食べてびっくり、こんなに美味な柑橘類を見逃していたとは!特徴的な形に惑わされてました。
一度食べたらもう病みつき、見かけたらいつも買い物かごに入れてしまいます。
そんなわけで、一人で勝手に「でこぽんファン」を宣言いたします。

★デコポンについて★

熊本うまれのデコポン ポンカンと清見のかけあわせで、デコのある清見ポンカンということで、デコポンという名前がつきました。

皮をむくと清見特有の良い香りが広がります。甘味と酸味のバランスも最高で、贈り物としても良く使われています。
みかん並に皮がむけ、種も殆どなく、袋ごと食べられます。これがすばらしい。

美味しさとユニークな形が特徴の「デコポン」ですが、品種名は「不知火」といいます。「デコポン」と呼ばれるのは、糖度13度以上・酸味1パーセント未満という厳しい基準をクリアしたものだけに与えられる総称なのです。
「デコポン」という名は選ばしものだけに与えられる栄誉ある名前なのだ!

★デコポンあれこれ★

デコポンは収獲してすぐに出荷されるわけではありません。もぎたてを食べてもデコポン特有の甘味がないそうです。

デコポンは晩柑橘類 特有の゙追熟゙をさせるんです。収獲したものを冷暗所に保存して、酸味が抜け口当たりが柔らかくなってから出荷されます。(光センサーで糖と酸を測定します。うーむ、ハイテクだぁ)

美味しくなった頃をみはからって出荷されるのですが、新鮮なものより、ちょっとだけしなびた頃の方が酸味も抜け美味しいようです。このへんもデコポンの奥の深いところですね。

デコポンと言っても全てにデコがあるわけではありません。花が咲く時期に昼と夜との温度差があるとデコがでやすいらしいです。ハウス栽培の場合、温度の調整ができるのでその分デコができやすいようです。

露地ものは、若くて勢いのある木にデコができやすく、その後だんだんできにくくなります。しかしデコがあるのも、ないのも全く品質的にも価格的にもかわらないとのこと。