『図書館の死体』  ジェフ・アボット  ★

1997.03 ハヤカワ文庫(ミステリアス・プレス)
DO UNTO OTHERS Jeff Abbott


 
『クムラン』  エリエット・アベカシス  (未読)

1997.09 角川書店
QUMRAN Eliette Abecassis


 
『クムラン蘇る神殿』  エリエット・アベカシス  (未読)

2002.01 角川書店
QUMRAN Eliette Abecassis


 
『グラブ街の殺人』  ブル−ス・アレグザンダー  ★★★★

1999.08 ハヤカワポケットミステリブック
MURDER IN GRUB STREET Bruce Alexander


 
『判事への花束』  マージェリー・アリンガム  (未読)

1996.12 ハヤカワポケットミステリブック
FLOWERS FOR THE JUDGE Margery Allingham


 
『盗まれた独立宣言』  ジェフリー・アーチャー  ★★

1993.09 新潮文庫(上,下)
HONOUR AMONG THIEVES Jeffry Archer


世界最高の贋金造り,評判の形成外科医,有名映画監督らを動員して,暗黒街の大ボス父子が立てた驚くべき計画とは,アメリカの名誉の象徴,独立宣言の書かれた羊皮紙を盗み出すことだった.一度でも現場を経験したいと願うCIA教官スコットの希望はかなえられ,彼は羊皮紙を追ってパリへ.そこで,肉親を殺された痛みをモサドの仕事で癒そうとする,美しいハンナと巡りあった.

 
『羊皮紙の穴』  H・C・ベイリー   ★★

1977.09 創元推理文庫「フォーチュン氏の事件簿」所収
THE HOLE IN THE PARCHMENT. H.C. Bailey


 
『司書は魔性の女?』  エリザベス・ベヴァリー  ★

2002.04 ハーレクイン
THE TEMPTATION OF RORY MONAHAN Elizabeth Bevarly


 
『シェイクスピアを盗め!』  ゲアリー・ブラックウッド  ★★★★

2001.01 白水社
THE SHAKESPEARE STEALER Gary Blackwood


舞台は四百年前のロンドン.孤児の少年ウィッジが,当時人気絶頂のシェイクスピアの台本を「盗む」役目を言いつかった!ユーモアたっぷり,スリル満点の痛快な冒険物語.全米図書館協会最優秀賞受賞.

シェイクスピアの台本をめぐる騒動.厳密にはミステリと言えるのかどうかわからないが,面白かったのでリスト入り.

 
『シェイクスピアを代筆せよ!』  ゲアリー・ブラックウッド  (未読)

2002.01 白水社
SHAKESPEARE'S SCRIBE Gary Blackwood


旅まわりに出たシェイクスピア一行の行く手には,数々の冒険が待っていた! 旅まわりの苦労やペストの恐怖といったきびしい条件のもとで,ウィッジはさまざまなひとびととの出会いや別れを重ねます. そして,ほんとうに大切なのは,自分がどんな親から生まれたかよりも,自分自身の力で,自分をどのようにかたちづくっていくかなのだと気づきます. スピーディーな展開と,ユーモアにあふれた感動の物語.

 
『章の終り』  ニコラス・ブレイク  (未読)

1958.03 ハヤカワポケットミステリブック/ハヤカワミステリ文庫
END OF CHAPTER Nicholas Blake


 
『泥棒は詩を口ずさむ』  ローレンス・ブロック  ★★

1994.03 ハヤカワ文庫HM
THE BURGLAR WHO LIKED TO QUOTE KIPLING Lawrence Block


しまった,ついに正体を見抜かれた―.古本屋の主人におさまった私のもとにやってきた古書蒐集家は,私が泥棒だということを知っている様子だった.なにしろ世界に1冊しかないキプリングの詩集をなにがなんでも手に入れろというのだから.高額の報酬に釣られて安請け合いはしたものの,盗んだばかりの本を何者かに奪われ,おまけに殺人事件にまで巻き込まれるはめに. ネロ・ウルフ賞受賞の泥棒バーニイ・シリーズ第3作.

 
『泥棒は図書室で推理する』  ローレンス・ブロック  ★★★

2000.08 ハヤカワポケットミステリブック
THE BURGLAR IN THE LIBRARY Lawrence Block


恋人にふられたバーニイは,傷心を癒すため,古い屋敷を改造した片田舎の英国カントリーハウス風ホテルへ―もちろんそんな殊勝なバーニイではない.狙いはホテルの図書室.そこには,かのレイモンド・チャンドラーが,ダシール・ハメットに贈ったというコレクター垂涎のサイン本が,人知れず眠っているのだ. “親友”のキャロリンと愛猫のラッフルズを伴い,屋敷に乗り込んだバーニイだが,大雪に閉ざされた屋敷で殺人が…かくして,またしても,探偵の才能を心ならずも発揮する羽目に.

雪に閉ざされた屋敷と図書室の雰囲気が良い.

 
『泥棒は煙のにおいをかぎつける』  ローレンス・ブロック  (未読)

1999.05 光文社文庫「頭痛と悪夢」 所収
THE BURGLAR WHO SMELLED SMOKE Lawrence Block


 
『猫はシェイクスピアを知っている』  リリアン・J. ・ブラウン  ★★★

1992.01 ハヤカワ・ミステリ文庫
 Lilian Jackson Braun


 
『濡れた女』  ジョン・L・ブリーン  ★★

1984.07 ハヤカワミステリ文庫「巨匠を笑え」 所収
THE DEWEY DAMEL SYSTEM (HAIR OF THE SLEUTHHOND) John Linn Breen


 
『新社長は犬』  ジョン・L・ブリーン  ★★

1984.07 ハヤカワミステリ文庫「巨匠を笑え」 所収
THE DOG IN THE MERGER (HAIR OF THE SLEUTHHOND) John Linn Breen


 
『天使と悪魔(上,下)』  ダン・ブラウン  ★★

2003.10 角川書店
ANGELS AND DEMONS Dan Brown


 
『抱擁 I,II』  A.S.・バイアット  ★

2003.01 新潮文庫
POSSESSION:A ROMANCE S.A. Byatt


頻繁に行われる各地の図書館での調査シーンは本当に雰囲気が良いのだが,残念なことにストーリーが退屈すぎた.特に私個人は作中作が苦手.

 
『フランチェスコの暗号(上,下)』  イアン・コールドウェル,ダスティン・トマスン  ★★★

2004.10 新潮文庫
THE RULE OF FOUR Caldwell, Ian;Thomason, Dustin 


 
『帽子蒐集狂殺人事件』  ディクスン・カー  (未読)

1999.01 集英社文庫
THE MAD HATTER MYSTERY John Dickson Carr


霧の都を跳梁跋扈する“いかれ帽子屋”!頻発する紳士たちの帽子盗難事件に,ロンドン警視庁は閉口する(でも,E・A・ポーの未発表原稿盗難のほうが問題だ…).ところが,ロンドン塔で他殺体が発見され,その頭に盗まれた帽子が被せられていたとなると―?!「陰惨とユーモアの異様なカクテル」「密室以上の不可能トリック」と乱歩も驚嘆.異色の名探偵フェル博士が活躍する,鬼才カーの代表的傑作.

 
『囁く影』  ジョン・ディクスン・カー  ★★★

1981.06 ハヤカワ文庫
HE WHO WHISPERS Joho Dickson Carr


主人公は叔父から蔵書と屋敷を相続する.その整理のために司書を雇う. ストーリーは蔵書や図書室とは関係ない.司書も司書らしい仕事はしない.

 
『死者の書』  ジョナサン・キャロル  (未読)

1988.07 創元推理文庫
THE LAND OF LAUGHS Jonathan Carroll


 ぼくの目の前で,少年がトラックにはねられた.事故のあと町の人間が聞いてきた.「あの男の子,はねられる前は笑ってました?」笑って?…ここはアメリカの小さな町.1人の天才作家が終生愛した町.ぼくは彼の伝記を書くために逗留している.だが知らなかった,この世には行ってはならない町があることを.ファンタジィ・ホラー驚異の処女作.

 
『古書の呪い』  G.K.・チェスタトン  ★★★

1982.01 創元推理文庫「ブラウン神父の醜聞」 所収
THE BLAST OF THE BOOK G.K. Chesterton


 
『書斎の死体』  アガサ・クリスティ  ★

1976.12 ハヤカワミステリ文庫
THE BODY IN THE LIBRARY Agatha Christie


 
『運命の裏木戸』  アガサ・クリスティ  ★★

1981.02 ハヤカワ文庫
POSTERN OF FATE Agatha Christie


トミーとタペンスが引越し先で,家と一緒に手に入れた古書を整理していると, 本の中にアンダーラインを引いた暗号文が見つかる.これより二人は半世紀前の 事件を調査することになる.

愛犬ハンニバルも活躍.

 
『古代ローマ船の航跡をたどれ』  クライブ・カッスラー  ★★★

1988.11 新潮文庫(上,下)
TREASURE Cussler Clive


古代アレキサンドリア図書館の秘宝を 探すお話.

 
『著者略歴』  ジョン・コラピント  (未読)

2002.03 ハヤカワ・ノヴェルズ
ABOUT THE AUTHOR John Colapinto


 
『牧師の汚名』  ジェイムズ・グールド・カズンズ  ★★

1975.01 創元推理文庫「ミニミステリ傑作選」所収
CLERICAL ERROR James Gould Cozzens


 
『愛は血を流して横たわる』  エドマンド・クリスピン  ★★

1995.04 国書刊行会
LOVE LIES BLEEDING Edmund Crispin


 
『二巻の殺人』  エイザベス・デイリイ  ★

1998.09 ハヤカワポケットミステリブック
MURDERS IN VOLUME 2 Elizabeth Daly


 
『ディケンズ愛好家』  オーガスト・ダーレス  ★★★

1985.10 新潮文庫『クリスマス12のミステリー』所収
The Adventure of the Unique Dickensians August William Derleth


 
『オックスフォード運河の殺人』  コリン・デクスター  ★★★

1996.06 ハヤカワミステリ文庫
THE WENCH IS DEAD Colin Dexter


 
『森を抜ける道』  コリン・デクスター  ★★

1998.01 ハヤカワミステリ文庫
THE WAY THROUGH THE WOODS Colin  Dexter


休暇中のモース主任警部は宿泊先で『タイムズ』のある見出しに目をとめた. 記事によると,警察に謎の詩が届けられ,それには一年前の女子学生失踪事件を解く鍵があるらしい. 一篇の詩から殺人事件の謎へ…英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー賞受賞作.

あちこちの書評では評価の高い作品.私にはモースの教養のひけらかしが嫌みでうすっぺらな感じがして好きになれない.クラシック音楽への言及も多いが,音楽ミステリに入れるほどではない.キャバリアが犬種名としてのみ登場する.

 
『死の蔵書』  ジョン・ダニング  ★★★

1996.02 ハヤカワ文庫HM
BOOKED TO DIE John Dunning


 
『幻の特装本』  ジョン・ダニング  ★★★★

1997.09 ハヤカワ文庫HM
THE BOOKMAN'S WAKE John Dunning


 
『失われし書庫』  ジョン・ダニング  ★★★★

2004.12 ハヤカワ文庫HM
THE BOOKMAN'S PROMISE John Dunning


 
『薔薇の名前』  ウンベルト・エーコ  ★★★★

1990.01 東京創元社
THE NAME OF THE ROSE Umberto Eco