DOSでICA Clientを動かす
設定方法
MS-DOS6.2Vをインストールします。DOSの最低限必要なもの以外は削除します。
DEVICEHIGH=C:\DOS\JKEYB.SYS /106 C:\DOS\JKEYBRD.SYSは、106キーボードを使うときは必要です。
次に、LAN Mangerのクライアントをインストールします。
日本語版はTerminal ServerのCDに付属しています。
ここでは、メモリ節約のため英語版を使用しました。英語版のダウンロードは、ftp://ftp.microsoft.comでおこなえます。
LAN Managerは、DHCP設定にし、Messangerなど不要と思われるサービスはすべて外しました。
Terminal Serverを使用するだけであれば、NT Serverにログインする必要はありませんので、net start workstationも削除しました。
ICA ClientはSocket通信で動きますので、Sockets.exeを起動しておく必要があります。
Terminal Serverとの接続を名前(例:JPWTS21)などでおこなうのであれば、DNSのサービス、Dnr.exeを起動させます。
ここまででネットワークの設定は終了です。
ICA DOS Clientはマウスドライバを持っていないので、DOSベースのマウスドライバをインストールしておく必要があります。
ICA DOS Clientはhttp://www.citrix.comから、ICA Client for DOS 32-bit Version v4.20.728の英語版をダウンロードしました。
英語版でも設定などの部分が英語になってしまいますが、起動が当然日本語表示ですし、106キーボードもDOSでドライバを読みこましておけば使用できます。
インストールは、C:\WFCLIENTにおこないました。インストール後、WFCLIENT.EXEが起動するより前にVSLを起動するようにします。
WFCLIENTを起動するとEntryがありませんで新規に追加します。
DescriptionにJPWTS21、TransportにTCP/IP - VSLを設定しました。
起動時にWFCLIENT JPWTS21としておくと、設定で定義したJPWTS21という名前の設定を起動してくれます。
config.sysのサンプル
DEVICE=C:\DOS\HIMEM.SYS
DOS=HIGH,UMB
DEVICE=C:\DOS\EMM386.EXE RAM NOEMS
DEVICEHIGH=C:\DOS\JKEYB.SYS /106 C:\DOS\JKEYBRD.SYS
FILES=30
LASTDRIVE=Z
DEVICE=C:\LANMAN.DOS\DRIVERS\PROTMAN\PROTMAN.DOS /i:C:\LANMAN.DOS
DEVICE=C:\LANMAN.DOS\DRIVERS\ETHERNET\ELNK3\ELNK3.DOS
DEVICE=C:\LANMAN.DOS\DRIVERS\PROTOCOL\tcpip\tcpdrv.dos /i:C:\LANMAN.DOS
DEVICE=C:\LANMAN.DOS\DRIVERS\PROTOCOL\tcpip\nemm.dos
Autoexec.batのサンプル
ECHO OFF
PROMPT $p$g
PATH C:\DOS
SET PATH=C:\LANMAN.DOS\NETPROG;%PATH%
SET LMOUSE=C:\MOUSEE
C:\MOUSEE\MOUSE
C:\LANMAN.DOS\DRIVERS\PROTOCOL\tcpip\umb.com
LOAD TCPIP
SOCKETS
DNR
cd \wfclient
vsl
:LOOP
wfclient jpwts21
goto LOOP
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