Flight camp report in Swiss for Aug 8〜13/2004
[Chill Out Flight camp]

These reports are japanese,But you can look at a picture.Please wait a moment. I'll translate in to english

プロローグ Prolog
今年の「エバゴス主催スイスフライトCamp」に二週間続けて予定していたが。前半の週が参加中止者がありキャンセル、結局一週間だけと成った。
参加者--小林くみ(新治小町)、下村(大平)、木戸夫妻(TAK)、小川(宇都宮--筆者)、曽我部(主催者)の合計6名

8月7日(土) Aug-7
 成田発オーストリア航空でウイーン経由でチューリッヒへ、オーストリア航空は初めてであるが、ロストバゲージの心配なパリ、ドゴール空港経由で無いので安心。ウイーンの国際空港は極めて小さく、降りたゲートの隣りがチューリッヒ行きのゲートだった。ここで関西空港からの木戸夫妻に合流。チユーリッヒ空港に迎えてくれたのはカリーの仕事を手伝っているアンデー君、彼は若手のスクールインストラクターでカリーがオーストリヤで行われている「パラグライデイングフェステバル」の大会に明日まで参加しているので来れなかった。

8月8日(日) Aug-8 (clear) 快晴--インターラーケンの「アミスビル」と「ホーワールド」フライト
 今日はアンデーだけのガイド、しかし毎年インターラーケンで会うチューリッヒ在住の楽団ピアニスト「ウルフガング」さんもこのツアーに一緒にフライトする事になったらしい?(途中で帰ると言っていたが結局最後の金曜まで我々と一緒にフライトした)彼は日本に毎年仕事で来ているので日本語が達者である、仕事の無い時はいつもインターラーケンで飛んでいる。
快晴だが風は定番の西風が入らず、逆に東風がやや強い、まずは定番の「アミスビル」からフライト、サーマルコンデションにはまだ早すぎたがスイス一番の絶景であるアイガー、メンヒ、ユングフラウを見ながらの初フライト。午後はもう一段高い「ホーワルド」からフライトし街の中央広場にランデイングした。
チルアウトベースに帰ってからテイクオフのビデオを見ながらアンデー先生のテイクオフテクニック@ABの講義。--(詳細は別途記載予定)。まずまずの初日、夜はインターラーケン在住七年になる三木君(今年からタンデムパイロットの資格を取りタンデム会社で働き始めた--日本人初) 交えてレストランで飲み食い、更に二次会へ。


8月9日(月) Aug-9 (Cloudy) 曇り-- 「シルトホーン」と「シンニングプラッテ」フライト
 一年ぶりにカリーアイゼンフット氏と再会、居は鈍より曇り空。しかし今日のフライトは「シルトホーン」(テイクオフ標高2970m)に決定。カリー曰く「今週の天気予報ではシルトホーンの飛べるコンデションは今日だけとの事。明日以降は3000m上空は風邪が強くなるためだとか。二日目にしていきなりシルトホーンフライトにドキドキする。筆者は過去四回、下村氏は一回、小林女史と木戸夫妻は始めて。ラウターブルネンの谷底からロープウェイを3回乗り換えて山頂の007で有名な回転レストランへ、しかし小雨が降っている。しばしレストランで軽食、と小さな映画館で007 のハイライト版を見て過ごす。
フライトを諦めかけた時雨が止み西のテイクオフへ、ここはいつも緊張する僅か20mほど先は断ガイ絶壁。(注記-風向きにより南側テイクオフは全く不安がない)後で木戸氏曰く「自殺するつもりでテイクオフした」とか。アンデーが飛び北側の稜線鞍部にトップランデイング。全員ここに一度トップランせよとの事、ここは七月のジェネスツアーでビバークフライトした所。また今年も筆者が一番でテイクオフせよとの事、風は結構入っているがパワーが無いので一度失敗して二度目に気合を入れて飛び出した。
アンデーの待つ広い鞍部にトップランする。続いて木戸氏がランディング。ここから再度テイクオフしてラウターブルネンの谷に飛び出す。しかし風が無くなりおまけに尖がった石が多くライン切れが心配で筆者三回ほどスタチン(機体が上がって来ない)。やっと飛び出す。他の人はここに降りないで真っ直ぐラウターブルネンに向かった。山頂はその後小雨が振り出してテイクオフが大変だったとか。飛んでいる間も結構小雨が降ったり止んだりだった。ラウターブルネンの谷上空に出るとまだ足元に1000m豪快な景色を見ながら約30分のフライトでした。
午後はシンニングプラッテのフライトへ。緊張したフライトのあとのんびりと登山電車で上がり途中で降りここから水平に数分歩いた所からテイクオフする。眼下にスイス空軍の飛行場を通過してインターラーケンの中央広場へランディングした。
 本日のフライトテクニック講義は「雨の中でのフライト方法」と「ランデイングテクニック」--(詳細は別途記載予定)






8月10日(火) Aug-10 (Fiair) 晴れ-- デイムテイグタールの「アーデルボーデン」と「バンダーアルプ」フライト
 今日は上空かなり風が強い、比較的高度の低いデイムテイグタールの谷へ行く。ここはカンデルスタッグとレンクの丁度中間の谷で筆者始めてのエリヤ、筆者インターラーケン周辺は通算十五箇所飛んでいるがまたまた追加される。ロープウェイで上がり更に10分ほど登る。カリーが飛び出したがサーマル無くぶっ飛んでしまった。筆者もぶっ飛び。後の人はそこそこソアリング、ウルフガングと曽我部氏だけが巧くサーマルを捕らえて雲低近くへ、お客さんより上げてはいけないとランデイング場ではブーイング。
午後は谷を挟んだ対岸のエリヤに車で上がり山小屋のレストランでのんびり軽食、ここの生のミルクが世界一美味しかった。
ここはテイクオフすると切り立った断ガイのリッジソアリングする場所である、カリーの後に着いて木戸女史が巧く雲低近くまで上げている。筆者も弱いサーマル回して上げきった。カリーの後を追い続けて気が付けば筆者とカリーだけフライトでした。
 チルアウトベースに戻ってから本日のフライトテクニック講義は「ブレークポジション」について。@ベストグライドポジション、Aベストシンクレートポジション、Bベストスタビリテイーポジション--(詳細は別途記載予定)


8月11日(水) Aug-11 (Fair and cludy) 晴れ曇り-- シンメンタールの「ストックホーン東面」と「ストックホーン北面」フライト
 今日も飛べる、しかし雲低がかなり低いので予定したデイメンタールの谷には行かないでシンメンタールの谷入り口のストックホーンの東側エリヤに変更した。ここでは上げたら谷の奥へバレーウイドに乗ってPWCランデイングまでクロカンせよとの事。しかしテイクオフしたが中々上がらない、上空は低い雲が垂れている。テイクオフより低いのにカリーが走り始めたので皆で着いて行く。しばらくして気が付くとカリーは戻って筆者とウルフガングのみ、途中でウルフガングがランディング。筆者もサーマルが拾えず高度が低くなり、鉄道駅の先の牧草地にランデイングした。回りを見渡すと教会があり、目的地のPWC時のオフシャルランデイング場で約10kmのミニクロカンでした。
午後はストックホーンの北側の定番夕方のリッジソアリング場へツーン湖とツーンの街を見ながらのんびりとリッジソアリングを楽しんだ。




 
8月12日(木) Aug-12 (clear after cloudy) 快晴後曇り-- グリンデルワルトの「フルィスト」フライト
 今日は快晴、予報は午後に前線通過でサンダーストーム。定番のグリンデルワルトの「フルィスト」フライトヘ。フルィストにロープウェイで上がるとベッターホーンからシュレックホーン、アイガーが眩しい。午後の天候変化に心配しながら全員テイクオフ、定番のサーマルポイントで上げ始めたところでカリーの無線で上空に強風が入り始めたので全員ビックイヤーでランデイングへとの事、残念。後はシュレックホーンの氷河近くのレストランで乾杯。バンジージャンプを見学してミニハイキングを楽しんでから、ものすごいサンダーストームの雨の中インターラーケンに戻った。
チルアウトベースに戻ってから本日のフライトテクニック講義は「パラグライダーを楽しむステップバイステップ」と「ポーラーカーブ」に付いて(ここで説明してくれたオメガ6のポーラーカーブグラフをプレゼントして貰った)


8月13日(金) Aug-13 (Fair after strong wind) 晴れ-- インターラーケンの「アミスビル」フライト- ツーンの街と「Advance」社見学
 フライト最終日、上空には今日も強風が入っている。インターラーケンの「アミスビル」をフライト、西風が入っているのでハーダーの岩場リッジソアリングを全員楽しんで中央広場にランディングした。午後はタンデム機までホバリング降下するように成ったのでフライトは中止、ツーンの街のアドバンス社見学に行く。営業部長のバレリー氏が迎えてくれた。
ツーンの街見学してインターラーケンに戻り、最終日の晩餐会はブリエンツ湖畔のレストランで乾杯の打ち上げでした。




8月14日(土) Aug-14
 朝、カリーの運転でチューリッヒ空港へ、ウイーン経由成田へ15日朝全員無事帰国しました。

今回のフライトキャンプは筆者出発の一週間前に届いた「オメガ6-25」を持参した。そしてカリーから直接オメガ6のコントロール方法の指導を受けることが出来た。
特に「スピードバーの使い方」「最適機体スピード(ポーラーカーブから)」「ランデイング時のブレークの使い方と要注意」「フロントテイクオフのコツ」「ビックイヤーの操作テクニック」などなどである。--(詳細はここクリック)

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