1997ソウル障害者国際会議
後藤礼治、『ワーキング・クォーズ』執筆者

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1997ソウル障害者国際会議
後藤 礼治
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[写真] 朝食。ロッテホテル2階。バイキング。 後藤礼治さん。

 97年9月25日(木)午前10時。
鹿児島空港から大韓航空機に乗り、ソウルへ飛び立った。
昨年、旅行の目的で参加したニュージーランドRNNキャンペーン「RI会議」が今年は韓国で開かれるのだ。
旅行は二泊三日。
介助者は私の妹。
距離は時間で鹿児島から約一時間半。
ほぼ東京までの距離と同じだ。
昨年と同じく現地では、福岡の清家さんと行動をともにする予定だ。
他、日本から近いということでたくさんの日本人が参加し、知人も何人かいるようだ。



[写真] ランチ。 後藤礼治さん。
マレーシアの女の子1人。 手動式車いす利用者。


 航空機内に入り、車いすから座席へと体を4人のスタッフに抱えられて移った。
スタッフは皆韓国人である。
みかけは日本人と変わらないが会話をしている言葉が耳慣れない韓国語であるため、言葉を聞いているうちにこれから韓国へ行くのだという実感が湧いてきた。
スタッフの対応は、日本人や昨年乗ったニュージーランド航空のスタッフに比べて、障害者に慣れていないせいか、サービスという観念が薄いのか少し不安を感じた。
それでも頼み事をするとやさしく応対してくれた。



[写真] ロッテホテル。 スタッフ・ディナー。 後藤礼治さん。


 午前12時過ぎ、かなり遅れてソウルの金浦空港へついた。
空港内は、色調が全体的に暗かった。
北朝鮮と接しているためか室内と外に警備員が二人一組で巡回している。
一昔前までは肩に銃をさげていたらしい。
また、韓国ではまだ車いす使用者は珍しいのか多くの視線を感じた。


1997年9月25日 木曜日 ソウル 雨
[写真]
全体会。
井手將文さん。
後藤礼治さん。
末田憲斐呂さん。

[写真]
全体会終了後。
後藤礼治さん。
末田憲斐呂さん。

[写真]
全体会終了後。
高嶺豊さん、UN・ESCAP。
手動式車いす利用者。
後藤礼治さん。
井手將文さん。

[写真]
ロッテホテル地下1階、レストラン街。
韓国料理・焼肉レストラン。
井手將文さん、
石川さん。
後藤礼治さん、
末田憲斐呂さん。

[写真]
ロッテホテル地下1階、レストラン街。
韓国料理・焼肉レストラン。
末田憲斐呂さん、
後藤礼治さん。

[写真]
ロッテホテル地下1階、レストラン街。
韓国料理・焼肉レストラン。
井手將文さん、
石川さん。
後藤礼治さん、


 リフトバスでホテルへ着き、今回お願いした旅行代理店のスタッフと日本語で会話をすると少しほっとした。
ホテルの二階の大会会場で清家さん(二人)や井手さん、また京都から鹿児島へ遊びに来られた事のある末田さん(二人)とお会いすることができた。
私達(八人)は夕食を一緒に食べることにし、韓国へ来たら必ず食べたいと思っていた焼肉にすることにした。
ホテルの地階へいき、料理を注文すると、まず沢山の白い小鉢に分けられキムチやご飯、野菜などが次々と運ばれてきた。
焼肉の味は、一流ホテルの料理だけに楽しみにしていたのだが、少々がっかりさせられた。。。


1997年9月26日 金曜日 ソウル 大雨
[写真]
朝食。ロッテホテル2階。バイキング。
後藤礼治さん。

[写真]
朝食。ロッテホテル2階。バイキング。
後藤礼治さん。

[写真]
ランチ。
後藤礼治さん。
マレーシアの女の子2人。
手動式車いす利用者。

[写真]
ランチ。
後藤礼治さん。
マレーシアの女の子1人。
手動式車いす利用者。

[写真]
チェコから来たC5頚髄損傷者の男性。
手動式車いす利用者。
後藤礼治さん

[写真]
チェコから来たC5頚髄損傷者の男性。
手動式車いす利用者。
後藤礼治さん

1997年9月26日 金曜日 ソウル 大雨

 9月26日(金)午前10時。大会の開会セレモニーが始まった。
場内はアジア、太平洋地域からの多くの参加者でうめられとても華やかだった。
午後から大会プログラムの一つであるリハ施設見学ツアーだ。
私と清家さんはイルサン職業訓練センターを希望した。
ホテルから、用意された大型リフトバスにのり市内から郊外へ向かった。
途中、あまりの交通事情の悪さに驚いた。
渋滞がひどくてそのうえ、周囲の車の運転がとても荒いのだ。
すれすれで割り込もうとする。
あちらこちらでクラクションが鳴る。
訓練センターへ着き、実際に訓練している場面を見学できた。
設備はそれなりに整っていたが施設側が障害者を上から管理するという雰囲気を感じた。
どの場所でも訓練生に対する職員の視線が冷たく思えた。
情報によると入居者に対するリハビリは、あきらかに不可能だと思われるようなことでも長い期間をかけ出来るまで訓練をさせられるそうだ。
今でこそ日本はリハビリに対する考え方が進んできているが、かつては日本もそうだったのではないだろうか。。。


[写真]
イルサム職業リハセンター見学ツアー。
ロッテホテル。
リフト付きバス待機中。

[写真]
イルサム職業リハセンター見学ツアー。
ロッテホテル。
リフト付きバス待機中。
後藤礼治さん。

[写真]
イルサム職業リハセンター見学ツアー。
ロッテホテル。
リフト付きバス待機中。
後藤礼治さん、乗車中。

[写真]
イルサム職業リハセンター見学ツアー。
イルサム職業リハセンター。
井手將文さん、後藤礼治さん。

[写真]
イルサム職業リハセンター見学ツアー。
イルサム職業リハセンター。
後藤礼治さん、井手將文さん。

1997年9月26日 金曜日 ソウル 大雨
[写真]
イルサム職業リハセンター見学ツアー。
ロッテホテル。
後藤礼治さん、下車中。

[写真]
イルサム職業リハセンター見学ツアー。
ロッテホテル。
後藤礼治さん、下車中。

[写真]
イルサム職業リハセンター見学ツアー。
ロッテホテル。
後藤礼治さん。

1997年9月26日 金曜日 ソウル 大雨
 見学から帰ると、次のレセプションパーティーが始まるまで私と清家さんはホテルを中心に街を少し散策するこにした。
さすがにソウルの中心地だけに高層ビルが立ち並ぶ。
道には多くの人が行きかい、若い人も目立つ。
しかし一歩足元を見ると、道が整備されておらず起伏が激しいことにきずく。
段差が多くてとても車いすは苦労する。
福祉面はこれから少しずつ良くなっていくのではないだろうか。
清家さんと途中で道端にある屋台で天ぷらとかまぼこらしき物を食べた。
おばさんがあったかいお茶を飲ませてくれ、また天ぷらはなかなかおいしかった。
その後、おみやげを買うためにデパートへよった。


[写真]
ソウル市内、ロッテホテル付近。
後藤礼治さん。

[写真]
ソウル市内、ロッテホテル付近。
後藤礼治さん。

[写真]
ソウル市内、ロッテホテル付近。
屋台。
おばさん。

[写真]
ソウル市内、ロッテホテル付近。
屋台。
後藤礼治さん。

[写真]
ソウル市内、ロッテホテル付近。
屋台。
後藤礼治さん。

[写真]
ソウル市内、ロッテホテル付近。
ロッテデパート。
後藤礼治さん。

[写真]
ソウル市内、ロッテホテル付近。
ロッテデパート。

[写真]
ソウル市内、ロッテホテル付近。
ロッテデパート。
後藤礼治さん。

[写真]
ソウル市内、ロッテホテル付近。
ロッテデパート。

[写真]
ソウル市内、ロッテホテル付近。
ロッテデパート。
後藤礼治さん。

[写真]
ロッテホテル。
スタッフ・ディナー。

[写真]
ロッテホテル。
スタッフ・ディナー。
後藤礼治さん。

[写真]
ロッテホテル。
スタッフ・ディナー。
後藤礼治さん。

[写真]
ロッテホテル。
エレベータ前。
チマチョゴリのエレベーターガール。
後藤礼治さん。

[写真]
ロッテホテル。エレベータ前。
チマチョゴリのエレベーターガール。
後藤礼治さん。

[写真]
ロッテホテル。
地下1階。
韓国料理・焼肉レストランの前。
後藤礼治さん。

[写真]
ロッテホテル。
1階フロント。
純金の亀船の前で。
後藤礼治さん。

[写真]
ロッテホテル。
1階フロント。
純金の亀船の前で。
後藤礼治さん。

[写真]
ロッテホテル。
1階フロント。
純金の亀船の前で。
後藤礼治さん。

1997年9月27日 土曜日 ソウル 晴れ
[写真] ロッテホテルの前。 駐車場。 リフト付きタクシー。
後藤礼治さん。 リフト付きタクシーの運転手。

[写真]
ロッテホテルの前。 駐車場。
リフト付きタクシー。
後藤礼治さん。
星井さん・JTB。

[写真] ロッテホテルの前。 駐車場。
リフト付きタクシー。
後藤礼治さん。

[写真]
ロッテホテルの前。 駐車場。
リフト付きタクシー車内。


 今回の旅行は期間が短すぎたため韓国の文化に触れることは出来なかった。
もし再び訪れる機会があるなら、リフト付レンタカーを借りて田舎をまわってみたい。

      97/12/26 後藤礼治


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清家一雄、代表者、重度四肢まひ者の就労問題研究会