方針
「アーシング」でウェブ検索してみると、たくさんの方がDIYで愛車にアーシングされているようです。古い四輪車ほど効果が有るみたいですね。セルシオなんかは最初から6本のアースラインが張り巡らされているとのことなので、効果は間違いなくあるようです。シェルパの場合、サービスマニュアルの回路図を見ると、車体をアースラインとして使っている電装品は
スターターモーター
ニュートラルスイッチ
スパークプラグの3つなので、このあたりを中心にアーシングすることにします。
色々考えた末に、今回はアーシングするポイント間を
@バッテリー負極 −−− イングニッションコイルグランド側
Aバッテリー負極 −−− スターターモーターグランド側
Bイングニッションコイルグランド側 −−− シリンダーヘッドのなるべくプラグ付近
Cバッテリー負極 −−− レギュレータグランド側の4つで取りあえずやってみます。
施工
材料は、8スクエア(導体の断面積が8平方o)のアース用電線(非耐熱被覆)を使いました。メーター単価は200円でした。14スクエアの耐熱電線もありましたが、値段がメーター単価で500円と高価なことと、圧接端子を付けるのに油圧の工具が必要とのことなのでやめました。長さは2mほどあれば十分です。
丸穴端子は、ボルトが通る穴の直径が6mm、電線を入れる穴の直径が4mmのものを使いました。これは万力で圧接できます。
長さは現物合わせで決めました。万力で圧接して、念のためハンダを流し込んであります。アースの配線なので、熱収縮チューブとかビニールの端子キャップなどの細かい気は使っていません。
イングニッションコイルのグランドに2本、一本はバッテリーへ、もう一本はシリンダーヘッド(カバー)へ接続されています。
スターターモーターとバッテリーを接続しました。ここのボルトが一番外しやすかったのでここにしました。電気的にもここが良さそう。
レギュレータとバッテリーを接続しました。もともとバッテリーとは近いのであまり意味はないかもしれません。
バッテリーのマイナス側に接続します。ターミナルのねじの長さから言えばもう一本くらいアースラインを増設できそうです。それ以上だともっと長いねじに交換する必要が有ります。
効果
スターターモーターを回してみましたが、うーん・・・・違いがよくわからない。エンジンの始動性に関してはあまり変わらないみたい。エンジンのフィーリングも体感できる程の違いはないですね・・・・バイクの場合車体が小さいうえに、もともとグランド線がハーネスの中に背骨のように通っているのでそれほどの変化は見られなくても仕方ないかもしれません。
配線の仕方が見当はずれの可能性もあるので、いろいろ調べてみます。
ま、今の所はやることはやったという自己満足と、何となくパワーが出そうな見た目だけでよしとしましょう。
このままだとなんだか欲求不満なので、愛車のレガシーにアーシングしてみました。