2002年7月スイスフライト日記速報

現地でのインターネツト接続が出来ませんでした(電話回線の無いホテルだった)。取りあえず速報として下記に報告致します。後日詳細記事と写真を入力致します。

7月6日(土) 天候<曇り雨>
チューリッヒ直行便で午後4時半に到着、ガイドのカリーが出迎え。天候はつい先程まで雨、今晩の宿は古都「ルッツエルン」
夕方ルッツエルンの街で晩飯。天気予報は明日から高気圧が張り出し晴れの予報期待する。
メンバーは筆者、豊田、島村夫妻、ロ−ルアウトの大久保夫妻、熊さんこと後藤さん(PWC参加)、現地合流の学生の伊藤君と
ジェネス長島さんの合計9名
7月7日(日) 天候<晴れ>
期待どうりの晴れ、今日はウオーミングアップのフライトで「マイリンゲン」(ブリエンツ湖の東側)。とはいつても高度差1500mの
フライト。山頂でガスの晴れもを待ってフライト、XCグループはミニクロカンの10km先のポイント取って帰ってくるタスクを与えられ
る。一時間のフライトで足慣らしのフライトでした。
午後はツーンの街の近くの湖畔のコテージの宿泊にチェックインして、近くの高度さ700mのイブニングフライト、ここはリッジソア
リング。
カリーはまだ開発中のオメガ6、長島氏は完成したイプシロン4でフライト。イプシロン4はシグマ5と殆ど同じクローズインテークと
スラントリブでシグマ4より飛ぶとの事。
7月8日(月) 天候<快晴>
今日からカリーの友人のアンデーがフライトツアーのお手伝い。アンデーはフライトスクールのイントラでPWCにも参戦している。
朝から雲一つない快晴。今日のフライトはシンメンタール谷のどん詰まりの避暑地「レンク」でのフライト。ここは過去二回飛んだ
ところで筆者のもっとも気に入ったエリヤ、高度さは900mしかないがサーマルいっぱいのエリヤである。
今日のXCグループのタスクはスタッドの街を経由して山頂七箇所を回る一周40kmのタスク。カリーが先達で長島さんがラスト。
コンプリートは熊さんと長島さん、あと全員は最後の山頂が取れなかったが40kmの一周ビックフライトを堪能した。
ツーンへの帰り道でイブニングフライトを一時間ほどフライト、その後またテイクオフに上がってカリーの奥さんとお父さんが用意した
野外バーベキューで日暮れまで飲み食いで楽しんだ
7月9日(火) 天候<快晴後ち雨>
今日も快晴、しかし午後から前線通過の予報。なつかしのグリンデルワルトへ。フルストへ上がりアイガーの北壁景観を楽しみ
テイクオフへ。晴れているがフライト条件はよくない。少しソアリングしたが豊田氏を残して全員ランディングした。テイクオフに出遅
れた豊田氏がフオローになったと悲しい無線が入ったがその後なんとかテイクオフしてあげたが荒れていたと言ってランデイング
た。
予報どうり天候は急変して、一転俄かに曇り雨が降り始めた。クリンデルワルトの街を見学してインターラーケンに戻った。
インターラーケンでは在住5年になる三木君(元五竜のパラグライダーイントラ)と1年ぶりに再開。
夕方はでフライヤーでもあるアンデーのお父さんが主催するスイスの非行少年厚生事業のお話しとビデオを見る。日本には無い
施設と厚生事業にひたすら感心する。
7月10日(水) 天候<曇り>
今日は移動日、アドバンスの創設者ロベール、グラハムとハンスボーリンガーの住む「ユラ」の村へ移動、午後にハンスボリンガー
のショップに到着。貨物列車2両を改造したハンスのショップ、ここがジングライダーのヨーロッパの販売基点とか、陽気なハンスと
神様のようなロベールグラハム。それとショップの陽気なメンバーでおお賑わい。フライトは出来なかったが、マウンテンバイクとカイト
で遊び夕方はショプ前で盛大なバーベキュー大会でした。酔っ払うといい加減な英語とドイツ語が入り混じってはちゃめちゃでした。
7月11日(木) 天候<快晴>
昨日の荒天は嘘のように晴れあがり快晴、今日は約3時間掛けて「ベルビエ」へ移動、ここでマックスおじさんことフイリップスおじさん
のレストランへ行く。今日のスペシャルゲストはなんとオメガ6を開発中のオリベエ、ネフ氏と会う。早速テイクオフへ上がりフライト。
サーマル条件はいまいちだったが、オリビエ、ネフ氏の未完成のオメガ6でサットやヘリコプターを見せられる。筆者のみ谷越えして
対岸の稜線フライトしていたらなんと宿敵豊ジイが既に頭上に居たのにびっくり、おぬしやるなー。フライト後はフイリップスおじさんの
店で晩餐会でした。
7月12日(金) 天候<晴れ後曇り>
今日も晴れ、約3時間の移動で、フイッシューに到着。高度さ約1000mだが有名なサーマルエリヤ。トップアウトしてヨーロッパ最大
のアレッチ氷河を見ることが目的。しかし今日のXCタスクは24km先の谷のどんずまりの街までクロスカントリー。最初はサーマル弱
く中々あがらなかったがやつとサーマルに乗って標高3000mの雲低に着けてアレツチ氷河を一望。それから最大の難関の谷渡りを
無事こなして、あとはつぎつぎとサーマルに乗りついで目的地に到着した。ほぼ全員クロスカントリーを行った。
今日のホテルはなんとここから標高2200mの峠の頂上で、氷河の末端。崖っぷちに建つ4階建ての石造りのホテルである。
築300年で幽霊が出るホテルとか、氷河の中を掘った洞窟で特製のワインを飲み、ホテルに戻ってから今回のフライトキャンプの打ち
上げを行った。(夜中にトイレに行ったが幽霊は出ませんでした)。夕方から雷と雨となフライト最後の日にふさわしい夜でした。
7月13日(土) 天候<曇り時々雨>
帰る日に天候が崩れるほど快適な気分になる。鈍より曇っているなか、チューリッヒまで約3時間。長島氏、後藤氏、伊藤氏の3人は
イタリヤへ移動、残りのメンバー6人は夕方の便で無事、翌日14日に日本に帰りました。

戻るTOP