機内には風邪っぴきが多く、染されないか心配。(案の定 うつされた)
映画の合間に現在高度とか現在位置が表示される。たいへん見えにくく、今どのあたりか気になっても見れず。(ビジネスクラスでは見れる。)
本州を北上し、ウラジオあたりからロシア上空を通過、スカンジナビア半島の付け根あたりから欧州へ
12時に昼食。洋食にしてみた。量は適量な感じ。
まー、テレビなんていらんわと思っていたが、無ければ無いで退屈。オーディオは壊れていて聞けず。
ジャッキーチェンの80日間世界一周をやっていた。音無しでも不自由ないのでぼへーっと見る。
この人は何をやってもいっしょだな
ドリンクのサービスが頻繁に来るため、水分に関しては困らない。
食事の前後にお茶・ジュースが振舞われ、その前後でもフラントアテンダントがオレンジジュースをもって巡回する。たいへんありがたい。
ひとねむりして、夕食の2時間ぐらい前に、サンドイッチ・おにぎりを満載したトレイが巡回。
となりの座席のヨーロッパ人のお姉ちゃんは、タラコおにぎりのタラコと海苔を気持ち悪そうに捨てていた。ならパン食っとけ!
着陸二時間前に夕食。夕食はパスタか鶏ご飯で鶏を選択。おいしい
現地時間時間で12:30頃、日本時間で20:30なのでバランスが崩れずいい感じ。
14:30 フランクフルト着。ヨーロッパ人はこの時期にあまり海外旅行をしないらしく、空港は日本人ばっか。
疲れが蓄積してヘロヘロ。この時間帯だと眠ろうにも眠れないので、非常に都合が悪く、体調の悪さから、歯まで痛くなってもう大変な状態。
フランクフルトは英語がよく通じるので、あまり不自由は無い。
トイレへ行く ドイツもフランスも便器の位置が高く、ちんちんが便器に触れてしまいそうで衛生的に危険
乗り換え時に入国スランプを押してもらえる。入管のお兄ちゃんはドイツ軍の軍人さんだ。
乗り換えに1時間以上待ち、機内で体調かなり悪化。頭痛に喉の痛みがたまらない。さらに気圧の関係か歯まで痛い。もうガンガン痛い。
虫歯というレベルではなくて全体的な免疫系の機能低下により奥歯の炎症。
こういう時のために薬を持参してきたのだが、まさか往路でこんな状態になるとは思ってなかったため、薬はカーゴの中。どこでもドアで帰りたい。
離陸してすぐサンドイッチとお茶のサービス。片付けたらすぐ着陸準備。あわただしい。
17:35分頃パリに到着。入管は無し。EU圏内は同一国内扱いなのか、それともフランスがズサンなのか、たぶん両方。
もー何も食えんし体調ボロボロなので、迎えにきてもらった友人とろくすっぽ話もせず、シャワーも借りずにお休み。なんだか先が思いやられる。
昼から 前回行きそびれた Gland Palaisヘ行く。Gland Palaisは貸し展示場の様なもので、一年中 何か展示をしているのである。
今回は 日本の中世の浮世絵と、monetの絵画。両方とも列ができていて、二時間待ちとか言っている。
私のお目当ては常設でやっている自然科学系の博物館Palais de la découverte(発見宮殿)。
子供らがわらわらいて、いい感じに科学している。各分野毎に実験室や講義室があって、一日に何度か講義・パフォーマンスがある。
以前訪問した郊外のラヴィラットが展示+インタラクティブムービー型の日本でもよくあるタイプの博物館だったが、ここは各分野毎にお兄さん・お姉さん(院生のバイトと思われる)とおじさんやおばさんがやさしくマニアックに(かどうかはしらない)
科学の手ほどきをしてくれるのである。展示の数に比べて学芸員・係員が多い博物館で、たいへんうらやましい。
科学大好きっ子にはたまらない。ADN(DNA)の講義 があったが、子供らに混じって実験に参加できるほどの仏語力も無いので、指を咥えて窓からもの欲しそうに眺めるだけにする。外国人観光客が訪れる様なところではないので、かなり怪しい人に思われていた様な気がする。
数学の楽しさを伝えるパイの部屋。 | えこーる でゅ れーでーえぬ。 |
二時間ほどで撤収。セーヌ川沿いを歩く。
小腹が空いたのだけど、周辺に店がないので、前回も利用した馬鹿高い屋台へ行く。
チーズとハムと卵のクレープ 5ユーロ 卵を入れ忘れられる。うふ(卵)・じゃんぼん(ハム)・ふろまーじゅ(チーズ)と確かに言った筈なのに。
アホほどチーズが入っていて、辟易する。1口目は美味いが、3口目あたりでうんざりする。
雨の中セーヌ川沿いを散策するが、雨が強くなってきたので、メトロで移動。ノートルダム寺院へ行く。
前回、前をとおっただけで入らなかったのだ。それに前回はこの寺院で何が起こったか知らなかったので、気にもしなかったのだが、この寺院はサン・バルテルミの虐殺の発端となった アンリ四世と王妃マルゴの結婚式や、ナポレオン一世の戴冠式の場所なのであった。
列に並んでいたら、台湾人の観光客と思われる人たちに、コレはチケット列なのかと英語で聞かれる。I belive と答えたが、そういう返答が正しいかどうかは不明。
結局、チケットを購入する必要はなく、つつーっと中へ入れる。カトリックの聖地でフランスで最も有名な教会だという事だが、感動とかはなくて、ふーんって感じ。
そのまま市役所前を散策。スケート場が出来ていた。これは毎年の事らしい。
限界までへろへろに達したので帰る。
ノートルダム入り口のポスター。何をよこしてくれるんでしょーかね?
実のところ、体調悪い時に人ごみに出るのは嫌なので、その方がありがたい。この日はRERとメトロの一部が無料。
写真はヘロヘロになっているあたくし。
いつもそうなのだが、オードブルでお腹いっぱいになってメインの時にはもうj'ai déja bien mange もう食べ過ぎって感じになるので大変申し訳ない。
最初にチーズを食べてしまうともう入らなくなる。たぶん、フランス人と日本人では消化液のバランスとか激しく違うためと思われる。
ハムや肉を鉄板の上に乗せ、その上にチーズを敷き 溶けたら食べる。
フォンデユの一種と思われる。たいへん美味しいがあんまし入らない。
ケーキはこの時期になってもなおクリスマス仕様。だったりする。
日本とフランスの正月の過ごし方の違いとか、いろいろ文化的な話をする。辞書無しでもそれなりに複雑な話が出来る様になっていてビックリするが、接続法とか仮定法とかが正しく使えていないため、色々と誤解があるものと思われるが、たいへん楽しく会話する。
ここ、フランスでは日本の様な新しい年への期待とか、区切りとか、総括とか、そういうのが無いまま、だらだらと日が過ぎていく。
テレビの中では年越しと同時におめでとうを言いあって、芸能人達(?)が手近な人にキスをしているする。男同士でもする。が、別に、ホームパーティではそういう事をする訳ではない。ま、それはそのパーティの参加者によると思われる
全く年を越した気がしないまま、なし崩しに正月へ突入。家族博打をするのはフランスも同じ。
14時頃からパリ市内へ出てみる。シャンゼリゼ、凱旋門からクレベール大通りを経由してシャイヨー宮前からエッフェル塔へ。サンタ帽をかぶった一団がうろついていたりして、クリスマスの余韻をだらだらといつまでも引きずっている。
事前情報では正月は誰もいなくてつまらないという事だが、人だらけ。シャン・ド・マルス公園からアンヴァリッド方面へ抜けようとするも道に迷う
一旦横道にそれると、もう誰もいないし、商店も電気がついていないし、不安になる。ま、日本の元旦もそうだけどね。
なんとかセーヌ川へたどりついたので、 グランパレからRERで帰る。疲れました。
bisousを免除してもらう。
チュッっと頬と頬を重ねて交わす、フランス式の挨拶があるのだが、フランス大好きっ娘たちからは きっと おしゃれ〜 とか言われているであろうが、私はとまどう訳である。
そんでま、そこんちのマダムがビスしようとする訳ですが、思わず後ずさってしまう訳です。そこで友人がすかさず、「日本人はビズしないのよ」と言ってくれたお陰で、それ以後、「bisous免除の人」になってしまった。その後も初対面の人と会うたび、マダムが「彼はビスしないの」と先に言う様になってしまった。別に、子供達とはしても良かったですけどね。
ブルゴーニュの家庭料理。ニンジンとジャガイモとキャベツの煮たのと、ポークをマスタードソースで食べる。おいしい。
フランスへ来てから「どう? 珍しい?」という聞かれ方をするが、ぼぼ毎回「日本でも食べます」とリアクションせざるをえなので、常に相手をがっかりさせてしまう。
体調さらに悪化。鼻水が止まりません。
こっちの人は 鼻水をすすらないので、常に鼻をすすってしまう日本人は大変無作法に見えるらしいが、どうにもしょうがない。
夕食は野菜スープと昼の肉の残り。ソーセージ類が追加されるが、このあたりの生生しさは日本人にはかなりショックと思われる。
野菜スープと同時にメインの肉に手をのばしたら大変驚かれ、「まだ残ってるのに!」というリアクションをされる。
こちらでは家庭ですら、スープ、前菜、メインの順番を守り、食事中にワインや水は出ても茶は出ない。日本の食生活について説明する。
学校給食の三角食べなんかは、こちらではかなり異質な習慣に写るらしい。
小さな街のそこかしこに屋根によじ登り中のサンタの看板がある。フランス大好き腐女子なら「かわい〜」とか言うところだが、 あたしは、25日すぎたらサンタが速やかに火にくべるか捨てるかするべきだと思うが、どうか?
フランス語環境どっぷり。フランス語を聞くとやや気分が悪くなる。拒絶反応が出ているのか、風邪が原因で、何であろうと言葉を聞くと気分が悪くなるのかは不明。
フランス語がわからなくても、英語や日本語に切り替えてもらえる訳でなし、こちらのボキャブラリーの範囲を先方が知っている訳でなし、
ヒアリング能力はかなり上がっているものと思われるが、同時にうんざりもしている。
泊めていただいたおうちのおばあさんは敬虔なカソリック。ノリ的には仏壇でなまんだぶ言いう日本のおばあさんと同じ感じ。
風邪、直らず。最初から「そんなにチーズ食べられません」と言っておいたので、色々とチーズ抜きにしてくれる。ありがたい
夕食後、ガレット ドゥ ロアのガレットを食べる。ハイカロリー
お土産の日本のお菓子を渡す。「あんまり甘いもの食べられないのよ」という返事をされるが、フランス人は日本人の100倍は甘いものまみれと思うがどうか?
昼食時に、日本の外国人受け入れ政策の話が出る。なんか、危険な話題っぽい気がするし、こちらの仏語力の問題もあって、話が常にキツい目に伝わる傾向があるため、こういう話題はあまり安全ではないのだが・・・。
昼食後、パリへ戻る。電車事故らしく遅れが出て、TGVに乗り遅れ。
ホームでパリ行きの変わりのチケットを渡される。差額無しに一等車に乗れる。移動中に友人の体調も悪化。パリに戻ったところ宿(友人)んちの猫達が、ブルゴーニュ滞在中に病気になってしまっていた。
猫も宿主もあたしも揃って体調不良で険悪な感じ。フランスに何しに来たんだろう?、寝込みに来たんだろうか?と思う。
写真はブルゴーニュの田舎の電柱。こっちの電柱は登り易そうで、かつ、おしゃれ〜
メトロでオペラガルニエへ、これが噂のブックオフ・パリ支店 値札がユーロなのを除けば、殆ど日本と同じ。
立ち読みしている人も日本人。日本に戻った気になる。
百貨店 ギャラリーラファイエットへ行く。入ってすぐのインフォメーションカウンターで日本語の案内を入手。
店内は外国人観光客が多く、そこかしこで日本語が聞こえる。 地下、DVDショップで某アニメのDVDを購入。
ファッション館へベレー帽を買いに行くが、品揃えが日本とかわらず、がっかり。
食品売り場でお土産類を購入、ここでも日本人のおばちゃんたちが「○○さんちにはチョコレートでいいかしらねぇ」とかそういう会話を大声でしている。
夜、大晦日に招待してくれた人の家へ行き、ガレット ドゥ ロアのガレットを食べる。ガレットしか供給されない。ま、そうだろうと思っていたが
夜中、テレビで人狼がやっていた。日本語版のフランス語字幕。せりふまみれの押井作品を字幕でやっても読むの大変だと思いますが・・・
飛行機の中で体調復帰。おいおい
8:30 JST 関空 到着。麻薬犬さんがお仕事をしてらっしゃる。かわいいので、かまいにいきたくなるが、先方もお忙しそうなのでやめる
税関で空いている列に回ったら、荷物を空けられる。30男がパリでバカンスっていうのが怪しいですか、そうですか。
関空特急はるかで京都経由で帰る。12:30 JST 自宅
結果、顔のぶつぶつはかなり抑制できた。が、基本的にお風呂が貧弱なので、上腕や大腿部の吹き出物は避けられず、それが原因で炎症を起こしてしまった個所もあった。 ま、風邪で免疫系がメタメタになっていたからでもあるが