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SMS2.0を使ってみよう(第三回アプリケーションの配布)


前回の内容は、こちらのWebを参照してください。
http://www.asahi-net.or.jp/~ym3y-oksm/nt/sms/sms20-1.htm
http://www.asahi-net.or.jp/~ym3y-oksm/nt/sms/sms20-2.htm

今回は、SMS2.0を使用してクライアントにアプリケーションの配布についてです。
配布するソフトはMS-Office97、対象クライアントはNT Workstationです。
SMS2.0でアプリケーション配布で強化されている機能は、
・ユーザー側で管理者特権が必要ない。
です。
SMS1.2では、OfficeやIE、ServicePackの配布で苦労した方が多いと思います。

設定についてですが、まず、クライアント側の設定をおこないます。
SMS管理ツールから、クライアントエージェントからSMSプログラムウィザードのクライアントエージェントを選択します。


SMSプログラムウィザードのクライアントエージェントの全般で「クライアントへのソフトウェアの配布を有効にする」にチェックをつけます。
「新しいプログラムを確認する間隔」ですが、30分から60分ぐらいでしょう。

通知は特に変更する必要はありません。

これで、クライアント側にSMSプログラムウィザードがインストールされます。

次にパッケージを作成します。
SMS管理ツールより、パッケージを選択し新規作成で定義からパッケージを選びます。


パッケージウィザードでパッケージを定義します。
Office97のパッケージ情報は事前に入っていますので、それを選択します。
Office97は、事前に「Setup /A」を実行して、SMSサーバーにパッケージを作成しておきます。






作成したパッケージを配布ポイントに配布しましょう。

配布するパッケージを選択します。

配布ポイントを設定します。
配布ポイントとは、SMS1.2でいうところの配布サーバーです。

プログラムの提供方法を選択します。



では、実際に配布してみましょう。
クライアントに配布するには、SMS管理ツールから提供情報を選択し、新規作成で情報提供を作成します。
全般で、名前とパッケージ(この場合はOffice 97)プログラムとコレクションにインストール先を指定します。

スケジュールに提供開始時間を割り当てれば、配布が始まります。

配布が始まるとクライアントにSMSプログラムモニタが実行されます。