葛根湯(かっこんとう)

組成  

カッコン、タイソウ、マオウ、カンゾウ、ケイヒ、シャクヤク、ショウキョウ
目標タイプ  
比較的体力のある人で、炎症性あるいは疼痛性疾患の初期、あるいは慢性疾患の急性増悪期に用いる。1)感冒等の熱性疾患では、 初期で悪寒、発熱、頭痛、項背部のこわばりなどがあって、自然発汗などを伴わない場合。 2)疼痛性疾患では局所の疼痛、腫脹、 発赤等を訴える場合。 3)患部が発赤、腫脹し、そう痒感の強い皮膚疾患の初期。
  適応症
  
自然発汗がなく頭痛、発熱、悪寒、肩こり等を伴う比較的体力のあるものの次の諸症:感冒、鼻かぜ、発熱疾患の初期、炎症性疾患 の初期(結膜炎、角膜炎、中耳炎、扁桃腺、乳腺炎、リンパ腺炎)、肩こり、上半身の神経痛、蕁麻疹。