第12回定期演奏会 ごあいさつ 

(第12回定期演奏会プログラムより転載)

 本日は一ノ蔵男声合唱団、第12回定期演奏会にお出でいただき誠にありがとうございます。
 昨年夏には、1000名ものお客様にお出でいただき「〜デュークエイセスと愛を歌う〜 はる なつ あき ふゆ」のコンサートを開催することが出来ました。それから約1年2ヶ月、練習を重ね本日ここに第12回の定期演奏会を開催できますことは、皆様のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。

 現在、私たちの生活を取り巻く環境は、物価、税金、年金、食の安全、自然破壊・・・などなど多くの問題が発生しています。又、地球的規模でみても全世界的な金融危機、地域紛争、平和への脅威、地球温暖化など非常に厳しい問題を抱えています。このような社会の中で歌っていられることの幸せに感謝すると共に、世界中の人々が平和な社会の中で楽しく歌える時が来ることを願ってやみません。
 私達は音楽を愛し、心から歌うこと、仲間と楽しく歌うことを信条とし、社会参加の一助として、病院や各種福祉施設での演奏会を行っています。これらの活動を通じて、私達が歌うことが少しでも社会のお役に立てるならばこれほど嬉しいことはありません。これからも続けて参ります。

(中略)

 さて、一ノ蔵男声合唱団のステージも、第一部"愛唱曲"、第二部"企画もの"第三部"男声合唱組曲"と三部構成のスタイルが定着してまいりました。
 第一ステージは「日本のうた・秋のうた」。皆様おなじみの懐かしい唱歌、心に沁みる童謡、デュークエイセスの"にほんのうた"を含め7曲演奏させていただきます。
 第二ステージは「魅惑のミュージカル・セレクション」。本場・ブロードウェイやロンドンの劇場から生まれた名曲の数々。中でも選りすぐりの6曲を集めました。趣向を凝らした演奏をお楽しみ下さい。
 第三ステージは、男声合唱組曲「柳河風俗詩」を演奏させていただきます。多田武彦作曲の男声合唱組曲を取り上げるのは今回で5回目。いよいよデビュー作に挑みます。この曲の詩は、前回の「三崎のうた」と同じく、日本を代表する詩人 北原白秋。自ら「我が詩歌の母体」と表現した郷里・柳河。そのルーツに迫ります。
 どのステージも一ノ蔵らしさ満載のプログラムです。演奏は決してうまいとは申せませんが、歌って楽しむことについては世界のトップレベルであると自負しております。恒例となりましたアンド・モアを含め、最後までごゆっくりお楽しみいただければ幸いです。

 最後になりましたが、日頃より私たちを支えてくださいます家族、団友、並びに各方面のかたがたに厚く御礼申し上げますとともに、今後ともご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

団長 柿島 旭

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Last update : 9 November 2008

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