● 大龍寺から摩耶山頂までの様子


大龍寺にて(11時05分)

菊水山から鍋蓋山(10時40分)、そして大龍寺に着いたのが11時05分であった
今回ぶんさんは、大会のボランティアとして選出され、丁度我々がこのチェックポイントにて休憩している時、偶然にも出会ったのである。
彼の被った緑の帽子と腕章は勲章であり、ボランティア希望といっても中々難しいものらしい。

彼の得意満面の写真を一度見てやって下さい




大龍寺を過ぎると、今回の最大の難所摩耶山の登りに入る。

「麻耶山を守ろう会」の皆さんによるホットレモン
サービス。掬星台にて




市ガ原から摩耶山頂まで約1時間30分の登り、毎年最も辛かった場所及び足の痛みが起き始める最難関である。かくして私のトレーニング不足によるマメがクローズアップされた場所
になったのであります。

● 掬星台から宝塚まで


今年もこの麻耶山に登りつめた掬星台(きくせいだい)で「麻耶山を守ろう会」の皆さんによるホットレモンサービスが行なわれた。
疲れた身体をホットレモンを飲むととっても美味しい!
何杯飲んでもOK、有り難い事だ!ここで丁度六甲縦走の半分の距離にあたります。

私はここで足の手入れの為、湿ったアンダーソックスを脱いで厚手の乾いたソックスのみにした。マメはソックスの湿気が多いと発生しやすいという。
だが、これが大変なミスを犯したのであった。
1枚のソックスでこの後30分も経たぬ矢先にマメが突然出来てしまったのであった。登山靴の中がたとえ厚手のソックスを履いているといえアンダーソックスが無くなった分靴中に遊びができ摩擦を助長していただけであった。

こうして手痛い弱点を背負いながら、足を引きずるように後の28キロを歩く羽目になってしまった。「ああ〜大失敗!!」勿論アンダーソックスを履き直したのは当然だが、一度出来たマメは治らない。
皆に迷惑をかけてしまった。あまりの痛さに、途中何度もリタイアの事が頭によぎったが、もし膝とか痙攣で歩けない状態になれば躊躇なくリタイアするが、外傷だけにバンドエイドなどで手入れをすれば我慢もできる。

ゴールの記念撮影
宝塚ゴールにて。
18時58分。所要タイム13時間46分であった。

折角ここまで来たのだから、何とか宝塚まで頑張ってみたい。「皆も心配してくれるし、よし!我慢するだけやろう。幸い歩いていると痛みも麻痺して和らぐ事もあるから」

鉄人・伊能さん(通算9回出場)も今回は体調不調だ。2週間前、囲炉裏の連中48名で「松茸オフ」有馬富士で行われた時飲み過ぎて帰りの山道で転び、打撲の傷が痛むのか喘ぐ様子でそれが分る。

それを知ると、却って私のマメが痛まなくなり元気が出てきたゾ〜!
宝塚の夜景も見られたし、塩平寺の下りも何とかクリアー。もう少し、もう少し。
マメの痛みも身体全体疲労感の為麻痺して感じなくなっている。あと100メートル!

やっとゴールだ、ゴールだ!ゴール〜〜〜!!

皆とガッチリ堅い握手!何とも言えぬ喜びが身体の中より沸き上がってくる。何度味わっても良いものだ。

全員が疲れた顔とはいえ喜びで輝いている。これが縦走した時の醍醐味なのだろう〜!

完走祝賀会
宝塚河川横で完走祝賀会


そうしてこの後、恒例の祝賀会に出席。どうもサポート隊の皆さん有り難うございました。昨日からのいろんな道具も宝塚まで運んで頂き、更に寒い中で鍋の用意までして頂き、大変お世話になりました。

お陰で私達縦走隊も全員無事完走できまして、更に大きな仕事をやり遂げた満足感でいっぱいです。



後に今回の完走タイムを記載します。今後出場される方々への参考になれば嬉しいです。

チェックポイント 受付時間 ‘87年 `88年 `89年 HIO&らんな〜組
須磨浦公園 5:00〜6:45 5:10 5:17 5:12 5:12
妙法寺(小学校) 6:30〜 7:20 8:00 7:20 7:18
大龍寺 10:00〜13:40 11:01 11:43 11:05 10:19
ゴルフ場 13:00〜17:00 14:25 15:10 14:50 13:12
東六甲分岐点 14:00〜18:30 16:00 16:50 16:20 14:38
宝塚ゴール 16:30〜22:40 18:42 19:39 18:58 16:43





そして今回も頂戴したここをクリックして見て下さい。






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