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コンガの皮を張り替えてみよう!


コンガの皮交換…ナカナカ破れたりする印象がナイんですがw
年がら年中コンガばっか叩いてる人なら破いたりもあるでしょう。
んで、やっぱ消耗品やがら傷むでしょう。

今回、俺が踏みきったのはズバリ「音が悪い」
なんかね…皮が全然ならないの(汗
モコモコしてるのね。
張っても張っても。

逆に緩めてもみたけどダメ。
うーん…つーか最初から乗ってるこの皮も気にいらんし(汗
いってまえ!
みたいな。



通常、メーカー物の楽器だったら既製品で↑みたいな乗せ変えるダケで完了!なモノもありますがノーブランドだったり古いモノだとバッチリ合うサイズがなかったりします。



今回使用する皮はコチラ↑。
メーカー物だったら楽器店の在庫や取り寄せでナンとか出来ますがノーブランドの楽器なんで品番もワカランし探すのも面倒だったんで強制的に生皮でのヘッド交換をします。
皮も色々ありましてタイなどで作られてるラテン楽器はオイルフィニッシュした黄色いモノ…イワユル「なめし皮」が大半ですが今回はキューバ産のなめしてナイ生皮を使用。
大阪ではACTなんかでも取り寄せたらなめした皮なら購入も出来ますが白い生皮は入らない様子。
今回は東京の十条のマルメラアダから「厚手」のモノを取り寄せました。



ジャンベ編で経験した様に例のごとく水に沈めマス。
寝る前に沈めて翌日作業に取り掛かるくらいで良いらしいんで6〜9時間くらいかな?でも結局「厚い皮」なんでビビって12時間漬けてみました。
作業する日はしっかりとスケジュール決めて取り掛かりましょう。



皮が行水してる間に他の作業に取り掛かります。
↑これが鳴らない皮。
もービックリするぐらいデッド。
後に居る猫は気にしないでください。
言う必要ナイでしょうが皮じゃありませんw
今回の皮が鳴ってくれる事を祈りつつ分解しはじめましょう。



皮だけ手に入れても皮を絞める(落とす)外リムに合う「内リム」が必要です。
既製品は皮に内リムが巻いてあるモノを販売してますが生皮は当然リムは付いてません。
モチロンその辺にジャストフィットなリムが有るハズもナイので以前の皮から再利用します。
うーん…エコロジー。



はい、ジャンベの山羊同様ペロンペロンになりましたね♪
皮が厚いんでズッシリとしてますが。。。
ここで「厚い皮」がアダとなって襲いかかってきます。
胴に乗せて内リム当てて折り返して洗濯バサミで固定するんですが…
厚すぎて洗濯バサミで挟めねぇ(汗
つーか折り返せねぇ(油
事前に調べてた方法が通用しなくなる素敵☆ハプニングに遭遇!
全て白紙に戻し今出来る最善の方法を考える!
…が、そんな簡単に思い付くかぁ!
苦肉の策…皮の端にキリで穴を開けて紐で縛ってみる手段を試みる。



だいたいの予測で「ここに内リムが来て…折り返して…」
と捨て身の攻撃に出た俺ちゃん(汗
二度と厚手のモノは買わないと誓い穴開けるチェックを始める。
通常、リムにハメテ固定して生乾きで余り皮を切るのだが、皮が厚すぎて「折り返せない」「ハマらない」と素敵なカサバリ様を見せられたのでビビり、時間も経ち過ぎて乾き始めテルてるので思いきってこの段階で切ってしまう事にした。
もうリムに紐で固定させて無理やり締める作戦に変更確定。。。
後には戻れない。。。



うーん…上手く行くか不安だが初めての事だし。。。
やるしかねーよね。。。
とキリでシコシコ地味な作業するも穴が空かない(油
ドリルで開けたんねん。。。
テンパリ出したら止まらないw
楽器メンテと言うよりかは工作に近くなってきた(汗

以前コンゲーロなオヤジに「太鼓ってチンケな構造だよな」
と講釈された事があった。
本音、コンガなんて樽に皮張って叩いてるダケのモノ。
ぅーん…言われてみれば。。。
ドラムから入ってる俺からすれば「楽器」って認識で付き合ってましたが、ジャンベの時同様まじ筒に皮だな。。。
と思い出したら急に工作でいいや♪と開き直れました。
(ぉぃ)



皮に内リムを乗せて開けた穴に紐を通してリムを包んでいく。
本音テキトー。
「固定出来たらエエわ」的。
開き直りとは素晴らしい哲学である。



皮を固定出来たらリムにハメる。
何度も言うが今回は厚い皮を使った為に「無駄に太りやがる」から内リムがリム(外の黒い方)よりデカくなりエライ目に合ってマス(汗
無理やりハメ込みましょう。



俺は外リムを地面に裏向きに寝かせて皮を乗せて全体重かけて踏んでハメ込みました。
いいのよ。。。工作だし。



続いて皮が伸びてナイのでリムとフックに距離が出来て届かないと言う素敵☆ハプニングに遭遇!
もうナンでもエエわ…
と、その辺に落ちてた紐を結んでリムに掛けてフックに繋ぐ。
紐で繋いだらフックをレンチで締めたら皮が伸びる。
ウンウン…テキトーでナンとかなってきたぞ。
リムが下がれば紐を外してフックを掛け直せば良い。



↑フックを掛け直せた。
皮がピンとなる程度に張って乾燥させる。
直射日光を避けた風通しの良い場所で放置し、10日〜2週間程かけてテンションを上げていけば完成らしい。
良い音になるかは後のお楽しみ。

ふぅ(汗)以前告知した手前…やんなきゃって思ったままの企画…
想像以上のトラブル続きにテキトー炸裂。。。
正直、今回は効率悪いのが見え見えな作業でした。。。
今後もう少しマシな交換出来たら再度報告したいと思います。
嗚呼ぁ…役に立つのかさえ判断出来ない駄レポート…追加(油)

■本日の感想■
○本音言うね…既製品で良いよ(汗
○皮の厚手は初心者には不向きと判断
○生皮は薄手のモノのが楽だ
○LPとかで売ってるので良いと思う
○大阪だとACT(取り寄せ)、東京だとJPC(在庫有り)で買えます
○楽器メンテと思うな!
○コレは図工の時間だ!と開き直れ!
○工作するならドリル有った方が便利
○1度は経験してみても良いとは思う…が、ツラー…
○再度言う!既製品で良いと思うよ(油
2004/10/11

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