'90 HONDA NSR250R SP
有人から、なんと走行800kmのNSRを購入。
しかし、残念ながら無傷ではなく、フレームが折れたマシンです。
・・・・といっても、実は大したことがなくて、フロントの三つ又(ハンドルの付け根)の
所に、3cmくらいの出っ張ったネジ穴があるんです。
スピードメーターなんかを固定する枠があるんですが、
それを固定する所です。 特に走行に支障があるわけでもなく、
溶接してくっつけてしまえば問題ないので、直せば新車! です。
カウル類などは割れてしまったので、FRP製の社外品を購入。
その他、ちょこちょこと修理し、格安で'90が手に入りました。
以前乗っていたVFR400Rとは比べ物にならないほど
コーナリングが速く安定していました。 あまりに安定しているので
ノーマルタイヤで峠を走り、ビックリされたこともあります。
(かなりいいペースで走ってました。)
なにしろ、VFRに比べると車重が軽く、体重が軽くて体力がない
私としては、このくらいの車体が一番扱いやすかったのかも
しれません。
このバイク、実はすごく賢い?バイクで、巧妙なリミッター(スピードが出過ぎないように
するもの)が車載コンピューターにプログラムされていました。
ギヤが3速(4速?)以上の場合は、ギヤを上げるたびにパワーをだんだん落として
いくんです。 車のリミッターなどは、通常では180km/hを越えると急激に燃料カットなどが
行われます。 それに比べるとなんてハイテクなんでしょう(笑)!
乗ってみると、明らかにパワーが落ちていると感じます。
現在では安くて手軽なリミッターカット(リミッターを解除する装置)が手に入る
みたいですが、当時、'90NSR用はそんなものありませんでした。
そこで、レース用のコンピューターを購入して付け替えていました。
効果はものすごく、死ぬほど加速するバイクになりましたが、そんな速いスピードで
走る峠があるわけもなく、峠ではあまり意味がなかったかもしれません(笑)
しかし、回りの友人達は次々とバイクから降りていき、ついに私一人に
なってしまいました。
そしてNSRを手放して、今度はオフロードに手を染めていくのであった・・・