01年8月スイスフライト報告
[8月4日〜8月20日]

入力8月21日

8月4日
予定どうり成田発、パリ乗り換えチューリッヒに向けて出発。メンバーは4名(COOの佐藤女史。富士見から藤崎さん、岩屋の清水さん)。
チューリッヒでイタリヤから移動してきた大阪の中野氏ら二人が加わり全員で7名。インターラーケンに夜遅く到着、しかし無情にも雨。明日はどうなるか。

8月5日
朝、昨日の雨が上がり所々青空が見える。何とか飛べそうだ。
今回のガイドはなんと昨年度PWCチャンピヨンのカリー氏である。今年から一戦を離れてフライトツアーガイドを手がけている。早速一週間のフライト技術カリキュラムの説明からスタート。なんとビデオカメラとモニターTV。説明用の白板持参である。しかも全員のハーネスをぶらさがり機でチェックしてくれる。
今日は初日なので全員のフライトレベルとテイクオフのカリキュラムとのことで車で30分ほどのシンメンタールへ行くここは高度さ約600m、ここでぶっ飛び1本2本目はなんとかトップアウトできた。レストランで昼食後課カリーのビデオで全員のテイクオフについて講義(1.立上げ 2、確認 3、ダッシュ)
日差しも多くなり、次に高度さ1000mのニーダーホルンに行く(インターラーケンのニーダーホーンとは違う)牧場どこでもテイクオフでここから各人テイクオフする。風が弱くなかなかトップアウト出来ない。筆者とCOOの佐藤さんだけが上げきり山頂稜線をソアリングした。

8月6日
朝から鈍より曇り空、今日はグリンデルワルトのフイルストへ向かう。アイガーの山頂は雲の中でちょっと残念。フイルストに上がると小雨、レストランでビールを飲んで待機する。
その内に雨が止んだのですかさずテイクオフに行き、全員ぶっ飛びの練習でランデイングまでの1100mを飛んだ。グリンデルワルトの街を見学してインターラーケンに戻った。

8月7日
今日はカリーの奥さんとその友達夫婦がストックホーンの山頂で朝食を準備して待っているとのこと。天候は曇り空で風も強い。山頂では草原(牧場)の中で野外朝食。その内に青空が広がり日差しがさしてきた。朝食後はここから今日の予定のレンク方面にミニクロカンフライト。筆者たち3人テイクオフした後フオローが入ってきて残りは車で下山。
筆者はバレーウインドに乗って5kmくらいのオフシャルランデイング場に下ろした。皆を待つこと1時間。ここから今日の予定のレンクに行く。ここは3年前飛んだもっとも好きなエリヤである。レストランで昼飯後高度さ800mの西面テイクオフに車で上がる。快晴となったが意外とサーマルが弱い。それでも稜線をトップアウトしてソアリングを楽しんだ。全員久し振りに満足した。帰りはツーンの街の最も美味しいとカリーおすすめのレストランで乾杯。

8月8日
朝から小雨、予報は終日雨天とのこと残念。そこで今まで見学したことのないラウターブルネンの洞窟滝を見学に行く。これはすごいものすごい量の滝が洞窟内を落ちている。ケーブルで上がって見学通路を一巡する。その後インターラーケンに戻ってアミスビルのテイクオフを見て1日終わった。

8月9日
鈍より曇り空、それでもフライトは可能、今日から3日間高崎夫妻が合流。全員でインターラーケンのルーブンブリックとアミスビルをフライト、ハーダー(お城のようなレストラン)の前でソアリングして、懐かしい中央広場にランデイング。宿泊ホテルはこの広場の真ん前にありここで直ぐにビールが飲める。
今日のカリーのメニューはツーンの街に行きここでカヤックに乗って湖畔にあるカリーの家まで行き、ここでバーベキューをするとのこと。一人乗りのカヤックに全員始めて乗り、少し小雨の中をツーン湖の漕ぎ出してカリーの家に到着。こんな素敵なところ住んでいるとは皆でびっくり。奥さん手作りのバーベキュウで夜まで楽しんだ。しかし薄暗くなったところで又、カヤックの乗って戻る。なんてフアンタシックなんだろう。

8月10日
今回のツアーメンバーの最後のフライト日、期待した天気は曇り空、飛べるのはインターラーケンだけということで昨日同様ルーブンブリックとアミイビルを最後のスイスフライトを楽しみ終わった。カリーの最後の挨拶の後全員で今回の最終の晩餐会は、街の中央で開催されているミュウジックフェステバルの会場で飲めや歌えで夜中まで盛り上がった。

8月11日
朝は鈍より曇り空、しかしなんと皮肉にもその後晴れてきた。朝早く曽我部さんの車で今週までの5名が帰りためチューリッヒへ出発。曽我部さんが午後に戻ってきてから高崎夫妻と三木君(インターラーケン在住)とグリンデルワルトのフルストへ出かける。雲低はやや低いが快晴。アイガーを目の前のフライトを楽しむ。サーマルは荒れ気味で高さが取れないがとにかく寒い。1時間半のフライトを楽しんだ。高崎さんも大満足。いよいよ明日から宇都宮御一行様の到着。天気予報は当分晴れマークで付いている。

8月12日
早朝曽我部さんとチューリッヒへ迎えに行く。全員元気に無事到着。ホテルに戻ってから午後軽くニーダーホーンのやや下の新しいテイクオフに車で上がる。ここでユングフラウ、アイガーの壮大な景観に全員感動。早速カリーのブリーフイングと全員の自己紹介。草原のテイクオフからアミスビル上空のソアリングポイントへそしてハーダーの前でリッジソアリングを楽しみ街の中央公園にランデイングするスイス初フライトを全員楽しんだ。後はお決りのレストランで乾杯。明日からのフライトが楽しみ。
メンバーは宇都宮8名、スカダンの中村夫妻と京都伊吹ヤリヤから田中女史、総勢12名と曽我部氏。ガイドは先週と同じくカリー・アイゼンフット氏です。

8月13日
今日も雲一つ無い快晴。今日のフライトは今年のPWC大会の行われたシンメンタールの谷高度差900mのテイクオフ、草原の中のすばらしいスイスの景観、遠くアイガーからメンヒ、モンテローザまで連なって見える。ここで今日の課題はストックホーンの往復クロカン。カリーがまだサーマル早いが様子を見るといってテイクオフする。しかしサーマル無くぶっ飛びで下がっていく、しかしさすがランデイング近くから上げなおして来た。全員テイクオフしてサーマルソアリング、しかしサーマルが弱く1時間後全員ランデイング場ヘ。再度テイクオフへ上がる。今度なんとかサーマルを捕らえて山頂まで上がり、ストックホーンに走り1時間半のフライトを楽しんだ。夕方はツーンの街を一望する高度さ600mの牧場でカリーの友達が用意したデイナーを展望台で楽しみその後全員フライトして下山する。

8月14日
今日も快晴、今日のフライトはカンデルスタッグへ、あの岸壁をソアリングするのに全員緊張していたが。次第に慣れてフライトした。サーマル条件はあまり良くなく高度が取れないが対岸までわたって約2時間フライト。その後は今まで飛びたくても機会が無かったニーセンの山頂へ世界でNo1の登山電車で上り、山頂からツーン湖の辺のランデイング場まで5kmのフライト。テイクオフがかなのり急傾斜だが全員無事テイクオフ。ツーン湖めざして高度さ1500mを飛んだ。湖畔ではカリーノ奥さんと友達の用意した野菜サラダや豪勢なデイナーで夜遅くまでスイスの夜を楽しんだ。
全員大満足の1日でした。

8月15日
今日も雲一つ無い快晴、いよいよ待望のグリンデルワルトへ向けて出発。壮大なアイガーの北壁に全員感動する。ランデイング場でカリーのブリーフイング。フイルストの展望台でまたまた感動。のんびり昼食後テイクオフへ、さすがに大勢のフライヤーがいる。テイクオフ前が意外と上げている。ここで少し上げてから谷を渡り定番のサーマルポイントヘ走る。今日の課題はサーマルソアリングと山頂のレストランへ行き反対側のフリエンツ湖を見てからベッターホーンに付ける事。筆者も早々に山頂レスストランに到着してから近くでソアリングしていると、来るは来るは。到着するとそれぞれ感動の無線が入る。結局全員レストランに到着。程よい雲の下+1200m以上の獲得で存分に楽しんだ。筆者ら数人はシュレックホーンやアイガーの壁に張り付いたが上げきれなかった。
一人インターラーケンに走り、他は全員約2時間近くフライトしてランデイングした。さと子さん京子さん田中さん下村さん達の夢がかなえられ、全員大大満足のフライトでした。夕方はインターラーケンのピザレストランで乾杯、2次会は夜12時まで続きました。
明日から天候下り坂の予報、もう一週間分のフライトをこなして、この後飛べなくても十分満喫したフライトツアーで曽我部さんニコニコです。

8月16日
朝のうち日差しがあったが次第に雲が張り出してきた。今日の予定は軽くシンメンタールのエリヤでぶっ飛び一本飛んでから、ツーン湖でカヤックに乗ってカリーの家へ行きここで昼食、全員で芝生の上でアルプスを見ながら御昼ね寝。その後またカヤックでのんびり戻る。途中カヌーを経験している大根田さんがオーバーコントロールで転覆。ツーン湖で水泳しながら戻った。後はインターラーケンに戻って定番の夕食とインターラーケン在住5年になるフライヤー三木さんを交えて2次会でした。

8月17日
予報どうり天候は曇り後雨、しかもフェーンが入ってフライト不可。やっと観光できる日がやってきた。ラウターブルネンの洞窟滝を見学、その後今日帰国する下村、金沢さんを曽我部さんがチューリッヒへ、我々はカリーの車でベルンの街観光へ。ベルンの大聖堂の回廊のサーマル登りとスパイラル下りで目を回した。ツーンの街に戻り夕食しながら曽我部さんと合流。カリーは今日までなのでここでお別れ。明日からはカリーの友人ロベルトさんとなる。
今日も2次会で三木さん交えて花が咲きました。

8月18日
天気予報にでは、まだフェーンが残り曇り時々晴れだつたが、朝から曇り一つ無い快晴となつた。今日はロベルトさんが「スタッド」がフエーンの影響が無いとのこと。スタッドの街はシンメンタールの谷をレンクヘ行く方向を右に分かれて入ったところでスイスNo1の高級避暑地だそうだ。ゴンドラで高度さ850m上がりここのレストランで昼食、程よい雲がありコンデションはまずまず。しかしテイクオフはほとんど無風でいつもと違うとのこと。テイクオフして尾根を回りこんでやっとサーマルにヒット、+500mくらいしか上がらない。約1時間ソアリングして全員ランデイングした。その後全く日本人観光客のいない、最もスイス的な美しい街並を見学してから、レストランで早めの夕食を取ってインターラーケンに戻った。
今回のツアーもあと残すところ1日、全員元気にがんばって飛び、飲み、楽しんでいます。

8月19日
朝のテレビ天気予報では曇り時々晴れの予報だったが、朝から快晴。ロベルト氏が来て今日は条件良いとの事、そこでツアーフアイナルフライトはグリンデルワルトのフィルストへ再度出かけることに成った。なんて恵まれたフライトツアーなんだ。フイルストに上がって様子を見ていると、薄い高層雲がかかって条件はあまり良くない。地元フライヤーも上げていない。しかし昨日ちょっとぶっ飛びした中村氏がテイクオフすると今度は中村氏の意地でサーマルに乗って上げ始めた、それを見て後のメンバーは筆者はじめぞくぞくとテイクオフ。筆者も定番のサーマルポイントでヒットしてそのまま山頂レストランを目指す。しかし山頂直下で上げきれず苦労したが再度トップアウトして反対側のツーン湖とブリエンツ湖を望み、今日は思い切ってここから谷を渡りメインリッヒェンに走った。メインリッヒェン直下に付けて弱いサーマルで少し上げなおしてクライネシャィデックの下を回ってランデイングヘとちょうどグリンデルワルト一回りを楽しんだ。
残りのメンバー数人は再度シュレックホーンやアイガーの壁に付いて壁ソアリングを楽しみ全員無事フアイナルフライトを終えた。
最終日の晩餐会はツーン湖畔のレストランで乾杯した。

8月20日
朝6時チューリッヒへ出発、途中渋滞で搭乗に間に合うかひやひや、チェックインでは荷物重量合計オーバーで全員で約1180SF(約80000円)要求されたが搭乗時間ぎりぎりのため、今回はなんとか免除してくれた(次回から要注意、最近特にうるさい、今回は30kg以上の人がいたからか?)。パリの出発は定刻2時間遅れ(機体の整備待ち)で出発、成田には台風の影響前に到着でやれやれでした。御疲れ様。 
 (追記:おまけの出来事*30kgパック一人の荷物が成田で出てこないでロスト手続きと成ってしまいました)

以上で2001年8月スイスフライトツアーの報告(速報)を終了します。この報告は今後写真を挿入した詳細版でリニュアール(しばし御待ち下さい)しますのでご期待ください。尚、今回はビデオ撮影を延べ4時間行いましたので、前編と後編にそれぞれ編集(60分に)して市販致します。(DV又VHSテープ代金で)

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