2002/10/27〜28
ソロツーリング
＠
能登半島

本当は、乗鞍に行くつもりでした。
最近、バイク乗りの間で話題になっていた「乗鞍スカイライン走破」を
私も決行する予定でした。
なぜ話題になっているのか？　理由は二つ。
乗鞍は、一般車で行くことのできる最高標高の場所であること。　標高2700m？
もうひとつは、この道路が2002年10月限りで、マイカー規制により走れなくなってしまうためです。

「○○は高いとこに登る」のことわざ通り、私も行くはずでした。
しかし今年はどうもツーリング運が悪く、計画を立てると雨ばっかり・・・。
そして10/27はラストチャンスです。

怪しい天気予報に不安を覚えながら、小さ目のパッキングをして、中央高速道に
乗りました。

朝方は雨が降っていましたが、私が出発したAM11時頃には（遅いなぁ(笑)）止んでいました。
高速道路のロングは、ダカール君では初めてですが、さすがにBMW、快適です(^^)v

八王子ICに乗るまでが結構混んでいたのですが、中央道は空いていて、これまた快適。

談合坂で初の休憩。　中央道でお出かけするときゃやっぱりここに寄らないとね(笑)
適当に休憩を取り、おなかが減ったので力うどんを食べた。
ここのオーダーなんですが、食券を買うと自動的に注文が入るシステムになっています。
食券に整理番号が印刷されているんですね。　しかも、そばに限って言えば、
自動そば茹でマシーンも完備！　ドーナツ状のなべにアミが並んでいて、1箇所でそばが
出てきてアミに入り、ゆっくり1周するんです。
たまにそばがひっかかったりして、なかなか楽しい機械でした。

さて、中央道をさらに進みます。　そういえば昔、ここでスピード違反で捕まったっけ。
今日は慎重に進みます。　それにしても、パトカーとかをあんまり見なかったなぁ。
対向車線では何台かいたけど。　夏の盛りに比べて、明らかに少ない。

高速を走りつづけて数時間。　やっと松本出口に到着です。
出口を出てすぐに電光掲示板があり、そこには
「乗鞍スカイライン　積雪・凍結のため通行止」
との表示が・・・。
やっぱりね(-_-;)

しかたないので、能登半島に向かうことにします。
松本から糸魚川街道を日本海に向かいます。　ここはなかなか走りやすいですね。
でも、はじめから能登半島に行くのであれば、もうひとつ先の出口で降りたほうが
よかったかも。　松本を抜けるのに意外に時間がかかりました。

日も暮れて暗くなった頃、糸魚川に到着です。　時間は18:30。
とりあえず、今夜は富山に向かって、どこか安いビジネスホテルを探すつもりでしたが、
黒部のあたりで突然の雨。　しかも大粒で、雨粒が膝に当たると痛いくらい。
雨宿りするとすぐに止むんですが、走るとまた降ってくる。
しかたないので電話帳で近くのビジホを調べて予約。　ホテルに行く前に「金太郎温泉」に
行きました。
大きなホテルに併設の温泉で、500円の割にはなかなかいいではないですか！
室内に大中小の湯船と、打たせ湯と、プールもどきがあり、さらに一番立派なのは、
北アルプスの山並みを表現した石組みの水風呂。
外には露天が2つ。　男女別です。

すっかり温まって外に出ると、なぜか風がすごく強くなっている。
さっきまでは全然風がなかったのに・・・(--;)　しかも雨も降り出した。
とにかくコンビニに寄って晩飯の買出し、すぐにホテルに行きました。

ホテルは続き部屋で、６畳＋４畳半みたいな感じでした。　タウンページで調べたのですが、
料金は一泊5000円。　高くもなく安くもなく、これでテレビがまともに映ったらなぁと
思いました。　まだこんなの使ってるんだぁ・・・としみじみ感じる、ガチャガチャ
チャンネルのテレビです。　画面が妙に白っちょくて見にくいのなんの。
でも、バイクが屋根の下に止められたのでよかった。　建物にはさまれた細い道路の
脇なので、風もほとんど来ないしね。

次の日の朝、地図を見ながら行き先を決める。　これがまた楽しかったりするんだよね。
検討した結果、能登半島の先端はあきらめて、観音崎灯台を回って七尾でご飯、
西側に回って「なぎさドライブウェイ」を走破することにしました。

国道を通ってとりあえず富山駅へ。　写真を撮ろうと思ったんだけど、あまり風情がない。
安っぽいパネルで組み立てられた建物で、ロータリーも狭くて・・・つまらんなー。
やはり大きな駅は、東京駅丸の内口のような風情は残して欲しいものですな。

さらに国道を走り、能登半島へ。　お！　天気が回復してきました！！
今回、まともに見える初めての青空（の一部）です！　進行方向が、うまく雲の切れ目になっていて、
ちょっと期待できそうです(^^)
観音崎灯台は、漁村の中にあってすごく見つけにくいところにありました。
見晴らしは悪く、ちょっと残念。

そこから七尾に向かいます。　風がさらに強くなってきました。
そうか、冬の日本海は風が強いんだった。

七尾に、フィッシャーマンズワーフがあるので行ってみました。

魚介類とか、いっぱい売ってましたよ。　おみやげ買おうと思ったんだけど、
今週帰ってからまた1週間出張だから食べられないんだよなぁ・・・と思って諦めました。
そのかわりにお寿司屋さんで、「地魚づくし」（だったかなぁ・・・）というセットを
食べました。　ネタはすべて地元で採れたものだそうです。　うまかった(^^)

今度は南西に向かって、なぎさドライブウェイを目指します。
道がよくてあっという間につきました。　

	←感動です！　さあ、砂浜に・・・・？
	変です。　砂浜が狭い・・・？

いいや、行っちまえ〜〜！　　　　「ざぶーーーん」　　　え？
なぜか砂浜が波で埋まりました(笑)

おそらく、満潮？　もしくは冬の日本海の強風で砂浜が埋まってしまったみたいです。
このまま行こうかとも思いましたが、波にさらわれたり某国に拉致られたりするのも
怖いので、５０ｍ走ったところで引き返しました。。。
せめて写真を！　と思い、バイクを止めようとしましたが、すごい風です。
普通に駐車場に止めると、風で倒れます。　絶対に倒れます。　言い切れるくらい
すごい風だったので、建物の影で風が当たらないところに止めました。
ヘルメットを脱ごうとしたんですが、砂が飛んで痛くて目が開けられないので、
メットをかぶったまま砂浜に行きました。　この風は、襟裳岬なんざ相手になりません(笑)

バイクにまたがり、普通の道でなぎさの反対側に行ってみましたが、
こっちも状況は同じで、とても走れる状況ではありませんでした。

ちくしょー！　なぎさよ！
おまえも乗鞍と共に俺の行く手を阻むのか！

今度は春か夏に来よう・・・。

あとは高速で一気走り。
北陸道では横風で死ぬかと思った。

「吹き流し」って、ありますよね。　よく高速道路の脇にある、こいのぼりみたいなの。

これって一体風速何ｍだったんでしょう？


長野道に入ると、うそのように風が止みました。

それにしても、２日間でよく走ったなぁ。　1135kmでした。
←到着時。　ダカール君、おつかれっ！
オドメーターデータ：
出発：10740km
到着：11875km