春の明日香村から八木までのんびりハイク
高取城址を起点に明日香村まで下り、飛鳥の歴史に触れながら近鉄八木駅までのコース。
チラホラ咲きの桜を見ながら明日香村の民家にさり気なく咲く春の花々。何とも言えぬ温かみのある昔懐かしい田園風景。長閑で静かで心地よい。春のうららかな陽光を受けながら百孤の仲間達とハイキングしてきました。
場 所】 奈良県明日香村
【日 時】 
2003年3月30日(日)
【メンバー】
百孤のメンバー14名
【天 候】 
晴れ ←周辺地図
【コース】 
高取山(8:40)―猿石(8:50)―栢森―女綱(9:30)―飛石―
男綱(10:00)―マラ石(10:30)―石舞台(10:35)―酒船石(11:25)―
飛鳥寺(11:40)―入鹿首塚―(12:30)香久山(13:00)―(13:50)あすかの湯
―八木駅

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高取城址での出発前の様子
ここ高取城址(583m)山頂より春霞みに薄っすら見える大峰と足下の吉野町の町並み。春の陽光に燦燦と輝く朝の風景であった。毎年桜見学を兼ねてハイクする「円遊会」も数えて3回目。今日のお目当ては、明日香村から飛鳥ロマンに想いに浸りながら近鉄八木駅まで歩く一日。勿論、「あすかの湯」で一風呂浴びるのもセットされているが。
高取城址

高取山から明日香村までユックリ下る事約40分。途中猿石という奇妙な石や、5年前の台風に倒木され未整備なまま放置された竹林を潜り抜けながらやがて栢森に着く。
飛鳥川辺の桜は未だチラホラ咲きであった。1週間早かったかな。川巾いっぱい張った異様な綱の光景に「何だろう?」。
これが「女綱」と謂れ、古くからの風習で、女の性を型どった綱が川の中央でブラブラと吊り下がっている。「男綱」はもっと下流で広い川幅にあった。ここで大いに話しが盛上がる。「私あんな格好していない」「・・・今日ゆっくり見てみよう?」と(^ ^ゞ ポリポリ
女綱 男綱(別に写真あり)

明日香村は、のんびりと時の流れを感じさせぬ静かな村だった。民家からほとばしる春の香りの花がいっぱい。
桜、梅、コブシの花、道すがら足元に生える野草も豊富であった。カンゾウやツクシ、フキノトウ、セリ、ノビル、ミツバ等など。
勿論、野草に疎い私には、教えて貰いながらφ(。。;)メモメモ。

マラ石
「男綱」の手前に「飛び石」があり、更に進む事約10分、「マラ石」がある。これも、男性のシンボルそのまんま。古来より、子孫繁栄、五穀豊穣を祈願して人々より崇めたてられていたのであろうな〜。
やがて、「石舞台」に着いた。
中に入るには拝観料もいるので、外から眺める(^ ^ゞ ポリポリ
近くのお店で昼食用にと奈良名産の「柿の葉寿司」を購入。さて、何処で食べるのか楽しみである。(^-^)
酒船石


この後、歴史ロマンを掻き立てられるものがヅラヅラ続く。まずは、「酒船石」。石に彫られた形が何を意味しているのだろうか?
その山の下に最近発見された「亀形石造物」。これも「酒船石」と関連が深い。皆それぞれ新説が飛出す始末。何か楽しくなる。まもなく日本最古の飛鳥大仏(飛鳥寺)や、大化改新の時、中大兄皇子に誅殺された蘇我入鹿の首塚と言われているもの等。その飛鳥寺から大和三山が見える。左に「畝傍山」、右に「天香具山」、その間奥に「耳成山」が一望される。
天香具山から畝傍山を一望
この山に纏わるロマンは有名だが、「天香具山」は僅か152mの低い山。万葉集や百人一首でもつとに有名な「春過ぎて 夏来たるらし 白妙(しろたえ)の 衣干したり 天(あめ)の香具山(かぐやま)」の一首が思い出される。
お昼は、この香具山の山頂になった。日曜日だし天気も良いので、他のハイカーも多かった。石舞台で買った柿の葉寿司が結構美味かった。木々の間から畝傍山の綺麗な勇姿が見え、心地よい風についつい睡魔がきそう。

食後は「月の誕生石」を見て、またのんびりと歩きながら「あすかの湯」に直行。こうして近鉄八木駅までのハイキングが終わり。これにて解散。
但し、再度高取城址に車を回収するため、私も含め数人が壷坂駅まで戻ったのでした。(^ ^ゞ ポリポリ


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