《おはなしを作ったきっかけ》

私にとって見方を変えてしまった出来事、甥っ子の誕生です。

それまでは、子供なんてうるさいし、わがままだし、疲れるし、あまり近づきたくない...そんな風に感じていました。

でも、初めて義姉さんから、生まれて間もない甥っ子を抱かせてもらったとき、あの温もりと肌の感触、そして生まれて間もない赤ん坊は、想像より小さいのだと、知ったとき。妙に愛おしく感じてしまったのです。

生まれて間もないのだけれども、目はちゃんと開いていて、見つめるとじっとこちらを見つめ返している。その目には、疑いも恐れも欲望も何もない。吸い込まれそうなほどピュアなのです。なんだか、とても心が洗われそうな気がして、これが子供は神様の贈り物といわれる所以なのかなと感じたものです。

現在その子は幼稚園に通うようになり、やんちゃ盛り。甥っ子も2人になり、盆・正月は大騒ぎ、本当にかわいい奴らです。

そんな子供達に、大切にしなければならない物とは何かを伝えるために、思いついて作ったのがこのお話です。

でも、甥っ子が生まれる前と生まれた後で、やっぱりそうだったか!と分かったことは、やんちゃ盛りの子供を長い時間相手するのは疲れる!ということです。
やっぱり、エネルギーの持続時間が違いますね。

2008年

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