神峰山寺(かぶざんじ)
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神峰山寺は、根本山と号して天台宗に 属し、毘沙門天を本尊とする。 伝記によれば、役の行者小角(おずぬ) が開山し、770年頃 開成皇子(かいじょう おうじ)が創建したという。 当時は仏教の聖地として、比叡山や 葛城山と並ぶ7高山の一つに数えられ、 僧坊21・寺領1,300石に及んだ。 皇室の崇敬が高く、また足利3代将軍 義満や豊臣秀頼の生母淀殿らの寄進 も多く、大いに栄えた。 秀頼も諸堂を造営したと伝えられる。 しかし1756年に焼失し、現在は3院 となっている。 |
当寺は、新西国観音霊場の14番札所であり、特に紅葉の美しさでも広く知られている。
自然の地を生かした鐘楼。鐘の音はやや高いが響きが良い。