(比良山系)ワサビ谷に結集!

シャンペンで比良完全縦走達成を祝う
ネット仲間達12名で、滋賀県は比良山系の武奈ヶ岳の麓にあるワサビ谷で夕刻祝杯の宴に一同結集。そして翌朝坊村に下山。
と言っても何の事だか解らないと思うが、このメンバーの中の3人(HAMAさん、モリザネさん、DOPPOさん)が蛇谷ヶ峰〜ワサビ峠を歩けば、比良山系完全縦走達成と相成るので、そのサポート隊として同行するもの、若しくはキャンプ地のワサビ谷で祝杯に参加するものなど、仲間達が一同結集したのでした。
縦走隊は早朝車3台で朽木スキー場まで行きそこに車をデポ。その内サポート隊の郭公氏は車1台を坊村まで引き返し、その周辺の山(白滝山)を一周しワサビ谷で縦走隊を待受ける。また途中参加のせき氏は美濃あたりの山を歩いて武奈ヶ岳で待受ける。私は、当初蛇谷からワサビ谷まで同行する予定だったが生憎用事が出来、夜の宴会のみ参加。
かくしてワサビ谷では、小雨にも拘らず熱い熱気がいつまでも谷の冷気を吸い取ってしまう程でした。(^ ^ゞ

場 所】 比良山系
【日 時】 
2003年4月26日〜27日
【メンバー】
百孤の仲間12名
【天 候】 
←周辺地図
コース】縦走隊=蛇谷ヶ峰〜武奈ヶ岳〜ワサビ峠
サポート隊=ワサビ谷に結集

画像クリックで拡大します


ワサビ峠
天気予報では26日から天気が回復すると言われていた。縦走隊は早朝から朽木村の桑野橋まで車で行くが、どうも天気が悪いし蛇谷まで登りが続くので時間がかかる。場合によりワサビ谷には5時には着かないかも?との判断で急遽朽木スキー場から攻める事に変更したらしい。
そんな事つゆ知らず、私は所用の為神戸に行き、用事を済ませてから名神を飛ばし葛川坊村町の明王院に到着。午後3時過ぎであった。神戸では天気が回復していたが、現地では未だ雨曇り。
ともかく着替えを早々にして出発しなければワサビ谷には5時に着かない。



時間も時間だけに下山する人が大半であった。やはり予想通り登り始めて暫くすると、下山するグループの何人かに「今からどちらに?」と聞かれてしまった。多分私でも逆の立場だったら聞いていただろう(^ ^ゞ
のっけから急坂の連続で、御殿山まで続いていた。地図のコースタイムはやや甘めに出来ていると思っていたが、アニハカランヤ!一向に頂上が見えて来ない。
休むと時間が刻々と遅れるし、今日の荷物は結構な重量がある為、ゆっくりではあるが着実に登っていくしか方法はあるまい。宴会用の酒とか食材、宿泊用具一式等々。更に途中から小雨が降りだし、道は泥んこにぬかるんでいた。幸いガスもかかっていないし、まあ〜道もしっかり付いているから迷う事はあるまい。例えあったとしてもヘッ電、コンパス、ビバーク道具一式持っているから全然不安はなかった。

途中から全く人と出会う事もなかった。小雨降る静かな原生林の道が続く。地図を確認すると多分あと数分で御殿山に着く筈だ。でも中々着きそうで着かない。カシミールからダウンした1/25000の地図で再確認。
時計の高度計も1100mになっている。あれ?少し高度計が誤差を発生しているのかな。まあ〜いづれ着くや。
ヤレヤレ着いたわい。さて、タイム記録用にデジカメで撮っておこう。シマッタ!出発の写真を撮るのを忘れた。出発は多分3時05分頃だったと思うので、今は17:06分。丁度2時間だ。コースタイムとピッタリだ(^-^)
ワサビ峠まで6分。そこからワサビ谷へ下る。
昨日と今日の雨量で滝に下る水量も多かった。幸い道は残っている。急な下りだけに慎重に。
やっとワサビ谷に着いたと思われる場所に着くと、すぐテントが目に入ってきた。更にその奥で仲間達の声が聞こえてくる。あれ?このテントは別のパーティーか。

ワサビ谷で宴会
最初着いたら第一声ホイッスルを鳴らして驚かせるつもりであった。でも別のパーティーがおったらまずい。
しょうがなく、おとなしい到着にした。17:30分であった。
が、・・・・あのテントが我々仲間の物と解り、しかもこの谷には我々12名しかいないと知るや否や、いつものように馬鹿騒ぎになったのだ〜(^ ^ゞ ポリポリ 
皆が到着したのが4時30分とか。コースも一部変更し、雨が降っていたので展望が悪かったが逆に疲れず、順調に到着したとの事。天気が良過ぎると却ってバテバテになっていたかも?

郭公さんが運び上げたシャンペン2本でまずは比良完全縦走達成の乾杯!(^_^)/d□☆□d\(^_^)
夜の長い長い時間がたっぷりあった。谷間の気温は低かった。防寒に身を包み食事と酒で身体も温まった。
些か飲んだ頃から一人二人と抜け出し、疲れと酒の酔いにテント内でイビキの音が聞こえてくる。
まだまだ沈没しない連中は、外で持ち歌や奇声と思われるような変な唄を披露していた。
少し小雨も振り出したので、またまたテント内で延長戦が始まった。中々ハーモニーにならない「白いブランコ」や郭公さんがHPで公開している小説「四畳半」談義に花が咲く。

翌朝、出発時の記念撮影
翌朝、一人早帰りのせきやんがテントを撤収するため、5時30分に一緒に目が醒める事になってしまった。でも昨夜9時には全員が寝たから睡眠を充分取れていた。朝の幻想的な景色を見ながらのんびりと朝食。
坊村下山後は「てんくうの湯」に行く予定なのだが、余り早い時間に行っても開業していないから、時間調整の為ゆっくりと花や新緑を味わいながらの下山。天気も回復し、新緑に覆われた原生林の山道にイカリソウ、マムシソウ、など春の花々が小さいながら顔を出していた。
坊村の明王院に着いたのが9時49分。今年初めて見る満開のシャクナゲの花が我々を歓迎してくれる。
ここにデポした車2台に一同乗り合わせ、朽木スキー場の車を回収。その近くにある「てんくうの湯」に11時に到着。昨夜からの汗を流し、食事した後帰途についたのでした。

イカリソウをデジカメで接写するHAMAさん。 マムシソウ。うろこのような茎とトグロのような
葉が特徴
明王院の橋の袂に、シャクナゲと椿の花が
出迎えてくれました。


HAMAさんのHPにリンク
円さんのHPにリンク
郭公さんのHPにリンク
doppoさんのHPにリンク

ホームに戻る                              山行記録15年度に行く