東海自然歩道(石水渓〜湯ノ山温泉)
今回は前回の続き、石水渓からの続きである。しかも交通のアクセスが極めて不便なところだけに、どうしょうかな〜と思っていたところ、私のHP掲示板に地元にお住まいのネット仲間が、送迎してくれるという有難いお話。早速申し入れを受け、歩いてきました。天気も良く、丁度この辺はお茶の産地だけに、至る所でその収穫が行われていた。

【山  域】亀山、伊船
【日時】平成13年5月13日(日) 晴れ。気温22℃
【行程】自宅=西名阪=亀山駅ー石水渓〜桃林寺〜
椿大神社〜宮妻口〜丸山林道〜湯森林道〜
湯ノ山温泉=関ドライブイン=西名阪=自宅20:00
【歩行距離】26キロ
【メンバー】単独。 
   現地送迎サポート:TOHRUさん、RINさんご夫妻
この計画を一日前の掲示板に書くと、ネット仲間で地元のTOHRUさん、RINさんご夫妻も見ておられ、私の為に出発地点と到着地点に送迎してくれると書き込みをしてくれていた。有難い!持つべきものは、良きネット仲間達だ。 \(^O^)/
早速お願いはしたものの、さて携帯番号が解らない。連絡がつかぬまま当日現地亀山駅に行く。掲示板に9時頃到着予定と書いたので、若干早めに着いた。トイレを済まし駅前駐車場に戻ると、私の車を覗きこむ人がいた。あっ、TOHRUさんだ〜!
約束通り迎えに来てくれたのだ\(^O^)/ 早速今日の予定と到着場所を云うと、TOHRU、RINさんご夫妻達も御在所岳に登り花を見る計画とか。では、約束の17時に現地で落ち合うという事で、私の車をデポする為関ドライブインまで移動。そして石水渓に送ってくれる。
自然歩道は右なのに、正面の山に入り込む。
今日は素晴らしい快晴であった。9時40分スタート。のっけからお茶畑である。眩しいくらいの新緑の茶畑に目が奪われる。
写真を撮りまくった。ところがいつも間にか道が山の中に続いている。あれ?でもガイド本を確認したが方向は合っている。どんどん山奥に入っていく。??と思いながらとうとう道が無くなり、藪山に突っ込んでいた。
こんな東海自然歩道は過去一度も無かった。慌てて道を引き返す。スタート地点付近までバック。丁度お茶刈りしているおじいさんに尋ねる。何と迂闊にも道標を見過ごしていたのだ。ヤレヤレ1時間もタイムロスをしてしまった〜〜(;_;)
今度は慎重に道標を見落とさないように注意を払いながら進んでいく。やたらとクネクネ道標と道が曲がりくねっている。
何処までも茶畑の景色が移り変わり展開され、坂本集落を過ぎる。峰ガ城メモリアルパークを過ぎた頃、囲炉裏の円の亡者さんにTEL。幸い通じたが、携帯を落し、液晶画面が見えないとの事。私の携帯電話をTOHRUさんが探していたらしい。そのメールを見る事が出来なかったお詫びを会った時言って欲しいと伝言される。今や時代も進化したものだ。こうして何処でも通信したりメールできるご時世になり、単独で歩いていても寂しいという気分は全くない(^^)

桃林寺。画像クリックで別の写真掲載
やがて桃林寺に到着。12時40分ここで食事。携帯で今度はTOHRUさんに連絡。道に迷った事を告げ、「良いペースですね〜」と言われた瞬間、本当は約束時間に遅れるかもしれないと思っていたが、「何とか行けそうです」と言ってしまった。無理してモ〜(ー_ー)
TOHRUさん達は、御在所の山頂で今から食事との事。
椿大神社。別の写真あり
単調な舗装道路の連続。約30分して椿大神社(つばきおおかみやしろ)に到着。川岸には、シャガの花の群生が咲き乱れていた。神社は古く伊勢一の宮である。観光バスも沢山駐車していた。猿田彦神社の総社で、老杉に覆われた境内は、沢山のツバキが植えられていた。現在社務所が改装中。

宮妻口までの間、内部川沿いを歩くコースがある。一部川の増水以外は渡って向こう岸に進むが、標識も増水時の迂回路が立っているので紛らわしい。また間違った〜(^ ^ゞ ポリポリ
内部川沿いコース。後ろを振り返る

宮妻口からは山麓沿いにコースが延びる。途中もみじ谷の景勝地を通過。今までの殆どが舗装道路なので、足に負担がある。しかし、救いとしては左手に雲母岳の山々、右手に四日市と伊勢湾が望めるので気持ちが良い。やっと、雲母岳林道コースと近鉄湯ノ山温泉駅の分岐点に着く。
雲母高原から見た四日市と伊勢湾

時間は4時少し前。このまま駅まで行こうか雲母岳林道コースを選ぼうか迷う。約1時間30分はかかりそうだ。
折角ここまで歩いたのだからという気持ちが優先する。林道コースと云っても舗装道路で車も通行する。雲母休憩所でTOHRUさんに携帯電話を入れる。しかし通じず。留守電に伝言を入れる。約30〜40分遅れそうだとの内容を。
舗装道路の登りは辛い。湯森林道への分岐に来る。やっと平坦な道が続くが、その時、たまたま地元の老夫婦とお孫さん一行に話し掛けられる。「今から何処へ〜?」「はい湯ノ山温泉へ」「しかし方向としては、湯ノ山温泉はずっと下で、この道を進めば御在所の山越えになりますよ〜」「あれ?地図に東海自然歩道はこの道になっています。但しこの後急な階段を下らなければなりませんが・・・・」「もし、宜しければ私達は湯ノ山温泉駅まで戻りますが、軽トラの荷物台にのっけてあげますよ〜」
一瞬迷ったが、もし留守電を見ていなければ心配するだろうと思い、その好意を受ける。例えそのまま進んでいても、コースが解らない、又は焦って間違いでもしたら益々迷惑かける可能性もあった。
シャガの花。画像クリックで拡大
でも若干の未練もあったが・・・。
よって、今回は湯ノ山温泉の写真や御在所岳に登るロープウエイーの写真はなし。次回ここを起点に朝明渓谷コースの時、撮るつもりである。早朝の方が良い写真になるからだ。(変な言い訳(^ ^ゞ ポリポリ)
軽トラから見る景色もまた良かった(^^)。荷台でTOHRUさんの携帯に連絡つく。約束通り5時に湯ノ山温泉駅に到着。

車デポ地まで送ってもらう車中、いろいろ話で盛り上がる。御在所の花は綺麗だったらしい。湯ノ山温泉、御在所岳には、過去何回か登山で来た事がある。良い山だ!
特に中道から見下ろす景色は素晴らしい。さらに北アルプスとよく似た岩壁があり、その頭上を高度差日本一と云われるロープウエーが見物だ。紅葉の季節は最高だ。

こうして、ご夫妻のお陰で、交通アクセスの悪い個所を何とか通過できました。本当にお世話になりましたm(__)m


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