六甲山ハイキング(ロックガーデン)   2002.3.10(日)
2002.2.11作成    2002.3.2更新(写真をアップ。文末をクリックして下さい。)
冬の日曜日。午後からでもゆっくり歩けるハイク。ゆっくり歩いて2時間半。子供も楽しめるハイクを紹介する。幼児はちょっとしんどいかな。

阪急芦屋川駅〜高座の滝〜風吹岩〜金鳥山〜保久良神社〜阪急岡本駅



10日(日)朝は曇り。時折小雨がちらつく天気だったが、ゆっくり用意をして出掛けた。
芦屋川駅では既に11:30。芦屋川右岸沿いに歩き出す。個性的な住宅が多くて楽しい。
ロックガーデンは十代の頃に何度か来たはずだが殆ど覚えていない。白っぽい花崗岩のせいで、道だけでなく
山全体が明るく開放的な印象だ。これが六甲山の良いところである。総じて関西は海も山も明るい。これは土の
色のせいだ。
六甲山は市街地から近く、手軽な行楽地として昔から市民に楽しまれてきた山なのである。東京で言うと箱根み
たいな感じか。
ロックガーデンでは結構汗をかかされる。子供が喜びそうな変化のある岩場だ。風がないので上着を脱いだ。
風花が舞う季節なのに、時折日が射して暑い。標高が上がるとしだいに展望が開けてくる。
2番目の鉄塔を過ぎると道が平坦になってまもなく3番目の鉄塔のある風吹岩である。標高437m。ルート中
ここからの見晴らしが最高である。大きな船がぎっしり停泊している。淡路島も案外近くに見える。
荷物を下ろしてコンビニおにぎりの昼食にする。それにしても最近のコンビニおにぎりは美味しい。美味しくても
ニコニコできないところが一人歩きのつまらんところである。風吹岩では3人連れのマウンテンバイクの一行が
いた。一体どこから登ってきたのだろう
金鳥山までは平坦な道が続き、快適である。高い木がないので明るい。金鳥山から保久良神社を経て市街地まで
は良く整備されているがやや急な下りとなる。海と市街地がだんだん近づいてきて風吹岩から約一時間の快調な下り。
このコースは変化に富んで、眺めが良く、時間が短く、最高に楽しめるコースの一つと思う。残念なのは子供の姿が
少ないこと。中高年でなく中学生高校生が山にいなくなったのが大変残念。


服装
夏ならTシャツ1枚。冬はウールのシャツか薄手のセーターまたはフリース。休憩の時は防風になるようなナイロンヤッケがあると
暖かい。早朝なら手袋があると暖かい。帽子は頭部の保護のためにはかぶるほう良いが毛糸だと登りでは暑い。
ロックガーデンでは両手を使うのでリュックを背負い両手はあけておいた方がよい。
靴は運動靴でも良い。出来れば底が固くてくるぶしまであるウォーキングシューズがよい。
雨の時は避けた方がよい。

地図・ガイドブック
地図は在った方がよい。「昭文社エアリアマップ53。六甲摩耶有馬」750円。
ガイドブック「阪急ハイキング」840円。

ルート
このルートは道標が良く整備されている。ロックガーデンではなるべく赤や黄のペンキの表示に従って登ろう。○や矢印は正しい
ルート。×は間違ったルート。人は多いので不安ならためらわずに聞くと良い。
芦屋川から高座の滝までは舗装路。「ロックガーデン」の表示に従って迷うことはない。高座の滝で一休み。
高座の滝からは本格的な山道。特に表示がない分岐ではどちらへ行っても同じ。「中央尾根」のルートを取る。このルートは
ずっと尾根筋を辿るので大体の地形を把握しながら歩く。
三つ目の送電鉄塔が風吹岩。お弁当適地。高座の滝から50分である。
風吹き岩の送電鉄塔の北側を回りこんで西南方向の広い尾根を辿る。金鳥山の表示に従って歩く。金鳥山から市街地までの下りは
やや急な階段状の下りになる。
使われていない展望鉄塔を過ぎると今度は保久良神社の表示に従って歩く。保久良神社まで、風吹岩から35分である。
保久良神社から梅林の方へ行くと天井川(八幡谷)の左岸に出る。児童公園を抜けて橋を渡らずに坂を下りて行くと阪急岡本駅。
保久良神社から梅林の手前を左折すると九十九折りになってお地蔵さんのところを右折、二筋目を左折して下ると阪急岡本駅。

六甲山は登山者が多く、山上にはドライブウェーもあって最高峰も931mで安全な山に思える。しかし案外山は深く危険な谷も在る。
しっかりした踏みあとを辿ること。雨と防寒具の用意を忘れずに、と言いたいところだが天気が良ければ真冬でも軽装で快適なハイ
キングコースである。

交通
大坂方面からは阪急で西宮北口まで特急。次の急行または普通電車に乗って二駅目の芦屋川で下車。淡路から十三経由で270円。

END

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