(平成11年)4/12、札幌ジャスマックプラザで、姫のミニライブが行われました。
約半年振りに聴く、生の姫の声でしたが、いつも通り背中に鳥肌が
立ちました。
姫自身「私のライブは"白"と"黒"がハッキリしているようにしたい。」
と、言っていたのを受けるように、歌は力強くまた感情豊かに、
そして、曲と曲の間は静寂が支配する、独特の雰囲気でした。
今回のライブ、スピーカーからの「ジーッ」というようなノイズが
終始気になりました。
それから、ピアノの一番右側のペダルを姫が踏む度に、「キコキコ」鳴り、
その音をこともあろうにマイクが拾ってしまうという、ベストとはいえない
状況ではありましたが、(二度と、あのような不備が姫の行く先々に
起こらないことを願うばかりです。)
久々のライブにしばしばそれらの雑音を忘れて
姫の歌にのめり込みました。大満足でした。
「母の日」はピアノ一本の方が、アルバム収録バージョンよりも、
迫力を感じます。「うた き」の「母の日」を聴いた時に
「あれ? なんか、ライブの時の印象とずいぶん違うな、この曲...。」
と、首を傾げていたのですが、昨日の演奏を聴いて、疑問が解消されました。
姫の顔が最もよく見えるであろう場所に席を確保し、
(残念ながら、前の方の座席は私が行った時には既に埋まっていました(^^;)
キョロキョロと勇気氏が来るのを探しながら、手持ち無沙汰で隣の男性に
「うた き、買いました? いいですよねぇ。あ、シングルのカラオケには
声が入っているんですよ。」
と、いつもながらの地道なプロモーションをして、おずおずとシングルの購入を
お勧めしていたのですが、話をしている内に、彼がなんと、
小谷MLのメンバーであることがわかりました(^^;
まだ、MLに入って、一週間程しか経っていないとのことでしたので、
「必ず、出てきてよ。」
と、優しく、控えめに、お願いしておきました。
ヤギさん、MLでお会いできることを楽しみにしていますよ。
そのうちに、勇気氏登場!
「ここ! ここじゃっ!!」
と、手を振ったら、目が合った時に、一瞬困ったように唇の端を歪め(なぜ?)、
完全に腰が引けていました(なぜ?)が、私が手招きを止めないと知ると、
「はぁ〜...」
と、ため息を漏らしながら(なぜ?)、足取りも重く、私の隣に腰掛けました。
彼は、姫のニューアルバムをまだ二回しか聴いたことがないと
一般の小谷MLメンバーが聞いたら、思わず石を投げつけてしまうであろう、
衝撃の告白をこっそりと私にだけしましたが、
彼があまり熱心なオダニストではないことは、かつて、彼が「武闘派」を
破門になったという事実が雄弁に物語っていたので、
私はさして驚きませんでした。
ライブ終了後、まだお会いしたことのないMLメンバーを探して、出口付近で
「丸武」の紙を掲げていました。勇気は早々に私とは他人の振りを決め込み、
孤軍奮闘でした。のりぱーやChamiがいたならば
「筆頭、私達にお任せを!!」
と、優しく私をいたわってくれたことでしょう。
通り過ぎる人々の珍しいものを見るような視線に少々辟易し、そろそろ諦めて
飲みに行こうか、と話していたら、一人の女性が
「メーリングリストの方ですか?」
と、声を掛けて下さいました。
shiho___さんでした。
「一緒に飲みに行きますかっ?」
可愛らしい女性の登場にすっかり嬉しくなって、満面笑みで、できるだけ
悪人に見えないように気をつけながら勇気と二人でお誘いしたのですが、
「いいえ、結構です!」
即座に却下されてしまいました。
何が悪かったのかなぁ...。
アンコールの拍手の後、やっと出てきてくれた姫に向かって
「いよっ! 姫っ!! 待ってましたっ!!!」
と、思わず叫んでしまった私に嫌気がさした訳ではないと思います。
やっぱり、勇気の人相かなぁ...。
根っからの悪人はいくら偽善者の皮を被っても、
見破られてしまうものなのだということが、よくわかりました。
その後、再三の飲み会への誘いをヤギさんにも断られた私と勇気は、
「酒〜、酒〜」
と、呻きながら、すすきのの夜に紛れ込みました。
男同士の「尾崎豊メドレー」はいつまでもいつまでも、
リフレインを繰り返していたと、
後日事情通は語っていましたとさ(意味不明)。
かと〜さん、斬込み隊長さん、
オラ、またやっちまっただ(T_T)
フォーッ、フォッ、フォッ!
アディオース!
小谷ML(oda2) に投稿したものに加筆・修正を
加えたものです。