2002年8月スイスフライト日記速報

8月10日
(土)
天候<雨>
チューリッヒに順調に到着、しかし待てど暮らせと゛全員の荷物が出てこないついに心配したロストバゲージとなった。同便に大勢のロストバゲージの人の手続きの列が並んだ。パリのドゴール空港での積み替えロスト。
カリーと曽我部氏の出迎えで夜遅くインターラーケンに到着。
メンバー{小川、下村、竹田、星、野中、南場母娘、伊藤}
8月11日
(日)
天候<雨>
朝から雨、荷物が届かないので気が楽になる。今日は一日観光ツーンの古城見学とインターラーケンの街見学。
8月12日
(月)
天候<曇り>
天候は回復しつつある。朝荷物がホテルに到着で喜んだが何と筆者と星さん伊藤さんの三人分だけだった。あと五人分はまだ出てこない。カリーが五人分の機体とハーネスなど持ってきた。なんと日本にまだ入っていないイプシロン4を四機とシグマ5を一機。
早速シンメンタールのフライトエリヤに行くが、山から吹き降ろしの風が強く諦めて、ツーンの別のエリヤに移動して、なんとか全員初とびが出来た。明日から高気圧が張り出し晴れ予報。荷物が届くことをいのる。
8月13日
(火)
天候<晴れ>
今日も朝荷物は届かなかった、今日はインターラーケン定番のニーダーホーンから街の中央広場にランデイングする。アイガー、ユングフラウを見ながらのフライトに全員感動する。二本飛んで。今日のフライトは終わった。
夕方は屋外のレストランで夜中まで飲み食いした。ホテルに帰ると待望の荷物が残り5人分が到着していて全員万歳。天候はどんどん良くなる予報。
8月14日
(水)
天候<快晴>
雲ひとつない快晴、今日はシンメンタールの奥のスタッドの避暑地でフライト、その後ツワイスジーメンでリッヂソアリングを楽しみここのテイクオフでカリーの両親、お兄さんたちとバーベキューを日の落ちるまで楽しんだ。
天候はますます良くなる条件となり後二日もビックフライトが出来そうだ。皆調子が出てきて快調。
8月15日
(木)
天候<快晴>
今日はエクストリュームフライトとしてシルトホーンに決定、007の回転レストランに上がる。海抜2970m、ゴンドラ側のテイクオフに降りる。今日のタスクはなんとシルトホーン山頂をトップアウトして左のピークに走りここでさらに上げ直したらインターラーケンの中央広場にランデイングせよとのこと。全員緊張の中でテイクオフした。前方の岩山を越えるといきなりバリオなりぱなしで山頂の回転レストランを軽くトップアウトした。雲低近くで次のピークに全員で走りここでまたあげ直してインターラーケン向けて走る。いつの間にか筆者が先頭で無線で皆を励ましながらインターラーケン上空に到着した。中央広場に6人、飛行場に1人、ラウターブルネンのランディング場に1人。全員感動のビッグフライトでした。筆者はシルトホーンのフライトは今回3回目であるが、シルトホーンから飛べるだけでもめったに無いのに、山頂をトップアウトしてしかもインターラーケンまでのフライトは予想もしないビックフライトでした。
明日はヘリコプターで3500Mの氷河に上がりフライトの予定です。
8月16日
(金)
天候<快晴>
朝早くラフターブルネンのヘリポートに出かける。一回が5名しか乗れないのでカリーと山岳ガイド、下村、南場母、娘で一便飛び出す。アイガー上空からベッターホーン上空の氷河に降りてフライト条件をチェックしたんが風が悪く断念して戻ってきた。しかし雄大なヘリ観光が出来たそうです。全員でグリンデルワルトに移動、フイルストのテイクオフに上がる。雄大な景色の中、次々にテイクオフしてサーマルソアリングを楽しむ。筆者は山頂レストランをトップアウトしてから、昨年出来なかったため、リベンジのフライトをすべく「メインリッヘン」へ向けて谷を渡り、ここで上げなおして「クライネシャデック」上空を回ってランデイングに戻った。
ところがランデイングに着くと、何と竹田君が曽我部さんの後に続いてベッターホルンの壁で上げている、そして遂にトップアウトしてしまった。すごい!。筆者が毎年何回も挑戦して出来なかった事を始めてのヨ−ロッパフライトでやってしまったのだ。今日の打ち上げ夕食ではビールが竹田君の奢りとなりました。
筆者のクライネシャデイクへのフライトは影をひそめて誰も認知しない、なんて事だ。
とにかく今回のフライトツアーは前半はロストバゲージで暗い雰囲気から後半はビックフライトで全て許される万歳のツアーでした。名ガイドのカリーアイゼンフット氏に感謝。
8月17日
(土)
朝早くチューリッヒ空港に、カリーから「Chill−Out」のチームメンバーのロゴマーク「Chill-Out」を筆者のグライダーに入れてくれるとの事。万歳!。但し次期購入機体に付けるとか!
8月18日早朝、成田に到着すると、何とまたまた全員の荷物がロストバゲージ。往きも帰りもロストバゲージとはギネスブック入りではないか。もうエールフランスには絶対乗らない。フランス−パリのシャルルドゴール空港の乗り換えは要注意、何百個もロストバゲージで混乱しているとか。
翌日、成田から電話でバゲージ到着で自宅に送るとの連絡があり、翌々日宅急便で送られてきました。

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