2006年

1月 21日


植畑8:50−高宕山登山口9:40−石射太郎10:00−高宕観音11:10−頂上12:00
−八郎塚分岐−奥畑14:30





<石射太郎   1月21日10:04撮影>
ベンチや小屋があり天気の良いときにはゆっくり休息がとれる。


<高宕観音 1月21日11:10撮影>
高宕山の山頂近くにある社
軒先を借りて休憩と軽く昼食を取る。



<頂上の祠   1月21日12:01撮影>
頂上は狭く石の祠と鉄のお釜が置いてある。
お釜の由来は頼朝が使ったものということだが。
西側は急峻な崖になっているようだが、雪のために
どのくらいの崖になっているのか全く見えない。



横須賀に住んでいる者にとって房総の山は常に目の前にある。
また、家から直ぐ近くにある鷹取山の展望台から見る日の出はこの房総の山際から始まる。
したがって、房総の山は親近感があるのだが、
実のところその山の名を知らない。

わずかに久里浜から直ぐに行ける鋸山や
山の形に特徴のある双耳峰の富山(とみさん)ぐらいしか
山の名を同定できない。

山行が迫って地図を調べて始めて高宕山はCAP110の方向だと分かり、
展望台からよく見ると確かにちょっとした突起が見える。
房総半島は実に平らな半島なのである。


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登山前日のレーダーの雨雲の動きを観察すると、
21日の午前中がピークであると推測。
ちょうど登山している頃にまともに降雪にぶつかるのは避けられそうにない。
朝起きて外を見ると10cmくらいの雪が積もっていた。

横浜に7時に集合しバスで出発。
この日は山岳会の新年会を兼ねた山行で、
会員27名が参加した。

うみぼたるで休憩と買い物をして、登山口の手前植畑に9時少し前に到着。
バスが大きいのでこれから登山口のトンネル前までは徒歩となる。
年末からの運動不足の身体をウォ−ミングアップするするにはちょうど良いだろうと
思いながら雪の舗装道路を黙々と歩く。

道はやがてトンネルで行き止まる。
ここで軽くストレッチをしてから右に見える階段を上り登山開始。
20分ほど登って少し開けた石射太郎に出る。
小屋やベンチがあるが、ここでは立ち休みを取って、
さらに1時間ほど歩くと狛犬に迎えられて、
立派な階段が現れる。
階段を登りきると大きな岩を背に背負ったような高宕観音の社が
目の前に現れた。

雪の中では有り難い休み場所を提供してくれた。
ここで軽く昼食を取るなど休憩してから、
高宕山の頂上を目指し出発。

しばらく歩いてから奥畑に下りる道から外れて進むが、
先行したパーティと狭い道ですれ違うのに時間がかかる。
頂上直下の岩場にはロープ場や梯子があるが、
足下は雪が付着して踏み固まり滑りやすい。
慎重に登りやがて狭い頂上に立てた。

眺望は勿論全くないのだが、
足下の垂直な崖もどのくらい高さがあるのか全く見えない。

頂上にあるのは「高宕山三三〇M」の柱と石の祠、
その横に鉄錆びたお釜だけだった。

記念撮影をして直ぐに下る。
やや時間をかけて岩場を下りて戻り、下山口の奥畑に向かう。
この登山道の道標は雪が降ると見つけにくい。
また、枝道があるので見逃すと迷うかも知れないし、
奥畑という地図にある地名がない。
奥畑までの道は多少のアップダウンがあるが、
雪の房総の山の景色を楽しみながら気持ちよく下ることができた。

の後は近くの温泉に寄り、汗を流して金谷の食事処へバスで移動し新年会。
余り飲まなかったのだが汗をかいた身体には良く効いた。