名古屋鉄道乗り歩き2、家路へ。

さて・・このページで収まるかな?。(^^;)
新岐阜に到着、想像していたよりもこぢんまりとしたイメージに、ここからは友人のお薦めで美濃町線に乗車、乗り合わせたのは新型の800型で塗色は名鉄カラーではないのですね。

新岐阜駅は架線電圧が1500Vですが美濃町線は兼用軌道(路面電車区間)が有るためか600V、その為美濃町線用の車両は複電圧仕様になっているのですね、新岐阜を発車して少し走るとそのセクションが有りました。
線路状態は今一の様ですが新型のためか乗り心地は良く軽快に走っていきます、室内は左の画像の様な物でクロスシートとロングシートが組み合わされて使われています、色使いやデザインは日本の物とは少し違う感じがしますね。
台車を見ようと思ったら残念ながら右画像の様にカバーされて拝見することは出来ませんでした。
終点の”関”まで行くと時間がかかり過ぎそうなので途中の白金駅で下車し15分ほどの待ち合わせで上り列車を待ちます、風景は時代に取り残された様な感じ・・しかし暑い・・・



白金駅で水分を補給しながら上り列車を待つ・・この辺りは私が愛用している携帯電話のH゛が使えるのかな?・・と電話機を取り出してみると電波の強さを示すマークが5本の最強レベル・・辺りを見回して見ると・・有りました!基地局のアンテナ・・小さいので見えませんが左の画像で白い土蔵の屋根の左に有ります。
レールは大分減っていますね、右の画像は上下線ホームを結ぶ踏切から撮影しました、線路内に立ち入った訳ではありません・・(^^;)。
上り列車で来たのは880型?、2車体連接構造の車両です・・こちらは名鉄カラー。(右画像)
冷房車なのですが外気が暑すぎるのか車内はあまり涼しくは有りませんが冷房が苦手な私に助かる、しばらく乗っていると丁度良い感じに・・でも人によっては暑く感じますね、弱冷車よりも弱い位です。
左の画像は車内、連接部の貫通路に特徴があります、鉄道雑誌の写真でしか見たときが無かったのですが今回実車に乗ることが出来ました。
この地区にお住まいの方には失礼になってしまいますが車窓はのどかな風景・・昭和30〜40年代の車が止まっていても画になりそう。

←途中ですれ違った列車は新関行き・・路線の終点より1つ手前の駅です、何故終点まで行かないのかは判りませんがどの位の駅間なのだろうか?。
路線は右の画像の様な所も走り、以前は車道が未舗装で土煙を上げて走っていたそうな・・車輪やブレーキなどの消耗、整備にも苦労されたのでしょうね。

←これ、何だか解りますか?、電車の運転台横に引っかけてあった表示板なのですが・・路面電車が全盛の頃はあちこちで似たような物を使っていました。
実はこれ続行表示板と言う物、路面電車なので連結して走ることは有りませんがダイヤや運用により2台目の車両が直ぐ後ろを続いて走る場合に先頭の車両の前からよく見える所に提示します。
路面電車ですから乗客の乗降や交通信号のタイミングで続行列車が離れてしまう事も考えられます、一台目がすれ違い駅に到着したからと対向列車が発車すると最悪の場合衝突する危険も・・この路線のように単線の場合衝突を防ぐシステムは備わっていますが対向列車に続行してくる列車が有ることを示す為に掲げて置くのです。
ここでは私達の乗った新岐阜からの車両の後ろに途中の競輪場前駅で合流した別路線の電車が付いてくる形になりました(表示板を提示)、その電車は途中駅(日野だったかな?)折り返すため続行表示板はそこで外されました、上りの場合は逆になっている模様です。

途中の車両管理所にて・・新旧色々な車両が留置中・・一番奥の車両は何処を走っているのだろうか?、乗ってみたいですね。
終点の新岐阜も近づき架線電圧が600Vから1500Vに切り替わりました、それと同時に冷房が止まった・・、お話によると1500V区間では冷房用の電源、インバーターが動作出来ないとかで距離も短いため冷房を止めて走ってしまうそうです、でも駅に停車中は暑いでしょうね・・。
私達もお腹が空きました、とっくに12時は回っています、新岐阜駅前のデパートに入り食堂街へ・・この後は家路に向けての移動になります、名古屋の友人とゆっくり食事をするのも今回はこれが最後に・・余韻を楽しみながらお腹も満たすことに・・。

新岐阜駅に戻り特急の豊橋行きを待つ間到着してくる列車を拝見、名鉄さんはクロスシートの比率が高い様な感じですね、型式を見そびれましたが入線してきた列車とその室内、転換型のクロスシートが並びます。
今度来た時には色々な車両にも乗ってみたい・・。


新岐阜駅に到着した7500系パノラマ車(左)、これから豊橋までお世話になるパノラマスーパーとの並びも実現、パノラマスーパーの一部は7500系パノラマ車を更新した車も居るそうで運転席を拝見すると左の画像の様に2ハンドルのオーソドックスなタイプ、マスコン(車で言うアクセルに当たる物)ハンドルも手前に引くタイプで私の地元を走る私鉄車両とはちょっと違います。
ブレーキ装置も直接エアーをコントロールするタイプ、展望席に座っていると運転手が扱うブレーキ弁からの空気音が下から良く聞こえます。



私達を乗せた列車は定刻に豊橋へ向けて滑り出しました、今回もまた展望席の最前列をGet、私の購入したフリー切符でそのまま指定席のμシートに座ることも出来るそうです、ただしその座席の指定券を持った乗客が現れた場合は明け渡す事が条件に・・その為別料金を支払いしっかりその席を確保しておきました、これでのんびり車窓を楽しめます。
(この年の9月末に私も乗車し通過した上の画像の少し先で、踏み切りから線路内に入り込んだ車に特急のパノラマスーパーが衝突、車両も大破、列車の乗客にも怪我人が多数出ると言う痛ましい事故が発生してしまいました)

新名古屋も過ぎ、豊橋も近くなった頃、車窓左手に白くて大きな建物が・・名古屋電鉄で最大の車両整備工場と見られます、沿線にも小さな整備用工場も見られましたがおそらく全般検査などの大きな整備はここで実施されて居るのでしょう。
手前には凸型の電気機関車も見られます、工事用でしょうか?。



昨日下車した駅を通過します、その時の画像は手前の踏切から撮影しました、名鉄の本線も割とカーブが多く感じられます、振り子車両でも投入すれば時間短縮の効果が有るでしょうか?、しかし振り子車両を導入するとなると架線や軌道も補強しなくてはならず、かなりの投資が必要になるため難しい所ですね。


そうこうしている内に終点の豊橋駅に・・ここからはJR東海道線の各駅停車を乗り継いで帰ります、前回は途中で新幹線に乗り継いだのですが今回は全て在来線を利用して見ようかと・・。
友人はJRのホームまで来て私の乗った列車が離れるまで見送ってくれました、やはりちょっと寂しいですねこの一瞬は・・。(実は翌週東京でまたご一緒したのですが・・。)

画像は有りませんが(撮りそびれた・・)豊橋から浜松まではJR東海の313系・・初めて乗る車です軽快に飛ばしそれでも静か・・良い車ですね、下手な有料列車よりも室内環境は良いでしょう。
浜松からは右画像の113系に乗り継ぎ・・相変わらずモーターの唸りは豪快、各駅停車なのでもっと怠いかと思ったのですが、乗っていてストレスを感じないのは特急などに抜かれるための長時間停車が無いからでしょう、結構スピードも上げてしっかり走ります、優等列車は減ったと言えどもそこは東海道本線、線路状態は良いですね。
静岡でもまた乗り継ぎましたが結局途中で他の列車に抜かれることは一度もなく熱海まで来ることが出来ました、幸い全て座席にもありつけたし・・。
熱海からは快速のアクティーが有るはず・・と思ったら・・熱海からの快速は既に無し、最後は少し贅沢にと普通列車ながらグリーン車が有るのでそれを利用、ダブルデッカー(2階建て)なのですが私は下の階へ・・誰も居ない。(画像左)
上の階は5割がた埋まっていましたが・・下の方が振られない分揺れが少ないのです。
熱海を発車して少し経つと検札に車掌さんが・・横浜までのグリーン券を購入するとその車掌さんが「この列車は小田原始発の快速アクティーに乗り継ぎが出来快速の方が先に発車します、このグリーン券でそのまま横浜まで快速のグリーン車が利用出来ますよ・・。」と教えてくれました。
その方が横浜に20分以上早く到着出来ます、グリーン券には”この列車1回限り有効”の文字が有るのでちょっと不安でしたがアドバイスの通り小田原で乗り替え・・。
こちらのグリーン車もダブルデッカー、やはり上の階の方が人気です、下の階にも2〜3人乗車、座席の色が違いますね。→
こちらはなかなか検札に来ない・・車内でグリーン券を買う人が多く検札に手間取っているのかも知れません、やっと現れた車掌さんに先の列車で買った券を見せるとそれでOK、残りは少なくなりましたが横浜までゆったりと夜の車窓に流れる町の灯を楽しみます。
(表現がクサイ?(^^;))
快速は東京行きですが東京に出て中央線利用よりも横浜から横浜線経由の方が所要時間が少なくてすみます、残念ながら夜も遅いので快速列車の運用は無し、各駅停車の205系に八王子まで揺られて行きます。
調べてはいませんが乗り継ぎが良ければ茅ヶ崎から相模線利用も早いかも知れません。
何時から変わったのか横浜線の車両・・行き先表示のライトの色が前も横も緑色になっていました、乗り間違い防止の意味があるのかな?。

八王子からは見慣れたオレンジ色の201系で地元駅まで・・地元駅前のコンビニエンスで食べる物と飲み物を購入・・実は夕食を食べていなかったのです・・またこのコンビニエンスの店員さんもお友達だったりします。
夜も遅いので既にバスは無し、自宅まで約2キロを徒歩で・・今回の旅はよく歩き、よく汗をかきました、熱帯夜の中今回の旅最後の大汗・・無事に自宅へ・・風呂場へ直行。
汗を流しながら今回の旅を思い出し・・さて、今度は何処に行こうか・・・(^^;;;。

今回の旅行でも、宝塚から仕事を終えてから駆けつけてくれたKさん、仕事で研修に向かう途中に時間を割いてご一緒してくれたIさん、3日間に渡り大阪、名古屋を案内して頂いたLさん・・本当に有り難うございました、またお会いしまょう。

長文、乱文にて失礼いたしました、今回の旅の終点です。(^^)

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