お坊さんの仕事とはなんでしょうか

(99. 3. 8現在 ご投稿件数 12件)

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ごあいさつ

  

このHPには1997年の9月から12月まで「みんなの掲示板」というコーナーがあって掲示板を設置させていただいていました。

そこでは集まって下さる皆さんの中から問いかけがあるとそれぞれの方が自分の意見を書き込んで下さいました。それらをテーマ別に分け「みんなの掲示板での問いかけ」というコーナーに保存しておいたですが、掲示板閉鎖後、この「皆さんからの問いかけとご意見」を作ったときに、それらもこのコーナーへ移させていただきました。

掲示板閉鎖後はCGIかメールでご投稿をお願いしておりましたが、この問いかけに関しては今回98. 7.12に初めてCGIからのご投稿を頂戴いたしました。それで、どのような形で掲載をさせていただこうか考えましたが、このまま、今までどおりの「みんなの掲示板での問いかけ」に続けて、「ご投稿10」に加えさせていただき、レスのようなものもつけさせていただきました。

掲示板のようにはいきませんが、どうかこれからも皆さんのご意見をお聞かせいただけますよう、心よりお願い申し上げます。

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みんなの掲示板での問いかけ


0018//始めまして (1997/09/18 14:13:44)

MAIL::くまごろう

私は、今京都にすんでいるものです。一応坊主の端くれです。
役僧をしていたこともあるのですが、いまは、事情があって、ただ いま無職です。
いろんなことを、勉強しなくてはと、思うのですが、 なかなか、進んでいません。
いったいお坊さんの仕事とはなんでしょうかね、この頃悩んでいます。
これから、よらせてもらいますから、よろしく。
           

0019//くまごろうさんへ (1997/09/18 15:35:00)
   
MAIL::ゴシン
   
くまごろうさん、初めまして。 書き込み本当にありがとうございます。
   
>お坊さんの仕事ってなんでしょうかね
  
誠実に生きたいと思うと、辛いですよね。
   
私の場合は「坊守」なので、坊守の仕事って何だろうか? と考えてみました。
草取りや掃除、来客の接待、会計簿や年忌簿の記帳・案内 の送付など事務全般・・うちのような小さな寺ではこれら は全部、坊守の仕事ということになっています。
   
でも、私は坊守の仕事は、仏様の呼び声に耳を傾け、 呼び声が届いて下さることを喜ぶことだと思います。
ちょっと、かっこ付けすぎたかな??? ホントにそう思っているのかあやしいもので、すぐに 自分が自分が・・と仏様のもとから、飛び出してしまうから なかなか喜べません。
  
自分が自分がと・・考えているときは、草取りが嫌で、
仏様の呼び声が聞こえるときには、草取りが嬉しいです。
  
草取りをしている時と、草取りをさせていただいている時の 違いだと思うのですが・・・。
仕事も同じで、 仕事をするときと、させていただくときでは違いますよね。
  
と、いいながら、殆どいつも、自分が、自分がと、ブツクサ 仕事をし・て・い・るゴシンです。
だから、一番大切な私の仕事は、仕事をさせていただいていること を喜ばせて戴くことです。つまりは、やっぱり、仏様の呼び声に耳 を傾け、呼び声が届いて下さることを喜ぶことです。
  
それが、ナカナカできない・・というか、あまり出来ないというか 殆ど出来ないというか・・全くできないというか・・
  
でも、仏様はいつもいつまでも呼んでくれます!!
  
くまごろうさんが、お坊さんなので、ちょっと、肩に 力を入れてお返事してしまいました。
  
>お坊さんの仕事ってなんでしょうかね
  
大切な問いかけをありがとうございました。 ここへ来ていただいた、大沢先生や法伝住職、CDNSのチムさん、 それからオジュウにも問いかけてみましょう!! >お坊さんの仕事ってなんでしょうかね 掲示板を覗いたら答えて下さいね!!
  
くまごろうさん、こちらこそ、これからも、どうぞよろしく お願いします。


0022//くまごろうさんとゴシンさんへ (1997/09/19 00:58:28)

MAIL::コニ

以前、義理の祖父と喧嘩になって、「じゃあ、坊さんの仕事って何よ!」と言ったら「お経 を読むことじゃ」と、言われたことがあります。祖父も巧く答えられなかったのかもしれない けれど、その言葉はすごくショックで、がっかりしました。私としては、もっとカッコイイ言葉 を期待していましたから。きれい事でもいいから。

蓮如様は「僧侶の妻となったものは、よくよくご縁があったと大いに喜ぶがいい」とおっし ゃっていますが、現在において私は絶望しています。

僧侶の仕事は、本来いろんな可能性のある素晴らしいお仕事だと思っていました。息子 もせっかく寺に生まれたのだから、大きくなったら父の仕事のいいところも沢山知ってほ しかったのですが、伝えられそうもなく残念です。勝手な理想を持っていた私がいけな かったのかもしれませんが。もうすべておとぎ話です。


0026//私がお坊さんになった訳は (1997/09/19 23:25:06)

http://www02.so-net.or.jp/~je0dkm/

MAIL::大沢

「お坊さんの仕事とは何か」について、「お経を読む事」とある人が 答えてガッカリとありましたが、私はすばらしいこたえだと思います。 私は道元禅師の書かれた「正法眼蔵」の中で、皆さんと同じ疑問が あったとき、「看経は行なり」の一句でお坊さんになる決意をしました。 お経を読むそのことにいぎがあるのであって、他に何もないのだと思い ます。 行いそのものに尊さがあると理解したのです。日常行うすべての自分の 行いそのものが仏でありたいものです。


0028//大沢さんへ (1997/09/20 01:19:41)

MAIL::コニ

お経を読むことは素晴らしくないとは思いません。しかし、祖父が言っているのは少し違 います。巧くはいえませんが。残念ながら、彼等は決してそんな考えを持ってる人たち ではありません。大沢さんのように、自ら進んでお坊さんになられた方や、まっすぐな若 い方がたま〜にいらっしゃいます。そういう時、心からほっとし嬉しく思います。まだまだ捨 てたものじゃないかもしれないと。でも、そうやすやすと期待しては、また痛い目に遭って しまうかな?ありがとうございました、大沢さん。


0029//仕事ってやつは・・・ (1997/09/20 04:46:22)

MAIL::コニ

また、お邪魔します。ええと、思うんですけど、仕事にもいろいろあるんじゃないかと。お 金を稼ぐ手段の仕事、そうじゃないけどしなくちゃいけない仕事、体を使う仕事。そして、 ココロの仕事。


0030//大沢先生へ (1997/09/20 06:03:41)

MAIL::ゴシン

大沢先生「お坊さんの仕事について」の書き込みありがとうございます。

>行いそのものに尊さがあると理解したのです。日常行うすべての自分 >の行いそのものが仏でありたいものです。

禅宗でいう「日常行うすべての自分の行いそのものが仏でありたい」は 真宗の「生かされて生きる」ということと共通しているように感じました。


0031//コニさんへ (1997/09/20 06:26:26)

MAIL::ゴシン

>1年で一度だけ、私が自坊で輝く時です。 報恩講での寸劇上演、素晴らしいですね。当日までの準備が、どんなに たいへんかと思います。 「報恩講」と聞くだけで、フーッとため息をつきそうになるゴシンです が、頑張っているコニさんのことを思い出しながら、今日も、草取りに 精を出します。輝きながら草取りを出来るといいのですが・・。 お金を稼ぐ手段の仕事も含めて、人間が生かされてあるということは 仕事をしているということで、尊いことではないかとおもうから、草 取りしながら、コニさんのように輝くことも出来るはずなのですが・・ ブツクサグチグチ、くすんでしまうゴシンです。 コニさん、書き込みありがとう!


0032//再び登場 (1997/09/21 21:13:05)

MAIL::くまごろう

ある人曰く、お坊さんの仕事は、掃除と勉強である、といっておら れました。勉強の中に、読経などの法務も入っているんでしょうね。 坊守という仕事も大変ですよね、住職は外回りをしているから気晴 らしということもできるけど、坊守はそういうわけにいきませんよ ね。先週、恩師の還暦の回があったのですが、奥様も一緒にといっ たのですが、寺を留守にするわけにいかんということで、おいでに なりませんでした。 浄土真宗はよく考えてみると、女性によって支えられていることに は間違いないと、このごろつくずく思います。 しかし、自分の与えられたことは、それとして受けとめなければな らないのでしょうね。ご縁というものは、時として、残酷なことも ありますよね。


皆さんからの問いかけとご意見


ご投稿10  (1998. 7.12)

subject=お坊さんの仕事とは、何だろうか

message=

大根や白菜が置いてない八百屋はありません。魚のない魚屋は、 魚屋とは云わないでしょう。蓮如さんがいわれた後生の一大事と は、何でしょう。これの解決できるところがお寺です。しかし、 最近はコンビニが大流行ですなぁ……。和風漏居。

name=和風漏居


1998.7.12   

和風漏居先生、ご投稿ありがとうございます。
> 「後生の一大事を解決する」
> しかし、 最近はコンビニが大流行ですなぁ…  
ドキッ!! (^^ゞ(^^ゞ


ご投稿11  (1998. 12.24)

subject=お寺の仕事のことじゃな。 _

message=

儂は出産の話が出来ても、未経験で、単なる知識では 響かないものなんじゃな。

親鸞さんの生きざまを通して、この身が納得する老い の楽しみを頂いておるんじゃ。宗恩師との値遇を通し て、お寺では御門とさんに人生の値遇の機会を、場を提供して、阿彌陀さんの教えを訪ねてゆく、唯信の生 きざまが儂の姿をお見せしている唯それだけじゃて。

心浄ければ仏陀浄し、食浄ければ器浄し〜じゃて!!

寒さ厳しき候、法身大切にお励みなされや

http://www.sampoji.or.jp/

name=てやがんでェべらぼうめえ

from=shinsyo@sampoji.or.jp _


1998.12.25   

>人生の値遇の機会を、場を提供して、阿彌陀さんの教えを訪ねてゆく、唯信の生 きざまが儂の姿をお見せしている唯それだけ
  
有り難うございます。
真照ご住職様の「お励みなされや」のお言葉はお念仏を忘れ通しの私をお教え下さいます。。合掌。


 
去年の9月掲示板で「お坊さんの仕事って?」と問いかけて下さったくまごろうさんへ 
  
くまごろうさん、あれから一年、いろんなお辛いことが重なったくまごろうさんのこの一年でしたが、
僧侶として生きていきたいと、お寺に住まわせていただきたいと今も思ってくださっているのですね。
そんな若いくまごろうさんに、大!大先輩であらせられる真照ご住職の、そして、7月の和風漏居先生、
お二方のお言葉がどうか届きますように。。そして私たちも、お二方の後に続かせていただきたいですね。
 


_ご投稿12 (1999. 3. 5)

subject=僧侶とは _

message= 

はじめまして、私は本願寺派の末寺の長男で、現在23になるものです。
私は、この春で大学を卒業するのですが、その卒業論文で、自分の将来とも直結する「真宗僧侶」について考えました。その卒論について、担当教授と話していて、よく言われたのが、「浄土真宗に僧侶は必要なのか。」ということでした。たしかに、親鸞聖人は「弟子ひとりももたず」といわれたように、どちらかといえば、その後の、僧侶という階級の誕生を否定されているようにもうかがえますし、現在の状況をみても、

name=ガク


199. 3. 8  

ガクさん、ご投稿を有り難うございます。若いガクさんの真摯な問いかけを有り難くいただいてます。
僧侶に「なる」のではなく「させていただく」のではないだろうかと思うのですがいかがでしょうか?
弟子をもたずと宣言された親鸞聖人を「師」と仰がしていただいている私どもです。


 

ご投稿をありがとうございました。心より御礼申し上げます。
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