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サン・ジョアン教会、サン・ラサロ病院跡  (本蓮寺)
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  西坂の丘から右手の急な坂道をくだると日蓮宗の本蓮寺(筑後町)があります。ここは1594年建立のサン・ジョアン・バウチスタ教会がたてられたところです。
 1591年入港したポルトガル船の司令官ロケ・デ・メロの寄付金でサン・ラザロ病院(救ライ)もこの地に建てられミゼリコルジアの組み(慈悲の兄妹会)が経営していました。ここらの町は当時サン・ジョアンの町と呼ばれ、すぐ前は海で、船着き場もあったそうです。
  森崎の岬の教会、立山の白亜のサンタマリア教会、そしてここのサン・ジョアン・バウチスタ教会は長崎三大教会と呼ばれ、港に入港する南蛮船の目印となっていました。
  幕府の禁教政策で17世紀はじめまでに壊され、そのあとに、キリシタンの改宗に功績をあげた日蓮宗の僧侶が本蓮寺を創建したのでした。