霧氷の花咲く金剛山、カトラ谷から
数十年前から温暖化が続く中、21世紀になって早々大型寒気団が接近したお陰で(?)で各地で雪情報が飛び交う。
勿論、家でゆっくり炬燵に入り・・・なんて考えは毛頭なし。
まずは手始めに近くの山、大阪府の最高峰金剛山(1125m)に行ってきました。ただ千早本道の階段登りでは面白くないので、積雪期では比較的登る人も少ないが金剛の秘渓カトラ谷を遡行して山頂に登るコースを選定。
勿論、写真がメインで、休み休み撮りながらの山行だったので、タイムはとらず。

【日 程】2001年1月14日 
【山 域】金剛山
【コース】金剛登山口(11:00)〜黒栂林道〜カトラ谷〜金剛山〜
〜千早林道〜登山口
【天 候】曇
【メンバ】単独


この日は朝から冷え込み、千早村から金剛登山口迄路面凍結の為タイやチェーンを付けないと恐くて走行できず。
途中、無理して走った車がスリップの為溝に落ち込み、レッカー車で引き上げや、ガードレールにぶち当たっていた車も目撃。
何で用心しないのか不思議でならぬ。スリップの怖さは過去何度か経験しているので、最近ではすぐ装着する(^ ^ゞ ポリポリ
その為、10時頃着くはずが40分程遅れ、登山口からの出発は11時となった。

氷の芸術
今日は日曜日、大勢の登山客でいっぱいだ。金剛登山口バス停からすぐ近くに登り口がある。殆どの人は、千早本道コースに人が流れていく。
が私は茶店から左にコースをとる。そのコースは冬は少ない。カトラ谷経由の為、しっかりしたアイゼンが必要で、初心者にはチト要注意。でも金剛山の良さが堪能できる。尚、欲云えば、近くのツツジオ谷コースも面白そうなので、行きたい気持ちもあったが、今日は山頂で囲炉裏の仲間達も来ているから少し顔出ししょうとも思っていた。

だらだらした林道を歩く事約40分、二股に分れるところに分岐があり、そこから右にカトラ谷コースがある。そこで山頂から下ってくる4〜5人グループと初めて顔を合わす。皆、カチャカチャとアイゼンの音が軽快に聞こえる。林道ではアイゼンは要らなくても、カトラ谷に入れば必要だ。だから私もそこで10本爪アイゼン装着。久し振りのアイゼンに踏み応えが実に気持ち良い(^-^)
更に、カメラや三脚も取り出す機会が多くなり、休み休みで汗をかく暇がない。氷柱があちこち見られ、それをどう写そうか考えているとすぐ時間が経ってしまう。なかなか足が進んでいかない。(^ ^ゞ ポリポリ
転法輪寺に咲く霧氷
単独だから、時間も気にせず好きなだけ使える。今回囲炉裏の仲間達16名と同行すれば、どうしても団体行動しなければならないので敢えて参加せず。このカトラ谷と言っても水も凍結し、巻き道もあるので、登りやすい。一ノ滝、二ノ滝もあまり迫力ないので被写体にはイマイチ。雪が被さり水の量が少ないからだろう。三ノ滝斜漠12m付近は滑落要注意の場所。ロープも張っているから大丈夫だが、凍結しているからアイゼンがないとかなり危険。水の涸れた右股を登って行くとやがて原生林に入る。

霧氷で真っ白になった原生林は実に素晴らしい。カメラを撮ったが、三脚使わず手持ちの為、やはり無理があった。ボケている。スピード1/20秒以下になれば三脚必携。持っていたがその都度ザックより降ろすの面倒なので横着したしたからだ。(^ ^ゞ ポリポリ

国見城跡展望台から大阪を望む
山頂に着いた頃(14:00頃)、囲炉裏の仲間と出会う。多分下山したと思っていたが、まだいた(^_-)。 だが、食事も終わり下山の後片付け中であった。「残念やな〜!もう少し早く着いたらキムチ鍋たべられたのに〜」と言われる(^ ^ゞ 。
「一人寂しく食事可哀相〜(;_;)」とも。でも、今回の主目的は写真だったので、全然逆であった。暫く立ち話をした後、皆と別れる。

山頂は、氷点下7度。ガスボンベも冷え、すぐ消える。そこで、ウインドガード取り出し、コンロ廻りを覆ってやると、あら不思議。 (@_@)
ウィンドガードに反射した熱がその廻りを保温状態にしたので、ボンベの気化状態が良くなり火に勢いが付く。
特製ラーメンご飯(ラーメンにご飯を入れ煮る)を食べる。美味い〜〜!(^ ^ゞ 冷えた身体に暖かいラーメン汁が最高〜!!
金剛桜に咲いた霧氷の花


この後、山頂で雪景色など時間かけ撮影。
そして、下山は千早本道を降りる。階段は嫌だったが、時間も遅くなったので仕方ない。それでも、この時間(16:00頃)から
登ってくる人もある。長袖1枚で (@_@) 多分この人達は、日課のように登っている人達だろう〜?下りを走りながら降りていくから厚着は不要なのかな??

山頂では、500回以上登拝者の名前が記載されていた。多い人で10、000回以上の猛者もありました。前に新聞でこの事が載っており、会社に行く前に登っているとか。山頂でスタンプ貰うと資格貰えるらしい。


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