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  本蓮寺から長崎駅前の雑踏を右にみて歩くと、ほどなく中町教会(中町)にでます。26聖人殉教300年を記念して1896(明治29)年に建立されましたが、原爆で損傷をうけ、のち再建されています。このあたりは切支丹と深く関係のある大村藩の蔵屋敷のあったところでもあります。
 この東西の道や、もう一つ山手がわの道は、かつて西坂の処刑場と桜町の牢屋との間を結ぶ道でもありました。吹き荒れる弾圧の嵐のなかで信仰を守り、あるいは激しい拷問に耐えかねて棄教を余儀なくされていった信者の悲しみが深く埋め込まれた道でもある………そんなことを思いながら、そぞろに立山の方向へ歩いてみました。
中町教会