2002夏、北海道
1日目〜8月7日 19:30出発〜
仕事を早々と切り上げ、パッキングを行って出発した。
オドメーターは4678km。
このツーリングのために、フロントタイヤをピレリMT21に新調し、オイル交換も行った。
リヤタイヤは、新車のときからついているミシュランのシラック。 まあ、リヤは滑っても
なんとかなるだろう。
交換直後のMT21は、さすが舶来ブロックタイヤ。 恐ろしいほど滑る。
ラーメン屋の床の上を走っている感触である。 元々がミシュランのシラックだったのだが、
タイヤの皮むきは必須だなぁと思った。 いきなりダートならいいのだろうが、残念ながら
自宅の近くにはダートがない。
だが、この怖さも100kmくらい走ると落ち着いてきた。 人間が慣れたともいう。
今回は、極力下道の旅である。 しかし! 東京都内の渋滞は許せないので、
保土ヶ谷バイパス〜環状2号〜第三京浜〜環八〜首都高3号〜首都高環状〜川口線
〜新井宿出口 と、とりあえず都心抜けルートを通る。 しめて900円。
去年は東北道を全線走った。 料金は1万円をゆうに越え、我がサイフを容赦なく圧迫した。
道路公団許すまじ。
新井宿から、なんとなーく北上。 東北道の側道を走ってみると、これがなかなか快適である。
しばらく走った後に地図を確認すると、なんと目指す4号線から離れていくではないか!
しかたないので路線変更。 そうすると、見たことのある道路にぶつかった。
大宮栗橋線(現:さいたま栗橋線)である。
昔、埼玉の久喜というところで働いたことがあって、この道はよく通ったものである。 懐かしい。
下道で行くと、こんな出会い(?)もあるので楽しいかもしれない。
この先に、確か栗○第一劇場という怪しい劇場があったのだが、まだあるのだろうか・・・?
いや、行ったことはない。 ないぞ。 念のため。
栗橋線途中のコンビニで休憩。 フロントタイヤを見ると、まだイボイボが全て残っていた。
やたら長持ちしそうなのだが、平気なのか!? 100kmも走っているんだが・・・。
ま、減りすぎるよりはいいか。
気を取り直して北上。 街中から離れたところは快適に走れるが、市街地はまだ車が多い。
信号も多い。 あまりペースが上がらないのだが、まだ夜は長いのでなんとかなるだろう。
宇都宮付近を通るが、トラックにまみれて2車線道路を走る。 排気ガスがすごい。
トラックがあまりにも多いので、ここでもペースが上がらない。 平均時速50km/h以下だった。
宇都宮から離れていくと平均が60km/hに近づく。
那須高原を越えると、交通量はガクッと減る。 しかも信号もほとんど引っかからなくなるので、
法定速度が遅いだけの高速道路になる。 快適。
郡山に近づくと、さらにバイパスになるのでもっと快適。 昼間は交通量もあるのだろうが、
夜中はガラガラである。 あまりガラガラだと、寂しくなってくる。 多い時はうっとうしいのにね。
人間なんてそんなもんだ。
ここで初の給油。 貧乏ランプ(燃料警告灯のこと)がついてから50kmくらい走ったが、
燃費はだいぶいいようだ。 出発の時、ギヤを入れたままクラッチを握り、エンジンを掛ける。
トリップメーターをリセットしようと手を離す。 がっしゃーん!!
・・・アホですな。 あまり休憩を取らずに走っていたので、疲れが出たらしい。 おかげで目がさめた。
被害はなし。 起こす時にマフラーで足をちょっと火傷したかな。
さらに北上して仙台。 ・・・を通ったと思う。 あまり記憶がないのだが・・・。
だんだん空が明るくなってきた。 この時間は秒単位で空の色が変わっていくようで、なかなか楽しい。
どんどん4号線を青森方面に進み、三戸まで来た。 マップルでチェック。
・・・・コースミス。
フェリーは青森出発であり、4号線=青森と信じていた私がアホでした。 いえ、間違いは
ないんですが、青森に向かうには、途中で津軽街道なる道に行かなければならないのですね。
戻るのも遠い距離なので、新たにルートを決める。 しかし遠回りしたなぁ・・・。
青森の市街地に入る前に雨がパラッと降った。 とりあえずカッパを着る。
八戸側から青森に行くためには峠を越えなければならないのだが、この峠越えで
大雨が降ってきた。 さらにフェリーターミナル(以下:FT)に近づくにつれ雨足はひどくなり、
最後には道路の轍にたまった水をかぶりながらの走行になった。
ようやく青森FTに到着。 AM10:30。 ・・・早すぎるっちゅーねん。
雨さえ降らなければもう少しゆっくり来れたんだが。 フェリーは14:45なので、
意味もなくFTのビルをウロウロする。
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