2月 16日
この日は丹沢の檜岳(ヒノキダッカ)に登る予定であったが、
あいにく朝からの冷たい雨。
近くの山に登ろうということになり、
寄(やどろぎ)でバスを降りてシダンゴ山を往復することになった。
寄からは登り1時間半、下り1時間の行程。
自然休養村の管理センターから寄沢を渡り、
人家や畑の間の急勾配の舗装道路を登りきり、
鹿除けの柵のゲートを過ぎると、山道になる。
ぐいぐいと登って頂上間近になると朝降った雪がわずか残っていた。
頂上付近にはアセビが植えてあるが
花芽はまだ小さかった。
冷たい雨は依然として降っている。
頂上からの景色はあまり期待してなかったのだが、
この日登る予定であった檜岳がよく見え、
また大蔵尾根の方を見ると雲海の中に尾根が墨絵のように見えた。
もちろん遠景は無いのだが、
他に歩く人の居ない静寂な雨の山の景色も捨てがたい。
シダンゴの由来を書いた石碑の前で
ヒノキダッカを背景に写真を写し下山。
帰途に鶴巻温泉弘法の里湯に立ち寄り、
生ビールとそばを愉しんで帰途についた。
<頂上の広場>
<右の山が檜岳>
<大蔵尾根の方向、麓を雲海が覆っている>
<シダンゴ山の由来>