月 5日

笠取山は東京都と埼玉県の県境となっている雲取山から
甲武信ヶ岳へ至る山脈のほぼ中央にあり、
多摩川の水源の山である。

この日は快晴に恵まれ、澄んだ空気に木陰がくっきりと見える。
大菩薩の湯でバスからタクシーに乗り換え、
作場平を出発したのが12時少し前、
遅めの登山開始となったが水干を経由して、
4時半頃下山するまで一日中良い天気に恵まれた。

山頂からは周囲の山々もよく見え
ゆっくりと景色を堪能できた。

山頂のシャクナゲはすでに終わり、
咲き遅れの花が少し残っていた。


<分水嶺の小山から笠取山を見上げると
そこにはぽっこりと山頂がある>



<分水嶺の立派な標識、多摩川・荒川・富士川の分水嶺>



<頂上の直下の急坂を登りきり、ふと後ろを見ると
天空に富士の山が浮かんでいる。
左の尖った嶺は大菩薩嶺。 アルプスとはまた違う美しさの山並みである。>


<水干、多摩川の源流である。 
この水は123kmの長旅をして東京湾に注ぐ。
ここには羽村水神社の奥宮が祭ってある。>


<登山の途中の沢筋で見つけたクリンソウ。 花の色が鮮やかで美しい。>