第10回定期演奏会 ごあいさつ 

(第10回定期演奏会プログラムより転載)

 1986年3月に7名ではじめた合唱団が、結成18年を経て、現在は結成当時の4倍近くの団員を有する合唱団となりました。一ノ蔵男声合唱団にはいくつかの特徴があります。メンバーの全員が他の合唱団に所属していること、団内指揮者で合唱作りをしていること、外部団体に所属していないということです。このことは一ノ蔵男声合唱団の活動の方向を決定づけている最大の特徴と云えます。
 定期演奏会以外にも色々な活動を行っており、今年5月には第3回海外音楽の旅として、トロント(カナダ)で現地合唱団との交流演奏会を行ってきました。プログラムは全て(アンコールを除き)日本の曲でしたが、想像以上に喜んでいただき「アメイジング!」という言葉を戴き、私共が感激した次第です。
 その他には病院や老人施設での訪問演奏、地域行事への参加など、機会ある毎に歌っております。これらの活動を通じて私達の歌を聴いて下さった方々に「感動した」と云っていただけることが何よりです。私達の演奏は決して上手いものではありませんが、音楽を愛し心から歌うこと、仲間と楽しく歌うことを心掛けています。

 そんな私達がここに、第10回の定期演奏会を迎えることが出来ました。第10回を記念しまして、多少の演出も取り入れて3ステージ構成でお送りいたします。
 第1ステージは「これまでの演奏会から」と題して、今までの演奏会の開幕曲から、皆様おなじみの名曲「フィンランディア」など3曲、海外演奏会からは、それぞれの訪問国の民謡やフォークソングを3曲選んで演奏させていただきます。
 ゲスト・コーナーには、前回に引き続き、女声合唱団「MAAM2002」に出演していただきます。発足して2年半、メンバーも補強され練習にも力が入っているようです。ますます磨きのかかった熟女ハーモニーに期待しましょう。
 第2ステージは「青春のメロディ」と題して、1940年代から1990年代まで、約半世紀の歌を集めました。70歳代の団員から20歳代の団員を有する、一ノ蔵男声合唱団全員の青春の歌です。本日お越しいただいたお客様の青春の歌がありましたら幸いです。少し演出に趣向をこらしてみました。どんな青春のステージになりますか……お楽しみ下さい。
 第3ステージは、男声合唱組曲「中勘助の詩から」を全曲演奏させていただきます。前回の「雨」に引き続き多田武彦作曲第二弾となります。「男声合唱組曲は全曲通して演奏しよう」と取り組んできました。月2回の練習ではなかなか難しいことですが、音取りテープ(今やMD,CD,ボイスレコーダー)の活用、歌詞カードの配布、仕事で練習に出られないメンバーには練習のテープを送付するなどして乗り越えてきました。

 まだまだ未熟ではありますが、これからもより良い演奏を求めて、団員一同、楽しく、意義ある合唱活動を続けて参ります。第3ステージの後のアンド・モア、並びに恒例のパーティーを含めて最後までごゆっくりお楽しみ下さい。
 本日はお忙しい中、私達の「一ノ蔵男声合唱団第10回定期演奏会」にお出でいただき誠にありがとうございました。

団長 柿島 旭

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Last update : 9 October 2004

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