用を行うことは皆無です。又、運用の免許は所有しているものの上記以外のバンドのアンテナは上がっていません。

なお設備の一部をアマチュア無線局7M4POE(家内です)と共用しています。といっても家内のアクティビティはゼロです。うまく騙してアマチュア無線従事者免許を受けてもらいましたが興味のないものを無理やりに押し付けても(?)上手くいかないという好例のようです。毎年の電波利用料金がもったいない!


シャックからの眺め

写真はシャック(居間)から南西へ、富士山と丹沢山塊を眺めたものです。

富士山と大山が重なって見えます。冬にはよりクリアな眺めとなります。蛭ケ岳に雪がつくころは毎朝が楽しみです。大山の裾野のその左手に連なるのは箱根の山です。冬には西北西に大菩薩嶺を眺めることができます。残念ながら数年前に丹沢の眺めのほぼど真ん中にのっぽな高層ホテルが立ってしまいました。新横浜のホテルです。(写真の富士山のすぐ右手です)。

角の部屋なのでほぼベランダからは南から西、北から北北東まで180度を超えた視界が得られます。が反対に真東の方向は建物の関係で視界が余り得られません。

眺めがよい=VHF帯以上では地上波が楽しめる、という事がいえます。眺めの良さに惹かれてアマチュア無線を開局する前から住んでいる部屋ですが、開局してからその恩恵によりあずかる事ができました。2エレメントという50MHzにしては非力なアンテナながらコンディションがよければ地上波で500Kmから600Kmといった遠方の局と交信が出来ました。(香川県坂出市や秋田県男鹿市など)

反面困ることもあります。風が滅法強いのでアンテナが心配です。ベランダの手すりにに小さなアームをつけてそこに小さなローテーターをつけているだけです。一応張り綱をめぐらしてはいますが台風の日などは心配です。


ホームページを開設する際にこのシャックをかりて「丹沢の見えるシャックから」と名づけました。


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