池ノ平高原から倶留尊山(くろそやま)
曽爾高原から倶留尊山が一般的なコースなら、この池ノ平から倶留尊山〜三ッ岩一周は、また別のお薦めコースである。
それは、一度曽爾から登った方には、次回は是非歩いて貰いたいお薦めコースであろう。
池ノ平からドンと眼前に聳える倶留尊山と三ッ岩の山並み。そしてその山すそから登り詰めた亀山峠から見下ろす曽爾高原の雄大な眺め。更に倶留尊山から見おろす池ノ平の高度感溢れる展望。そして三ッ岩を縦走して元の場所に戻ってくるという一連のアプローチから山登りの醍醐味、感動が夫々に堪能できる点がここに凝縮されていると思うから。
【山  域】赤目・倶留尊
【日時】平成13年6月17日(日) 晴れ。気温24℃
【行程】自宅7.30=西名阪=榛原駅集合9:00=R369
=池ノ平高原10:00〜亀山峠10:30〜二本ボソ11:00〜
倶留尊山11:32〜12:30〜三ッ岩13:00〜池ノ平駐車
14:00=西名阪=自宅16:30
【歩行距離】歩程時間約3時間+食事休憩1時間
【メンバー】円の亡者さん、どんかっちょ!さん、森の音。
このコースは、円の亡者さんのお薦めコースであった。一度歩いて、その素晴らしさを誰かにも紹介したいと思いついたのが発端。しかも、2日前に携帯メールでお誘いを受ける。同じくどんかっちょ!さんも前日お誘いを受ける。我らおっさんトリオ結成。これに、しぇるぱ さんが加われば、最強のおっさんカルテットが実現できたのだが、しぇるぱ さんは前日鎧岳、兜岳に登っており、当日世間の義理(お見舞い)を果たさなくてはならないので、残念となる。

当日、榛原駅にて集合し、途中1台の車で現地池ノ平高原まで行く、そして駐車。ドンと真上に聳える倶留尊山と三ッ岩に圧巻。ここの道は綺麗に整備されており、それもその筈東海自然歩道の大洞山(おおぼらやま)に通じるコースでもあった。私の東海自然歩道も完全完歩を目指しているが、一部ここの部分が残っていたので、やっと繋がった感じだ(^ ^ゞ
亀山峠まで樹林の中を歩く。今日は蒸し暑い。長雨の合間だけに湿気が多い。結構上から下ってくる人もあった。話しもパソコンから山まで話題が豊富なので、話の切れ目がない(^^;) 勿論、どんかっちょ!さんもカメラが大好きなので、こりゃ〜急遽撮影会になる事もあらかじめ予想される。(^ ^ゞ ポリポリ

亀山峠よりくろそ山
を望む
別の写真あり
約30分程で亀山峠に到着。そこで視界に飛び込む曽爾高原の展望は今までと違う新鮮な感動であった。過去3度登っていが、最初から曽爾高原を見ながら亀山峠まで登るのと一味も二味も違いがある事が解る。写真を撮る気持ちの乗り具合も違う。遠く山並みに目を移せば、鎧岳・兜岳の姿はあいも変わらず端正な形をしている。
アザミと虫  画像クリックで拡大


ここから二本ボソまで登りになるが、途中500円の料金を徴収する小屋がある。ここは個人会社の山ではあるが、山の管理運営にお金がかかるらしい。最近こういった山が増えたとNHKで取り上げられた事もある。確かに綺麗である。マナーの問題もあるが、やはりお金がかからないで気持ちよく山登りしたいものだ。
二本ボソから見た池ノ平高原は、迫力がある。絶壁に近い山頂から見下ろす景色は、凄みがある。もし鳥だったら、気持ちよいだろうな〜。真下に駐車した車がよく見える。そして倶留尊山が目の前に大きく立ちはだかり、遠く見える尼ヶ岳が美しい。
倶留尊山山頂まで約30分、下っては登りのかなりの急勾配である。山頂には数人先客がおり、ここで食事とする。
おっさんトリオ(^ ^ゞ ポリポリ

記念写真を撮ったあと、1時間程ゆっくり食事と色んな話題に花が咲く。遠く眺めれば、尼ヶ岳、大洞山、その後ろに三峰山が。
三ッ岩からのくろそ山別に写真あり


食後、倶留尊山より三ッ岩に進み、七曲りより下山コースとなる。その三ッ岩から見る倶留尊山や、そして真下に見える池ノ平高原などの展望が誠に良い。断崖絶壁に広がる展望と、直角に落ち込む景色に足がすくむようで、その先端に立つ勇気が無い。(^ ^ゞ
あれこれ変化に富み、あっと云う間の一周であった。池ノ平に着けば、平和で静かな景色に戻り、その途中に咲くアザミの花やガクアジサイ、アイスランドポピー(画像あり)がそよ風にたなびいていた。


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