開成皇子(かいじょうおうじ)

西の拠点、ビジターセンター奥にある政ノ茶屋園地から、「東海自然歩道」と刻まれた石碑がある。
その脇から延びる石段より東海自然歩道が始まる。そこより標高差250メートルを一気に登る事約40分、千里丘陵を真下に、天気が良ければ大阪平野が一望できる最勝ガ峰がある。そこで一服した後、その場所よりすぐ近くに丸太作りの遊歩道を過ぎると、そこに勝尾寺を開いた開成皇子の墓の前を通る自然歩道の道が続く。



開成皇子の墓




開成皇子の墓(かいじょうおうじ)

今からおよそ1200年前の奈良時代に、勝尾寺を開いた善仲、善算の2人のお坊さんについて、大般若経を書き写して寺を建立した開成皇子(光仁天皇の皇子)のお墓です。
墓石に刻まれた文字から、この墓は元亨4年(1324年)、つまり鎌倉時代末期にたてられたものであることがわかります。








開成皇子の墓付近

このお墓の廻りを迂回するように、東海自然歩道が続いています。
以前はこの様な木の歩道はありませんでしたが、道が荒れ出したのでこのように工夫されています。


とっても見晴らしの良い場所で、左手山並みには鉢伏山、右手下には西国三十三所・第二十三番札所の勝尾寺(かつおうじ)があります。

春夏秋冬それぞれの楽しみを満喫できる素晴らしいところですが、特に春の桜、秋の紅葉が見事です!



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