10月10日。

 姫の来道を空も喜んでいるかのような秋晴れの一日。ついに、この良き日が来た!

 早々に仕事を切り上げた私は、はやる心を押さえながら、武闘派の仲間と待ち合わ
せた、札幌大通り地下の「鳥のところ」に向かった。5時丁度に待ち合わせ場所で伊
藤@斬り込み隊長と Chami@釧路支部長と落ち合う。前回は小林首領様や、かと〜@中
立派さんもいたんだっけ...。でも、あの時は姫のツアーも全国6ケ所を網羅してるに
過ぎなかった。それがどうだ。たった半年ちょっとで全国15ケ所もまわることになろ
うとは...。じいは嬉しゅうございます(涙)。

 一月のライブで後悔していたことがある。素晴らしい歌声を聴かせてくれる姫に花
を贈りたかったのだ。ところが、初めてMLメンバーと会って、喜びに舞い上がってし
まった私は、開場の時間まで花のことをすっかり忘れていた。あいにく、会場だった
「道新ホール」の近くの花屋を知らなかったし、探していてライブに間に合わなかっ
たと言うのではシャレにならないので断念したが、今回は絶対に渡したい!

 待ち合わせ場所近くの花屋。伊藤@斬り込み隊長が、半分お金を出してくれると言
うので、奮発して5000円の花束を作ってもらう。Chamiも消費税をもってくれた。
カードにメッセージを書き込み、準備完了。

地下街から地下鉄に乗り会場までの道すがら、「花を渡すのはアンコールの先か後か」
真剣に悩みながら、また恥ずかしい程大きすぎる花束が人にぶつからぬように気をつけ
ながら歩く(結構、風の抵抗を受けるもんです(^^;)。

 会場である「札幌コンサートホール Kitaraの近くで、かと〜@中立派さんと合流。
「拉致されて、気がついたら札幌のホテルの一室だった。」
世の中、ホントに何が起こるかわからないものだ(笑)。
皆さんも気をつけて欲しい(爆笑)。

 「Kitara」は、まだ完成して間もない新しいコンサートホール。
札幌市民の憩いの場である「中島公園」の中にある、とてもいい雰囲気の会場だ。
ここのホールはクラシックとか、中国民族楽団とか、いわゆるお固い(?)公演が多い。

特に今回姫が選んだ小ホールは実際に見てみると、なるほどクラシック向きと言うか、
舞台の高さも低く、残響音なども緻密に計算され尽くしているような感じがある。
客席数は453席とのことだが二階席を除くと約400席といったところか。

ちなみに大ホールはパイプオルガンもある2008席。札響もPMFもこれだけの設備があ
れば胸を張れますな。

 ロビーに入り、しばらくキョロキョロしていた。そうである。今回のコンサートは
姫の歌を聴く以外にもう一つ大きな目的があるのだ。それは、のりぱー@元気組組長
とそのお姉さんに会うこと(笑)。
前回のコンサートでは結局会えずじまいだったのだ。彼女達の姿を探し、我々は落ち
着きなくキョロキョロと辺りを見回していた。しかし、開場の時間6:00になり、我々は
結局、彼女達の姿を発見できないまま、ホールへのエスカレーターを上がった。

 入り口の受付に嫌なものを見た。「花束」と書かれた紙を張った机...。
そりゃねーぜ、セノョリータ! これまでのオレ達の苦労はいったいどうなるんだ!
人の波と風圧に抗いながらここまで辿り着いたってのに、姫にこの花がじかに渡せな
いってんですかい?

筆「ここまで苦労して持ってきました。ぜひ直接お渡ししたいのですが...。」
係「花束などはこちらでお預かりして、まとめて渡すことになっております。」
筆「(気を取り直して)あ、幸い一列目ですので、渡しやすいのですが...。」
係「うーん、無理だと思うのですが....ちょっと聞いてきますね。」

結果は見えていた。彼は私が誰であるか知らない。私が姫のファンであることは知っ
ていても、武闘派筆頭であることを知らない(知っていてもだからどーしたと言われ
ると(^^;)。そして、彼は直接姫に会うことはできない。そういう位置にいる人間で
は...ない。私はすかさず、起死回生の大逆転を賭けて、武田さんのお姿を探す(^^;
しかし、彼の姿は見えない。この世には神も仏もないのだ。やがて係の男は私が思っ
た通り、マニュアル通りに答えることがとても得意な若い青年を連れてきた。彼は
「全国的にこういう態勢をとっていますので、ここだけ例外というワケにはいかない。」
と私と姫との関係も聞かずに(聞いてもどーってことはないんだろうけど(^^;)
マニュアル通りの答えを返してくれた。よほど、花束を階下に放り投げようかと
思ったが、私も大人である。そこはグッとこらえて、
「じゃ、お願いします。」
と彼らに私たちの大切な花束を託した。

 姫に直接花束を渡せないことにショックを受けつつも、気を取り直して受付をくぐ
る。依然としてのりぱーと思しき人物を探し続けている我々。
「とんでもない背の高い二人連れ(お姉さんも一緒だから...)」
「背は180cmはあるらしい。」
「男かもしれない。」
「そもそも、のりぱー@元気組など存在しない。」
等など、様々な憶測が飛び交う中、キョロキョロする我々。カタギのお客さんには異
様に映っていたことであろう(^^;

 ホール入り口附近では、姫のCDをサイン付きというおいしいエサと共に販売してい
たので、当然買う。スコア集も前半は写真集みたいになっていたし、今予約するとサ
インが入るというので、迷わず予約する。

ここで、私が誘った近所のオダニストと合流。彼らと武闘派の仲間と中立派で、今日
のライブに向けての我々の姿勢を確認する。
「なんだかわからんが、今日のライブはおとなしめで行こう。後は会場の雰囲気に合
わせて適宜盛り上がる。」
"なんだかわからんが"と書いたが、私のその時の気分はなぜだか、イマイチ ノリに
欠けていた。私がこのノリでライブに向かうと、他の皆様の足を引っ張ってしまうよ
うな気がした。つまり、各人でそれぞれ盛り上がろうぜと言いたかったのだが、ライ
ブ前の昂りのせいなのだろうか。今思うとおかしなことを口走っていると思う(^^;

 開演の時間が迫り、我々はホールに向かった。

 私の席は前から二列目。私の前の席は伊藤@斬り込み隊長、その右側にChami@釧路
支部。偶然だが、武闘派は一固まりになっていた。今回の位置取りはバッチリ!!
完璧に姫の横顔を拝見できる。舞台が低いので、姫との距離がとても近い。ここはホ
ントに良い会場だ。

 開演時間を少し過ぎて、舞台の左から微笑みながら、姫登場。白のシャツに濃紺の
ロングスカート。今回は値札は付いていないんだろうな、と思わずニヤける私。
 久しぶりにお会いする姫のお姿に、極度に緊張してしまい、お約束の「姫ーっ!」
の叫びが出て来ない。叫ばなければと思えば思う程、声は出ない。姫は輝いてた。私
はオーラというものを信じていないが、姫と小林@首領様(笑)に関してだけは例外。
姫の身体を包むオーラが見える。会場は静まり返っている。姫の第一声を待ち望む観
衆は、舞台の上のこの小柄な女性の一挙手一投足を見逃すまいとしていた。ピアノに
座り、会場をぐるりと見渡す姫。ピアノそばのスタンドに置いてあるコップを手にし
て一口飲む。私は依然として声が出ない。のどが渇いている。
「姫、その飲み物を私にも下さい。のどが枯れて、姫と声を掛けることもできません
。」心の中で呟く。微笑んではいるが、ちょっと物足りなさそうでもある。
「なぜ、誰も何も言わんの?」
姫の目にそんな色が浮かんでいた。

 スッとピアノに向かって、一曲目「火の川」。

第一声でまた鳥肌...(^^;
手のひらに汗が滲んでくる。メモを取るために持っていたボールペンがすべる。
きっちりと最後の一音を弾き終えると、満場の拍手。

 再び静まり返った会場。

コップを取り、一口飲んで、二曲目「Gnu」
CDでは壮大なオーケストラのイントロで始まるこの曲だが、こうしてピアノ一本でや
ってくれるのもいいもんだ。

 曲と曲の間がやたらと長く感じる。
「すごい静かですね。」と姫。
どこからか「姫っ!」と男性の声がかかる。
「ふふーっ」
と笑う姫。

「私は札幌のお客さんを知っている。」(会場 笑)
「札幌のお客さんは、今日のこのホールがあんまり立派なので驚いている。」
(会場 再び笑)
その後、一曲目の「火の川」について説明。

「これって、2枚目のカップリングだっけ?」

これは最前列、それも直線距離にしてその日、姫に一番近い光栄なる席に持ち前の強
運を持って座った男、かと〜氏の質問。

 ピアノに向かって、しばらくグッと集中するように無言。

 三曲目「こんな風にして終わるもの」

有線からダビングしてこの曲とカップリングの「真」を繰り返して聴いていたのだが
、どちらかといと「真」の方がインパクトがあって姫らしいので、そちらをメインに
したらと思っていたが、聞き込むうちにやはりメインは「こんな風にして終わるもの
」の方が良いと思う。この曲は聴けば聴く程、良さがわかって来るような気がする。

 舞台の上のピアノにはマイクが4台。有能と思われる音響スタッフが「マイクを1ミ
リ動かして調整してくれました。」と姫が語っておられた。そういう職人達の手で、
このライブは成り立っている。

 今、手元のメモを見ると
「とても明るい流れ星」
なんて書いている(^^;

 ちょっと微笑みながら、四曲目「Care me more, Care me」

やっぱり一枚目のアルバムの曲は好きだ。安心して聴けるのだ。
そして、ライブで聴くとまた新たな解釈ができる。今回は最後の「今日は髪を切って
ぇ」がとても弱々しくて、女心の切なさを発見した。

 続いて、五曲目「Stay」

 姫はきっとこの曲が大好きで大切なんだろうな、という感じが伝わってくる。思い
入れたっぷりの聴きごたえある一曲。
満場の拍手に笑顔が見える。

「天井が高いのは、良いのか?」とかと〜氏。

「もう一つのマイクは使わないんですか?」とChami。

あまりにも静かな会場に向かって
「気楽にしていいよ。」と姫。
笑いが起こる。
「一番前に座ったのが初めてなので緊張している。」とかと〜氏。
「その割にはよくしゃべる。」と姫。
私、爆笑しました。

 六曲目「母の日」
 ひょっとして、「Quarternote」を凌ぐ私のお気に入りになるかも...。初めて聴い
たが、一発でビビッと来ましたぞ。人の親である者として、ちょっと涙しました。最
近、涙もろくなってねぇ...(笑)。

その時のメモ。
「小谷美紗子の代表作になる!!」
...よっぽど感動したんでしょうな(^^;

 七曲目「自分」
 スポットライトが明るさを増して姫が眩しく輝く。
私は目をつぶって聴いた。姫を語る時に必ず引き合いに出される代表作。もちろん私
は大満足である。

 曲を弾き終えると、満場の拍手に静かに微笑む姫。

 次の曲に入る時に照明が変わった。
それにより、照明の一つが「ブーン」と低い唸りを上げた。
チラリとその方向を一瞥。
しかし、すぐにまたグッと集中して
八曲目の「真 -君の真未来に捧げる歌-」

私の隣に座った近所のオダニストは最近仕事をやめた。どういった経緯があったのか
は私は詳しく知らないが、彼は既に新しい仕事を見つけたと聞いた。果たして、この曲
のモチーフになった「真」さんは無事に仕事を見つけることができたのだろうか?

 脇に控えていたマイクを手に取り、観衆の方に向き直る。

「火の川は最近別れた人に、真は最近仕事をやめた人に聴いて泣いてもらいたい。」
と冗談とも本気ともつかないような口調で話す姫。

会場から「好きなアーティストは誰ですか?」と質問が飛ぶ。
「うーん...」しばらく悩む姫。
「影響を受けたと言えばベートーヴェン。」

「得意な曲を聞かせて」の声にちょっと戸惑う姫。拍手が起こる。
左手にマイクを持ったまま、右手だけでピアノ協奏曲 5番「エンペラー」(←あって
る? 詳しいかた)のさわりの部分を聴かせてくれる。
再び会場から拍手。ずいぶん長い間練習したんでしょうね。お上手でした。トチリも
なし。

 その後、飲んでいるのはハーブティー とか、
私が生まれた時、父は麻雀をしていたのだ などのお話が。

 「今回のツアーは夏が終わってしまったことをテーマにしています。」
九曲目「あの夏の日々」
そうだ。夏はもう終わってしまったんだ。
「今も忘れない あの夏の日々 」
皆さんの夏がそれぞれ想い出深いものでありましたように。

 スッと照明が落ちる。仄暗い舞台に静かに姫が座っている。
いい雰囲気だ。まるで、夢の中の出来ごとみたいに感じる。
十曲目「The Stone」
個人的にはしばらく振りに聴く。
悲しい歌である。改めて聴くとつくづくそう思う。

 舞台の上は一転して赤い照明に変わる。
十一曲目「私を返して」
「真」を聴いてから図書館で、しばらく振りに「資本論」を読んだ。えも言われぬ空
しさが私の心を満たした。資本論を全部読むことはできないだろうと思う。でも、現
実は日々流れる。資本論を知っていても知らなくても、私はこの資本主義社会の波に
これからも翻弄され続けるのだろう。疑問や時には怒りを抱いて。姫はその疑問や怒
りを歌という形で表現しようとしているのか。
この歌にも、「お金」が出てきた...。

 今日何度目かの大きな拍手が会場を包む。

拍手がやむとまた静寂。
「まるで、クラシックみたいなコンサートだけど、こういうのもやってみたかったの
で、私は嬉しい。」

「今日はありがとうございました。」
と言い残し十二曲目「見せかけ社会」

 鳴りやまない拍手が手拍子に変わった。

一度、後ろに消えた姫、再び登場。
「北海道は秋とはいえとても寒い。ここで『嘆きの雪』をやらないとお客さん帰んな
いよと、WESS(札幌のチケットを売った会社)の山本さんが言ってたのでやります。し
ばらく弾いてないので、間違ったらまた初めからやります。」

 十三曲目「嘆きの雪」
姫のコンサートでこの曲を聴かないと、きっとスッキリしないだろうな、と思う。
青い照明にスポットライトで浮かび上がる姫。

その時に書いたメモ。
「やっぱり 嘆雪だあ。」

 コンサートの途中、どこかで
「最初にやった曲と最後にやる曲、どちらを次の(シングルの)メインにしようかと悩
んでいる。皆さんの意見も聞いてみたいので、アンケートに書いて欲しい。」という
ような事を言っていた。

その最後の曲。十四曲目「生け捕りの花」
切ない恋心を歌った姫の得意パターン。
私はこの曲が好きだ。もちろん「火の川」も好きだ。
結局、アンケートにはその件については何も書けなかった(^^;。
姫が決めてくれればいい。どちらも素晴らしいことには変わりないから。
でも、どっちがシングルになっても、アルバムにはもう一方を必ず収録して欲しいも
のである。

 時折、こちらを振り返り、最後まで手を振りながら去って行く姫の後ろ姿に
「また、次回お会いしましょうね。」
やっぱりのどが渇いて声が出ない私は心の中で呟いたのだった。

 ホール外のロビーは、まだライブの余韻に浸っていたい、たくさんのファンで埋め
尽くされていた。
アンケートに記入する者、CDを買ったり、スコア集の予約をする者、久しぶりの再会
を喜ぶ者...。
それらに混じって人の波をかき分けながらモゾモゾとうごめく者達の姿があった。
泣く子も黙ると恐れられた「武闘派斬り込み&釧路支部」である。
「のりぱー...のりぱー...」
地獄からの叫びは執念というより、すでに怨念と化していた。
私は既に諦めていた。こんなに長い時間(開演前も含めて)我々はキョロキョロと辺り
を探したではないか。それでも彼女達の姿を認めることはできなかったのである。彼
女達は、苫小牧という遠い場所に帰らなければならないのだ。いつまでも、こんな所
に居るワケが無い。とっくに会場の外を小走りに駅へ向かっているはずだ。それとも
やはり、彼女達はバーチャルな存在だったのか...。実体なんて無いんすよ。ひょっ
として、そこでこっちの方を見ているあのヒゲ面の50男が「のりぱー」かも...。

 その時、ロビー中程でちょっとした騒ぎが起こった。ハッとして私は振り返った。
釧路支部が身長2m03cmはあろうかという長身の女性と手を繋いで
「のりぱーだ! のりぱーだ!!」と叫んでいた。
ちょっぴり怖かったが、私も近づいて見ることにした。
そばに寄ってみると、2m03cmに見えたのは、私の疲れ目とバックの模様が作り出し
た錯覚だということが分かった。初めて会うのりぱー@元気組はとても可愛らしい高
校生だった。「のりぱー?」と声を掛けると「わたなべさん?」
そして、私たちは互いに抱擁した。久しぶりに抱く華奢な肩の感触に少し鼻の下が伸
びかけたが、そばに身長2mのお姉さんの姿があったので、すぐに正気を取り戻し、
私のささやかなるスケベ心は周囲の者達に辛うじて気付かれずに済んだ。
「あ、お姉さんですか? 初めまして...。」と頭を下げたが返事が無い。よく見てみ
ると私が頭を下げていたのはロビーの柱だった。
のりぱーのお姉さんはこれまた物静かな日本風の美人であった。
のりぱーに負けず劣らぬ長身である。二人が並んで歩くと、必ず男共が振り返るであ
ろう美人姉妹である。
すぐに駅に向かわねばならないという彼女達を無理やり誘い、すすきのの交差点のマ
クドナルドに行き、「第2回武闘派幹部会&反省会」
を開催。盛り上がるかと思いきや
、黙々とハンバーガーをむさぼる女性軍の姿に意気の上がらない男性軍であった。

 彼女達とはそこでさよならの挨拶を交した。
「姫の活躍」を祈願して固い握手とともに我々は別れた。
「私も帰る。」
とふざけたことを真顔でいうChamiにむりやり電話をさせ、門限の時間を一時間延長
してもらい(感謝! お父さん!!)酒に飢えた男性軍は居酒屋に飛び込む。

大きな交差点を見下ろす窓際の席で、姫に関して情報交換。コンサートの後の酒はな
ぜにおいしいのだろうか?
この窓から見える灯のどこかで、姫も今頃カニを食べていることだろう。

 時は楽しい時にはなぜか速く過ぎる。あっという間の一時間。これ以上、Chamiを
引き留めることはできない。彼女の下半身はまた流動化し始めている。
「マンホールに吸い込まれるなよ。」と注意を促し、再会を約束して別れる。
あ、カラオケに行く約束をすっかり忘れていた。今度は行こうね、Chami。

どうします? 男三人で行くのも虚しいような気がしますが...?
気がついたら、カラオケボックス
でマイクを握る私達がいた...。

 この夜、北海道の屋根、大雪山系に今年何度目かの雪が降ったらしい。

 しんしんといつまでも止むことがなかったとか...。

 それが、すすきのでマイクを握る男三匹の

 「嘆きの雪」であったことがわかるのは、

 それからまだしばらく先の事であった...。

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このライブリポートは「oda2 メーリングリスト」に「札幌ライブ ご報告」として、
3通に分けて投稿したものをまとめて、加筆修正したものです。


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