関ミス連冬総会講演会にかこつけオフ

極私的レポート

文責:SAMANA

 

昼の部

立命館大学で開催の関西ミステリ連合

総会講演会 参加(講師:戸川安宣氏)

     

京都は円町駅に到着。円町ルートを使う人がいるかなと思って少し待機していたら、みわっち。さんが到着。前日に参加された名古屋オフについて少し話を聞きながらバスに乗り込む。そこで偶然にも嵐山さんに遭遇。道案内をお願いする。
     
会場前でしばらく待っているとすずるさん&FOOLさんのペア、樹亜さんスミスさんのペア、ノリさんの順で到着。会場入り。各ミス研活動報告・休憩の後、宇山氏への黙祷に続いて戸川安宣講演会へ。主な内容は以下のようなもの。厳密な記録でなく意訳モード全開ですので、取扱いにはご注意ください。
     
 

東京創元社の由来(小林秀雄とからめて)
 

日本探偵小説全集刊行の成立ち(北村薫・中島河太郎・挿絵企画等とからめて)
 

国内ミステリの書き下ろしについて(国内作品書きおろし第一号は折原一の『五つの棺』。その時期がたまたま講談社の新本格ムーヴメントの時期と合致。
 

本の製作あらまし
 

新刊紹介媒体の企画について(思い出話) 
     
  その後、質疑応答。主な回答内容は以下のようなもの。厳密な記録でなく意訳モード全開・・・以下、同文(汗)。
     
 

「シャーロックホームズのライヴァルたち」シリーズは、ヒュー・グリーンが同名の企画本を出版していたのを知ったのがきっかけ。ドイル以外でも紹介する意義のある古典作家・作品も出版社として刊行すべきだとの考えで東京創元社でも企画。セールスも良く、個人的には思い出深い仕事だった。大変だったのはやはり原書の入手。
 

創元推理文庫での国内作品に外国語のタイトルをつけているが、これは編集側の遊び心によるもので、勝手に考えてつけている。外国語化する際に特に決まった基準はないので、英語だったり雰囲気でフランス語にしたりとまちまち。
 

今も東京創元社の相談役になっているので、本を作ることは出来る立場にある。企画としてはチェホフの唯一の長編ミステリや新たな世界傑作短編集を検討中。
 

海外翻訳作品が売れない状況にあるので、もっともっと若い人たちに読んでほしいと思っている。
     
どのような言い回しで質問しようか考えていて所々耳に残らなかった箇所もありましたし、本の製作話の時はまぶたが下がりかけもしましたが、他は興味ある話で楽しい時間を過ごすことができましたです。
     
講演会終了。引き続いて古本オークション企画もありましたが、時間がないので開場を退出。バスにて四条大宮に向かい、そこから宴会場所の梅田に向かう。バス車中も電車内でもあれやこれやとミステリ話(世界短編傑作集を新たに組むなら古典ミステリ発掘だけでなく現代ミステリもどんどん入れて欲しい、とか)。
     

夜の部

梅田の焼鳥屋で宴会近くのカラオケボックスで2次会

     
梅田到着。集合時間まで余裕があったのでほとんどの人間が書店に。ここで『2007本格ミステリ・ベスト10』を購入。今年も相変わらず1作も読んでないなぁと思ったら、30位までのランクに1作だけ既読があったのでビックリ。
     
夜の部のみ参加のわったんさん、よつやさん、くにももさくらさん、ササハラさんも合流。ササハラさんの先導で会場の店に向かう。途中、ブティックの店内らしきルートを通ったときには「どこに連れていかれるんだ?」とちょっと思いました(笑)。
     
店に到着。適当に頼んで宴会スタート。注文もそこそこにさっそく放出本の整理。今回も大量の放出本で、そのほとんどがわったんさん寄贈。大量の冊数、しかもそのほとんどが単行本ということで無茶苦茶に重いのに、わざわざ持参いただいたわったんさんには本当に本当に感謝。もちろん、他に放出本を提供いただいた方にも感謝。
     
次に課題本の資料を配って少し説明。ちょこちょことツッコミ(京都タワーのゴミ箱の画像は? とか)いただくもののその場ではあまり盛り上がらず。やはり2次会で個室に入ってから個々の話で検討したほうがよさそうと感じられたので、その場での話をあきらめる私(泣)。
     
席の関係で会話が大きく2つに分かれる。私のいる側は私、その左にみわっち。さん、右にササハラさん、ササハラさんの前によつやさん、その右隣にノリさんといった布陣。覚えてる範囲で主な内容は以下の通り
     
 

蘇部バナシ。あの島の図はいくらなんでもダメやろっ!!
 

竹本健治は『匣の中の失楽』より『狂い壁 狂い窓』がお勧め?
 

・ カーはやっぱり『白い僧院の殺人』。・
 

今の国内ミステリを読んでたら、海外古典はネタ的にツライものが多いはず(後発の作品は基本的に先人の作品を踏まえ、それを乗り越えようとしてるはずなので)。無理して読むことはないと思う。
 

「本がたまってますけどいりませんか(ニヤニヤ)?」「勘弁してください(ニヤニヤ)」
 

泡坂、連城は神様〜!
 

R.D.ウィングフィールドのフロスト警部もの。「最後に事件が一つに集約するなら読んでもいいけれど…」「絶対に無理です」
 

道尾秀介はいいよね〜。
     
最後に一人ずつ今年読んだ本のなかでお勧めの一冊を披露。……すいません。私、酩酊してほとんど覚えておりません(爆)。
     
一次会解散。時間の関係で2次会参加は約半数。FOOLさん、すずるさん、みわっち。さん、ササハラさん、SAMANAといったメンツ。あれ? みわっち。さん、帰らなくていいの(爆)? 
     
カラオケボックスに入るも歌はうたわず語り語り。
     
 

課題本で個々の話を根を詰めて検討と目論んでいたのに、酔っぱらってしんどくなり、結局やらずじまいに終った私(爆)。
 

北森鴻にはもっと課題本にふさわしい作品がある〜。
 

全員読んでるかどうか、まず確認してからいろんなミステリのネタバレ話。
 

「斜め屋敷の犯罪」メッタ斬り! ササハラさん編。
 

『時計館の殺人』は、とある乱歩長編の応用?
 

『十角館の殺人』のミスディレクションが記憶になかった人、約2名。
 

『黒猫館の殺人』が好き 約2名。
 

大掛かりなトリックモノは好きじゃない〜。
 

『乱れからくり』の隕石は最高〜。
     
  1時間半ほど語って2次会も終了。「それじゃまたね〜」ということで解散
     
     

おわりに

     
  参加者の皆様、本当にお疲れ様でした。私自身は夜の部でかなりハイテンションになってしまい、しゃしゃりでたり暴言吐いたりして他の人の迷惑になっていたかも……と反省しきりでございます。もし不快に思われてた方がいらっしゃったら本当にごめんなさい(ぺこり)。
     
  私自身はとってもとっても楽しい時間を過ごすことが出来ました。改めて皆様に感謝! よかったらまた遊んでやってくださいまし〜。
     
     

そいでは!!

 

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