またもや行ってしまいました北海道!!

4日目・・お名残惜しいですが帰路へ


車で数分・・深夜の帯広駅・・いよいよ今回の旅も最終日です、改札口で今回も色々お世話になってしまったgoさんにご挨拶・・またの再会を約束するようにガッチリ握手、年と共に涙もろくなったのか目頭が・・(^^ゞ
最後にgoさんの肩をポンと叩いてホームに向かいます、確かに東京と北海道・・距離は有りますがブラリと来られる感じでまた会えると言う気持ちが有るので変な寂しさは有りませんでした。

帰りのスタート・・帯広駅。

特急まりも・・ディーゼル特急ですが専用の寝台車も連結された夜行列車です、私の利用する切符では寝台を利用する事は出来ませんが指定席を押さえてあります。
  
人気の無い深夜の帯広駅ホーム、下り列車は既に無く上りのまりもが出発するとしばらく静寂が訪れるでしょう。
今回の旅では第6ランナー”まりも”・・以前は夜行の”おおぞら”でしたが2001年のダイヤ改正で独立した列車です、1日に1往復の運転なので何号と言う表記は有りません、使用される車両はキハ183系気動車、この183系気動車も色々バリエーションが有る車です、まりもは札幌と釧路間を走りますが夏の繁忙期、土曜休日の一部は根室まで延長運転されます。
通常は5両編成、その中の2両がB寝台車となります、寝台車は客車寝台を気動車の編成に組み入れられるように改造されていますが客車なので動力は持っていません、馬力の有る183系気動車ならではの編成ですね、また夜行のため運転時間が長く速度を抑えての運転になるのでそのあたりもこの様な編成での運転が可能になるのでしょう、面白いのは冬の方が編成が長くなること・・冬の北海道は車での移動が難しくなるのでその乗客増に対応するためだそうな。
スーパーおおぞらが札幌帯広間は2時間10分程度で走る所を4時間20分程・・倍の時間をかけてのんびり走ります。
  
入線してきた特急まりも、貫通タイプのキハ183系先頭車です、車内は既に減光されていて夜行列車の雰囲気そのものです。
定刻に帯広駅を離れ一路札幌へ・・ダイヤに余裕が有るため加速はとてもゆっくりでエンジンの音を聞く感じではハーフノッチ程度で加速している様子・・無道力の客車寝台を2両挟んではいますがそれでも昔のディーゼルカーに比べても馬力に余裕があります。
途中新得駅で小休止・・その後は軽いエンジン音とジョイント音を奏でながら闇の中を走っていきます、車窓は何も見えず私も少し眠ることが出来ました、30分でも1時間でも寝られればかなり楽になります。

札幌には5時50分の到着、本来なら南千歳での乗り換えが便利なのですが到着がもっと早く、しかも駅の周りには何もないと思ったので札幌まで足をのばしました。

札幌に到着したまりも、183系気動車、横に721系電車が並びます。
 
183系気動車は最高速度の違い等により色々なバリエーションがあります、今回私が乗ったのは500番台で区別された車両でした。
183系ちょっこっとメモ、183系気動車は車両によりDML30HS(排気量30リットル水平対向12気筒)の440馬力エンジンとDMF15HS(同15リットル横置き直列6気筒)220馬力エンジンの2種類を搭載した車両として登場しました、登場当初は当時の特急用キハ82系と同じく最高速度は100Km/hでしたがその後ブレーキやエンジンの改良により110Km/h〜130Km/hまでのスピードアップがされました、最高速度の種別と共にエンジンも後に段階的にエンジンもそれぞれ660馬力と470馬力まで出力が上げられ、変速機や車体にも細かい所に違いがあり同じ183系でも0番台、100番台、200番台、500番台、550番台、1500番台、5000番台、6000番台と数多くのバリエーションが有ります、5000と6000はイベント用車両といえるでしょう。

札幌の売店は6時から営業され店内で食べることも出来るおにぎり販売店で朝食、豚汁が美味しかった・・やはり札幌まで足を伸ばしたのは正解だったようです、南千歳では朝食が取れたかどうか・・。
おにぎりでお腹を満たし出発まで札幌駅ホームををブラブラ・・そうしたらこんな列車に出くわしました、レール検束車マヤ34です、この車両は走りながら線路の状態を測定し保線時のデータを収集します、通称マヤ検とも呼ばれる列車でJR全路線で測定のため運転されますがなかなかお目にかかれない列車になります。
  
この車両は色々な機関車、時には電車や気動車と連結、編成に組み入れられる事があるため連結器や電気連結器・・ジャンパ線に工夫がされています、この時は冬にラッセル用機関車となるDE15型ディーゼル機関車が牽引していました、その前面にはラッセルヘッドを取り付ける時のアダプタが取り付けられています、その後この列車は測定のため発車していきました。
第7ランナー”スーパー北斗2号”スーパー北斗は281系での運転が多いのですが中には283系気動車で運転される列車も有ります、今回はその運用に当たった用で283系での運転でした、乗り比べが出来るでしょうか。
  
出発を待つキハ283系スーパー北斗13号、この車両も先頭部は簡易展望車となっているので前面展望が楽しめます、運転中も撮影に来たかったのですが通路側座席も埋まってしまい簡単に移動が出来ない状態になったため走行中の撮影は諦めました。
室内はスーパーとかちと同じですが座席の生地の柄が違いました、丹頂鶴の柄ではなく手すりの色も黒・・運転線区によりこの様なところには違いが有るのです。
流石281系の改良型だけあり、行きの281系で気になった所が感じません、振り子の動作も自然で意識していないと解らない感じです。
また座席は山側、寝不足だったこともあり少しウトウト・・乗っている場所の違いがおおぞらで乗った283系より静かに感じるのは気のせいか。
第8ランナー”白鳥18号”今回も485系3000番台車でした、番号を見たら何と行きに乗った白鳥3号と同じ編成でした。


行きと同じ編成だと思ったら・・何と座席まで8号車3Aと同じ・・こんな事もあるのですねぇ、隣の7号車には修学旅行の高校生が沢山乗っている・・デッキでたむろしている生徒さんもいてデッキの扉が開くと7号車から賑やかな声が飛び込んで来る・・いや〜8号車で良かった。(^^;;;;

函館駅停車中の窓からはこの様な風景が・・夜行のハマナスで使われる14系客車も見られます、今回は乗ることは無かったですがハマナスもまた乗りたい列車です。

車窓から見える風景は・・ちょっと靄っています。

途中駅にはこの様な看板が・・描かれている車両は東北新幹線の200系旧塗装・・描かれた時期はかなり前なのが解ります。

青函トンネル突入する瞬間・・いよいよ北海道を離れます。

たっぴ海底駅停車中・・見学者を向かえます。

たっぴ海底駅のホームは人が一人通れる程度の幅しか有りません。

青函トンネル本州側に出た所です、人影の無い公園が・・。

貨物用大型電気機関車EH500・・そのまま青函トンネルも通過でき交直両用なので関東から函館までのロングランをする事も。

JR北海道と東日本の接続駅蟹田・・ここで乗務員が交代します、その関係で列車は運転停車します、今までは夜間の通過でしたが明るい時に見ると案外小さな駅でした。

青森到着、ローカル用の701系電車が休んでいます、進行方向が変わり後1時間ほどで乗り換えになります。
  
野辺地駅でもう一度南部縦貫鉄道の跡を探してみました、右の画像で一段盛り上がった草地が元南部縦貫鉄道の跡になります。
 
西千曳を過ぎた辺りに南部縦貫鉄道の築堤が見えます。

乗ってきた485系の屋根上機器、交流区間は20000ボルトとなるため絶縁用碍子も大型の物になるため賑やかな印象に。
第9ランナー”はやて”いよいよ東京への最後の特急となります、残りもあと僅か。
    
E2系と呼ばれますが車体表記はE224・・E2系24型を表しています、新幹線の路線は住宅地では防護壁が多いので車窓はあまり望めません。
第10ランナーは東京駅から地元まで直通する特別快速だったので途中の乗り換えも無く座って帰れました、今回乗った列車は指定席が殆どでしたが全ての列車で座席にありつけた事になります。
地元駅にはまだ明るい18時過ぎに無事到着、列車の旅でも北海道が身近に感じられた旅に感じられました、宿と十勝を案内して頂いたgoさん・・改めてお世話になりました。


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