京の桜の隠れ里「原谷苑」
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ここの桜は凄かった!是でもか是でもかと丘一面の紅しだれが咲き乱れ、見渡す限りの桜の園!
その紅しだれ桜の下を歩いたり、丘を見下ろしながらの食事の味は何とも云えぬ醍醐味がある!まさに京の桜の隠れ里という言葉がピッタリだ。
ここは、個人所有の約4,000坪のさくらの園で、このさくらシーズンだけ一般公開しているという将に贅沢の極みがあった。
この付近は大変道が狭く、マイカー訪問の自粛や地元住民に迷惑かけぬような最低限度のマナーを守るように心掛けましょう!特に、ゴミやタバコのポイ捨て等々。
場所:京都市北区「原谷苑」周辺地図
訪問日:平成14年4月7日(日)
同行者:女房と私
天気:薄曇り、気温18度
一面の紅しだれ桜
1ヶ月前から女房と約束させられていた。友達からその噂を聞いていたらしい。バスツアーもあるが見頃の選定が難しい。
今年は、地球温暖化の影響か、かなり桜前線が早かった。もう里の桜は葉桜に変わっている。こりゃ〜今しかないだろう。
女房がセッセと現地に問い合わせてしていた。「もう満開に近く、見頃です」との事。
京都に入るには早い方が賢明だ。自宅を早出して9時30分に御室に着いた。現地の駐車場が小さく、土日は満車で停められないとの情報により、近くの御室駐車場に停める。500円也。仁和寺の横である。
ここから約2km、登り坂を歩いて約35分の処。結構疲れたな〜。結果論だが、早い時間帯だったら無料の駐車もできる。また御室からタクシーを使う手もあるのだが・・・・。しかし若いから歩くのだ〜(^ ^ゞ ポリポリ  (帰りは下りだから問題なし)

しだれ桜の下で弁当やお茶を(拡大あり)
こうしてやっとこさ、原谷苑に到着。10時30分。入場料に大人1500円。入り口付近は既に沢山の人がいた。
入り口を入ると少し登る。すると枝垂れ桜がチラホラ見え出し、やがて丘全体がピンクで覆われているのが目の前に飛込んできた。こりゃ〜凄い!何処を見ても桜・桜・桜・・・・。枝垂桜のオンパレード!丘全体がピンクで染まっていた。
下から見上げる、上から見下ろす、こんな桜一色に染まったのを見たのは初めての経験だった。
午前中少し小雨が降ったが、却ってピンクとグリーンの新緑が一際色艶やかに色彩を放っていた。デジカメを持参したので、撮りまくる。どうも今週一杯で終わりかも知れぬ。やはり今年の桜は早いらしい。
あっという間に正午も過ぎ、腹が減ったので売店で売られていたチラシ弁当(1,000円)とビールを買う。小高い処に無料の縁台が置かれており、枝垂れ桜を見下ろしながら食べる場所を提供している。結構長い間いても、全然見飽きる事のない素晴らしさと落着きがあった。
帰りは下り道なので、また徒歩にする。大勢のグループが歩いていた。歩け!歩けだ!健康にも良いぞ〜(^^)

仁和寺「御室桜」に浮び上った五重塔
御室駐車場の横は「仁和寺」である。沢山の観光バスや駐車場待ちの車の渋滞が続いていた。折角来たのだからここも見て行こう〜!
入場料大人300円を払い、境内に入る。ここも満開であった。やや背丈の低い「御室桜」が一面境内を埋め尽していた。
桜並木の間に板がひかれ、桜通り抜けだ。その桜の間から見える五重塔は絵葉書のような景色があった。
仁和寺境内には、この室生桜の品種だけではなく、結構珍しい品種も見受けられた。
やはり、京都は桜の名所と言われるだけの値打ちがあるよな〜。公家の趣味を庶民にも開放させてくれたからだろう!

こうして、さくら一色に覆われた充実した一日であった。(^^)



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