★田中クンが飼育している昆虫たちを紹介します(00年)★


2000年6月30日

 イヌザンショウからとってきたアゲハが2匹、前蛹になりました。非常に大きいので、ナミアゲハではないのかも知れません。アカタテハは、死んでいました。蛹化が遅いので、変だとは思っていたのですが・・・。病気だったのでしょうか? 結局アカタテハは9匹採集し、1匹しかチョウになりませんでした。

2000年6月28日

 カラスアゲハが蛹になりました。夕方には、クロアゲハも蛹になりました。アゲハの卵は、実は卵ではなかった事が判明しました。本当の卵は行方不明です。先日、カラスザンショウの葉をとったとき、2齢くらいの幼虫がいたので、今日採集してきました。

2000年6月27日

 クロアゲハが前蛹になりました。またしても蓋の裏側についているので、もう潰さないよう、赤い字でメモをつけました。カラスアゲハも昨日から前蛹ですが、まだ蛹化しません。アゲハの終齢幼虫が、1匹増えました。ヤマトシジミは、2匹目の存在が確認されました。

2000年6月26日

 アゲハの蛹の2つに、羽根の模様が浮き出ていたので、午前中監視を続けましたが、羽化しませんでした。アカタテハの蛹も、黒ずんできたので注意していたのですが、昼過ぎに突然羽化してしまいました。アゲハの蛹は、蟻がたかると嫌なので、飼育箱の壁から切り離しましたが、1匹は、尻から緑の液が出ました。見切りをつけるのが早すぎたのでしょうか? 2つの蛹を庭においたところ、黒ずんだ方だけに蟻がたかりました。カラスアゲハは、前蛹になりました。アゲハの卵は黒ずんでいるのですが、何か様子が変です。ヤマトシジミの幼虫が1匹、葉の上にいるのを発見しました。写真の右に、小さく白く写っています。左側の葉には、食べ跡が4本残っています。食べ跡が増えなかったのは、脱皮のためかも知れません。

2000年6月25日

 アオスジアゲハは、いつも目立たない場所の葉を食べているので、なかなか気付かないです。しかし、おととい入れた葉も食べてくれたようです。ヤマトシジミは、食べた跡が明確には増えず、「昨日捨てた枯れ葉についていたのではないか」という疑惑が出てきました(^_^;)

2000年6月24日

 昨日、イヌザンショウの葉がなくなったので、近くに探しに行ったのですが、見つからず、カラスザンショウとミカンを入れておきました。昼までに食べていなかったので、心配になり、今朝イヌザンショウを持って行きました。幼虫たちは、カラスザンショウをしきりに食べていたので、心配はいらなかったのですが、イヌザンショウの葉のうち、自宅近くで採集したものに、アゲハの卵が付いていました。これじゃあきりがないです(^_^;) 他のサナギは皆、羽化の気配がありません。やはり寄生されているのでしょうか? 親蜂が大量発生する前に除去しようと思い、最初に蛹化した蛹をつっついたのですが、やはりピクピク動くので、殺すのはやめました。どうすればいいのでしょう(?_?) アオスジアゲハは、どんどん大きくなっているのですが、あまり葉を食べないため、気に入らないのではないかと、気が気ではありません。ヤマトシジミは、カタバミの葉に、幼虫の食べた跡が5カ所ついていました。葉の裏を探したのですが、姿は依然見えません。

2000年6月23日

 昨日羽化したアゲハは、やはり飛べず、引き続き枝にとまっていました。ユリの花を持ってきて、花にとまらせてやりました。今日羽化するかと思われた蛹は、黒ずんではいるものの、羽化しそうにありません。何度か蜂がとまっていたので、寄生されたのかも知れません。昨日蜂を除去する時は、ピクピク動いていたのですが・・・。ミカンについている幼虫のうち、終齢幼虫が、クロアゲハの幼虫である事が判明しました。ヤマトシジミの卵は、夕べ孵化したようなのですが、なにぶん小さくて、よく分かりません。どうも老眼が始まったようで(^_^;)、近くの小さな物が、よく見えないのです。

2000年6月22日

 アゲハが1頭羽化しましたが、悲しい事に、羽根がうまくのびませんでした(;_;) ガラス面についた蛹だったため、足場の確保を、と思い、近くに割り箸を置いたのが失敗の原因です。割り箸と飼育箱のコーナーにはさまれ、充分なスペースがなかったのです。午前中職場を離れざるを得ず、飼育箱を覗いたのが1時半になってしまった事も、仕方ないとはいえ、悔やまれます。一方、モンキアゲハは、朝の時点で死んだと思い(ナミアゲハは蛹化していたのに、前蛹のままで、色も死んだような色だった)、アリの集結を避けるため、箱から 出していたのですが、昼までに蛹化していました。気持ち悪い程大きな蛹です。相変わらず激しく身をよじりますが、昨日の騒ぎで、胸の帯が切れたらしく、片方宙ぶらりんです。イヌザンショウについていた4齢幼虫は、2匹とも終齢になりましたが、残念ながら2匹ともナミアゲハでした。

2000年6月21日

 アゲハが2頭羽化しました。蛹化して、ちょうど2週間です。もう1匹も、明日羽化しそうです。最初の蛹はまだですが、これは最終日に、ひもじい思いをさせてしまったためかも知れません(;_;) 当初羽化は明日かと思われたのですが、羽根の模様が急激にはっきりしてきたため、何度も見に行っていました。しかし、11時半に見に行ったら、すでに羽化していました。枝についた蛹は、葉が邪魔したらしく、頭がゆがんでいましたが、出てきた成虫は正常だったので、安心しました。もう1頭は、羽化したあと、他の前蛹につかまっていました(^_^;) 前蛹といえば、モンキアゲハも前蛹になったのですが、最初見あたらなかったため、ビンをそっとつまみあげようとしました。そうしたら、指に柔らかいものが触れたので、驚いて飛び上がってしまいました。何と、ビンの側面で前蛹になっていたのです。驚いた前蛹は、赤い肉角を出して威嚇していました。前蛹でも、あれができるとは思いませんでした。飼育箱の中には、相変わらずアゲハヒメバチが散見され、他の幼虫たちの将来が心配されます。アリが多いのも気がかりです。

2000年6月20日

 朝、飼育箱を見ると、アリがいっぱいたかっていました! 昨日死んだサナギにたかっていたのです。アカタテハは、またしても1匹、寄生バチの餌食になりました(;_;) 昨日カラスアゲハを見つけた場所へ行って、食草のイヌザンショウをとりつつ、4齢幼虫を2匹採集しました。夕方には脱皮の準備に入っていました。アオスジアゲハは、脱皮したらしく大きくなり、葉も食べているようで安心しました。ヤマトシジミの卵も、卵周辺だけ葉が枯れずに済んだので、これまた無事です。あさってには孵化するでしょう。

2000年6月19日

 下山口で、見た事のないアゲハの終齢幼虫を発見しました。ナミアゲハ、クロアゲハ、モンキアゲハでない事は確かです。あとこの辺で見かけるアゲハは・・・カラスアゲハしか思い浮かびません。私の希望的観測でしょうか? 朝、掃除をしようとして、下に敷いた新聞紙をどかしたら、そこにオオスカシバがいて、アリがたかっていてショック(;_;) 今度こそ死んだかと思いましたが、つつくと動きます。植木鉢の土を掘り、アリをはらったオオスカシバを入れ、半分だけ埋めました。体を激しくよじっていやがりましたが、昼に見たら、もうもぐっていました。何とも不気味なヤツです(^_^;) 天井裏で蛹化したサナギは、形が変で、色も変色してきました。気付かずに何度も下へ置いたため、傷ついたのでしょうか? それから、健康なサナギに小さなハチがついていて、慌てました。アゲハヒメバチは執拗です。最初に蛹化したサナギは、もう2週間になりますが、まだ羽根の模様が浮き出てきません。ハチの餌食でしょうか(;_;) 胸が痛みます。アカタテハは、蛹を見やすいように巣を壊しましたが、蛹の背中のトゲが光って、とても綺麗です。カタバミの葉は、水の吸い上げが悪く、枯れてしまいました。ヤマトシジミの卵は大丈夫でしょうか? アゲハの終齢幼虫は、1匹増えました。

2000年6月18日

 昨日は大雨が降ったのに、飼育箱を外に出したままだったので、おそるおそる開けてみました。そうしたら、オオスカシバが茶色に変色していてショック(;_;) 死んでしまったかと思いました。でも、他の幼虫は雨に打たれても平気だったし、糞もたくさん落ちているし、死んだにしては、生きている時と同じ格好で葉につかまっているしで、しばらく様子を見る事にしました。そういえば、「蛹化の前には変色する」と聞いたような気もします。痛ましくて、写真はどうしても撮る気になれませんでした。でも夕方見たら居なくなっていたので、きっと土に潜って蛹化したのでしょう。アゲハの幼虫が1匹居ないので、これも胸を痛めていたら、なんと天井の裏側で前蛹になっており、夕方には蛹化しました。雨が吹き付けるので、天井裏を選んだのでしょう。アカタテハは、巣の中で知らない間に蛹化していました。ここ5日ばかりの間にです。他の2匹も、終齢幼虫のようです。逗子で、ヤマトシジミがカタバミにとまるのを見かけ、そっと葉の裏を見たら、卵が2つついていました。あまりに小さくて、虫眼鏡でも模様は分かりませんでした。クロアゲハと思っていた幼虫は、あまりに大きいので、もしかしたら、モンキアゲハかも知れません。アオスジアゲハは、新しくとってきた楠の若葉を食べ始めました。

2000年6月16日

 昨日落ちた蛹は、木工用ボンドで、無事割り箸にくっつきました。整理してみたところ、アゲハの蛹6匹、終齢幼虫3匹、若齢幼虫2匹、クロアゲハの終齢幼虫1匹、オオスカシバ1匹、アカタテハ3匹、アオスジアゲハ1匹の、計17匹です。アゲハが2匹行方不明です。共食いでもしたのでしょうか? アゲハの幼虫を3匹別の虫カゴに移したのですが(オオスカシバの蛹化用の土を入れるため)、カゴの中に、小さな蜂が入っていました。アゲハヒメバチでしょうか? 慌てて外に出そうとしたら、人に呼ばれて、帰ってきたら、見あたらなくなっていました。寄生されていなければいいのですが・・・。アオスジアゲハは、最初についていた葉を少しずつ食べています。ニッケイは嫌いなようなので、楠の若葉をとってきました。

2000年6月15日

アゲハの終齢幼虫の一匹が、クロアゲハである事が判明しました(写真左)、背中の2対の模様の薄さと、肉角の色が赤である事で分かります。哀しい事に、蛹の一つが落ちてしまいました(;_;) 明日ボンドでくっつけます。アカタテハ2匹と、ベニシジミ1匹の計3匹が行方不明です。アオスジアゲハは、葉を全然食べないのが気になります。柔らかい葉を入手できなかったのが原因でしょうか?

2000年6月14日

 横須賀中央でアオスジアゲハの2齢幼虫を発見しました。アゲハは終齢幼虫が3匹になりました。アカタテハは、またしても寄生バチの犠牲で1匹死にました。

2000年6月13日

 オオスカシバは、どうやら終齢になったらしく、俄然食欲がパワーアップしました。蛹がつくれるよう、植木鉢に土を入れて、そばに置いてやりました。アゲハは蛹が6匹、終齢幼虫が2匹です。今日は雨模様で、朝7時にアカタテハの様子を見たら、まだ薄暗いためか、巣から外に出て葉を食べていました。こちらも終齢幼虫のようです。写真は暗くてブレてしまい、失敗です(;_;)

2000年6月10日

 アゲハは蛹が5匹、前蛹が1匹となりました。写真は、巣から移動中をとらえたアカタテハです。尚、今日ベニシジミの幼虫らしきものも採集しました。何せ見るのが30年ぶりですから、どうも自信が持てません。

2000年6月8日

 アゲハが2匹前蛹になりました。職場でアゲハの3齢幼虫を採集し、アゲハは14匹になりました。

2000年6月7日

 アゲハがさらに2匹蛹になりました。もう一匹も、蛹になる場所を物色しています。

2000年6月6日

 アゲハが1匹蛹になりました。さらに、2匹が前蛹になっています。子安の里で、アゲハ2匹(4齢と終齢)、アカタテハ5匹(3齢?)を採集し、それぞれ13匹、6匹になりました。オオスカシバは3齢くらいになり、食欲が旺盛になってきました。

2000年6月5日

 アゲハが1匹前蛹になりました。家でアゲハの3齢幼虫を採集し、アゲハは計11匹になりました。昨日は病院に行かなかったので、今朝のぞいたら、ミカンの葉は全部食べ尽くされていました。前蛹になったアゲハは、ひもじい思いをしたかも知れません。ちょっと可哀想(;_;)   アカタテハの幼虫も、もう1匹寄生バチの餌食になり、巣にはマユがいっぱい詰まっていました。残りの巣は1つですが、あまり糞が出ないので、これもダメかな? 同じ場所で採集した幼虫でしたからねぇ・・・。

2000年6月3日

 病院に遊びにきた子供に、アカタテハの幼虫を見せようとして巣を開けたところ、寄生バチの餌食になっていました(;_;)

2000年6月2日

 アゲハの終齢幼虫が、5匹となりました。さすがに終齢幼虫の食欲はすさまじいです。ミカンの枝を折ろうとして、トゲが指に刺さりました。鋭くかつ重みのあるこの痛みは、まさに30年ぶりです。それにこりて、枝をハサミで切るようにしました。トゲも全部、切り取ってしまいました。

2000年6月1日

 アゲハの2令幼虫を1匹採集し、計10匹となりました。アカタテハも2匹採集しましたが、これは前回よりかなり大きく、4齢ないし終齢のようです。

2000年5月31日

 アゲハの終齢幼虫が、3匹となりました。

2000年5月30日

 アゲハが終齢幼虫となりました。3齢幼虫と思ったのが、4齢だったようです。アカタテハは、1匹見あたりません。死んでしまったのでしょうか?

2000年5月29日

 葉山クリニックでアゲハの2齢幼虫を採集し、アゲハの幼虫は、計9匹となりました。

2000年5月28日

 オオスカシバは、最初1.5ミリ程だったのが、3ミリ程に成長しました。アゲハは、2齢幼虫が脱皮の態勢に入っていました。

2000年5月26日

 オオスカシバが孵化しました。小さいくせに、いっちょまえに尾部の突起を持ってます。アカタテハは巣を作りなおしていたので、写真はなしです。夕方、アゲハの幼虫を8匹採集しました。3齢が5匹、2齢が1匹、1齢が2匹です。

2000年5月24日

 オオスカシバの卵と、アカタテハの幼虫2匹を採集しました。