タイトル 快傑ズバット
放映年 1977年
放映話数 全33話
原作:石ノ森章太郎、仮面ライダーV3の宮内洋主演の渡り鳥(笑)特撮。キング・オブ・ヒーロー、宮内洋の魅力大爆発。小林旭の<渡り鳥シリーズ>特撮版か。宮内ズバット、歌はあまり上手くないけどね。<ズバット参上、ズバット解決>なんだか語呂がいいな

共演は大城信子、中野宣之、天本英世、岡崎二朗ほか

キング・オブ・ヒーロー、宮内洋さん。ちっちっち、俺が世界で一番さ

 初めて見たのはいつだったか…たぶん再放送だったと思う。友人に面白いよと勧められ夕方テレビをつけてみた。いきなり<じゃ〜んじゃかじゃかじゃ〜ん>という三味線の音にびっくりし、べたなオープニングに二度びっくり。本編で早川健(宮内洋さん)を見て、ひっくりこけた。粋な黒皮の上下に帽子。真っ赤なシャツにギターを抱え、小林旭さんの「渡り鳥シリーズ」を彷彿とさせる雰囲気…そして、<ちっちっち>と指を振り、「お前の腕は日本で二番目だ。一番は…」と言い自分を指さす。なんだか、茫然と放映を見ていた気がする。そして、(何だか分からないけど…恰好良いかも…)と思い、半分怖いもの見たさで(失礼)再放送を見ていた
 あまりにも宮内ズバット本人のインパクトがあったせいか(だって突然ギターを弾いて歌ったりする。思わず、旭!と言いたくなる)細かいストーリをぜんぜん覚えていない。だが、ファミリー劇場で放映が始まり、これを機会に荒唐無稽のおとぎ話を堪能したいと思う
 それにしても、宮内洋さん。すごい人である。ヒーローものだけでも、「仮面ライダーV3」(V3風見志郎)「秘密戦隊ゴレンジャー」(アオレンジャー新命明)「ジャッカー電撃隊」「超力戦隊オーレンジャー」そして、ズバットこと早川健…ゲストを含めるともっとたくさん演じているだろう。わたしの得意分野の時代劇でもお馴染である。「暴れん坊将軍」のお庭番の印象が強いが、ゲスト出演は多数ある
 ヒーロー役を1本演じると、皆その影につきまとわれ、役者として悩む方も多いと聞く(村上弘明さんは仮面ライダーと言われるのを好まないらしい)が、宮内さんはヒーローであることを誇りに思っている。キング・オブ・ヒーロー、ここにありである(2002.8.29)