抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)

組成  

ハンゲ、ソウジュツ、ブクリョウ、センキュウ、チンピ、トウキ、サイコ、カンゾウ、チョウトウ。
目標タイプ
抑肝散を用いるべき状態よりも体力が低下した場合に用いられる処方である。すなわち、比較的体力のない人が、神経過敏で興奮しやすく、 怒りやすい、イライラする、眠れないなどの症状を訴える場合。そのほか眼瞼や顔面の痙攣・手足のふるえなどを訴えることもある。 おちつきがない、ひきつけを起こす、泣きわめくなどの症状を呈する小児。
適応症
神経症(いわゆる小児疳症を含む)、不眠症、夜啼症、ヒステリー、更年期障害、チック病、眼瞼痙攣、脳出血後遺症。