東海自然歩道(青山高原〜笠取山コース)


天気予報によれば、明日はすこぶる快晴との情報に刺激され、東海自然歩道も段々大阪から遠く離れ、三重県は青山高原越えに行く事にしました。今回は行程的に車使用にはチト不便な場所ゆえ、電車、バス利用とする。いつものように、またガイド的報告とまでは行かないが、独断と偏見に満ちた内容でアップします。
【山  域】三重県青山町〜白山町
【山 名】 青山高原、笠取山
【日時】平成11年10月24日(日) 快晴
【行程】自宅7:30=近鉄大阪線=東青山9:54ー滝見台11:35
ー布引滝ー権現道コースー三角点展望台13:10ー14:00
ーやすらぎの里15:30ー馬野渓16:00ー笠取山16:10
ー長泉寺17:16ー大橋17:20=三重バス17:54=上野市=伊賀神戸
=名張=大阪=自宅21:00
【メンバー】単独

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権現道コース迂回で青山高原へ

東青山駅前の四季のさと
今回も約20キロコース設定をし、六甲縦走への足慣らしも兼ねての行動とする。今迄の東海自然歩道の続きならば西青山駅下車でサニービラ公園経由が正規の自然歩道だが、敢えて東青山駅下車、権現道コースから青山高原に登る遠回りを選び、滝と渓谷コースも見たいという拘りがあった。近鉄大阪線、西青山駅で下車する登山客が大半(西青山駅〜青山高原〜東青山駅が一般的なハイキングコースの為)だが、東青山駅下車の客は私一人であった。東青山駅前に広がる広大な「四季の里」はピクニック広場や野外施設などが沢山あり、日曜日なので大勢のちびっこ家族連れで賑わっていた。近鉄が力を入れている様子が伺える。ここの管理事務所で案内パンフレットを頂戴し、コース確認もする。
別の写真あり
布引滝(別の画像あり)
権現道コースは道や道標もしっかりしており、全体的に渓谷沿いを歩きながら滝も鑑賞できるコースであった。ただ東青山駅からだと登りが主体で、このコースは逆からが楽になっている。
さて、この渓谷コースで見物と云えば、やはり布引滝でしょう〜。遠くの滝見展望台から見る景色と滝の真下から見る景色もまた共に素晴らしい!時間があれば近くまで行ってみるのも一案と思います。登山コース途中に布引滝との標識があります。往復20分位で行けます。登り主体のコースの為、寄り道さえなければ2時間強で行けますが、どうしても写真とか展望を鑑賞しながら行く事になるから、3時間位を見た方が無難でしょうねぇ。

青山高原三角点展望台からやすらぎの里まで

三角点展望台、後ろに伊勢平野が見える
青山高原は、笠取山を主峰とする布引山地一帯に広がる標高700〜800メートル、南北およそ10キロにおよぶ大草原です。頂上付近は、起伏のなだらかな丘陵で、円山草原からの眺めは殊に雄大。東に伊勢平野・伊勢湾、南に大台ケ原、西に笠置山脈・・・とワイドな展望が楽しめるところ。そして車道も山頂を走っているので、家族連れで訪れるには持ってこいの場所でもあります。
ススキで覆われた展望台、後ろに曽爾三山

しかし、自然歩道はこの車道を歩くのではなく、並行して出来た歩道だが起伏が多く、しかも見晴らしという点ではあまり期待のできるものではない。強いて云えば、車の騒音に悩まされる事はなく歩けるという点であり、あまりの起伏に些かうんざりする事になるかも? 車道を歩いた方がなだらかで見晴らしも良いし早く行けそうに思え、その誘惑に負けそうな気分になってしまいそう。しかし此処は我慢をして自然歩道を歩く。
やすらぎの里には大きな風力発電4基並んでおり、風も強いので大きな円を描いて回っている。また近くに目を移すと自衛隊航空灯台も笠取山山頂に見える。この付近にはススキが咲き乱れ、何ともいえない草原の気分が満喫できる。三角点展望台からやすらぎの里まで約1時間20分であった。

やすらぎの里から笠取山

ススキと風力発電
やすらぎの里を過ぎると、高原を貫く車道は自衛隊笠取分屯地方面に進んでいるが、自然歩道は左手に分かれてゆく。間もなく鬱蒼とした沢沿いの下り道になる。ひとまず馬野渓の源流地まで下るが、途中2ヶ月前に降った大雨による被害で歩道がえぐられている個所があった。写真など撮りながらの歩きだったので、もう時間が足りなくなっていた。ここで時間が16時過ぎ。まだまだ10キロ以上残されている。困ったぞ〜!少し早足状態に入る。しかし笠取山を越えなくてはならない。急な登りに些かバテ気味になる。でも時間がない。暗くなるまで後1時間、たとえヘッドランプは持っていても、バスの最終に間に合うかどうかが心配だ。田舎の事ゆえ6時以降はないかもしれない。
円山草原での展望

笠取山も山頂には行かないが、途中から下りに入る。これより7キロの標識が目に入る。普通ならば1時間30分かかる。もう写真どころではない。急げ急げ〜!幸い下りの連続なので、ほぼ駆け足状態に入る。あたりは段々と暗くなってくる。バスの時間だけが気がかりだ。もし最終がなかったらどうしよう。タクシーを呼んでも来てくれるだろうか?バスでも40分(上野市まで)かかるので、歩いたら何時間かかるか解らない。などの要らぬ考えが頭をよぎる!・・・・・・・
やっと着いたよ、ここが長泉寺だ。時間は17時16分。大橋バス停に着いたのが17時20分であった。
早速バスの時刻表を覗くと、ありがたや17時54分上野産業会館前があった〜!間にあった〜〜!!\(^O^)/
因みに、最終が18時24分でした。ここより上野市まで40分、伊賀神戸から名張で乗り換え、特急で帰ってきました。
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