アイヌ語の基本単語・地名など
北海道にアイヌ語の地名が多いのは割合知られていますが、
東北の北部にも結構多いというのは知りませんでした。
しかし、「そんなのはアイヌ語じゃないよ」という声が
あることもお知らせしておきます。
アイヌ語にも、昔は使われていたけれど無くなった言葉があったりします。
なんにしろ、もう確かめるすべがなくなりつつあるのは残念です。






北海道旅行をしてきたので、その地名の意味を調べてみました。諸説いろいろありました。
意味と出所を載せましたので、HPに遊びに行ってみてはいかがでしょう。

参考リンク集

このページを読むと、地名一つにももいろいろな解釈があるのねぇと思います+++北海道のアイヌ語地名
アイヌ民族博物館の1ページです+++北海道のアイヌ語地名
アイヌ語を勉強しようと思う方へ+++アイヌ語関係参考文献厳選リンク集
小樽在住のギタリストです+++浜田隆史のホームページ
とっつきやすいです。アイヌ語分布の地図は必見+++0から始めるアイヌ語
数はちょっと少ないかな。でも,現地の写真や地図付き!+++アイヌ語地名のページ
富良野のHPです。和人とアイヌのかかわりについても触れてあります+++占冠村とアイヌの人たち
50音索引が便利+++北海道のアイヌ語地名解説
 
 

トマム 沼のある痩せ地 http://www5a.biglobe.ne.jp/~pengel/kita-ainugo.htm
トマム 沼のある谷地のところの川 http://www.furano.ne.jp/school/shimukappu/ainu.htm
トマム 大いなる荒野 http://www.tomamu.co.jp/(アルファリゾートトマム「苫鵡の達人」)
シムカップ 静かで平和な上流の場所 http://www.furano.ne.jp/school/shimukappu/ainu.htm
シムカップ 静かで平和な上流の場所(シモカプ) http://www.ryokou.co.jp/model/course/hokkaido/asahi2-02.html
シムカップ とても静かで、平和な上流の地 Yahoo!グルメ - 占冠(SHIMCUP)
シムカップ 非常に静かな流れの上流 http://www.kspn.co.jp/toshi/
トカップ オッパイ http://www.tokachi.co.jp/kachi/hokahoka/05.html


参考リンク集

アイヌ語ならこちら+++kumanesirさんのページ


日本語と似た言葉:アイヌ語と日本語は全然違う言語だと思いますけれど、実は似た言葉もたくさんあります。そんな言葉を集めてみました。
シロカニップ=しろがね(銀)、コンカニップ=こがね(金) 『アイヌ神謡集』より
コンル=こおり(氷) 『おおかみのこがはしってきて』より
カムタチ=こうじ(麹 古語かむだち) 『聞き書き アイヌの食事』
道具
イベントの時の作品名を参考にどうぞ。

身近な言葉
アイヌ(人間)、レラチセ(風の家)、シシャモ(sus-ham 柳の木)
地名
「ペッ」「ベッ」(大きい川)に注目してみましょう。
漢字では、「別」が主にあてられています。「淵」「部」「辺」なども考えられます。
登別(北海道 濁った川)、馬淵川(マベチガワ 青森県八戸市)、長流部(オサルベ 岩手県二戸郡)
「ナイ」(小さい川、沢)に注目してみましょう。
漢字では、「内」が主にあてられています。
十腰内(弘前市)、長内(青森県大鰐町、オ・〜・ナイ 川尻)、稚内(北海道)、

 

 
 
 
 
 
 
 

「ウシ」(ウン=あるの複数形。たくさんある、群生している)に注目してみましょう。
漢字では、「石」「牛」「臼」など。

熊石、浦臼、猿ケ石川(sar-ka(〜のほとり) us-i 岩手県遠野市)

 

 
 
 
 
 
 
 

その他、トイ(toi 土、食用の土)がつく場合には、白色の食用になる土のことをいうことが多いとか。

豊間内(青森県五戸町町)、登米(宮城県登米郡登米町) トイ・オマ・ナイの可能性があります。

 

 
 
 
 
 
 
 

*他にもいろいろありますが、とてもかききれません。興味のあるかたは、下の本を読んでみてください。
地名の分布地図を見ると興味深いです。

「古代蝦夷」工藤雅彦 吉川弘文館