六甲山ハイキング(再度山・布引の滝)  2002.9.22(日)  曇り
 2002.9.22作成    2002.9.28更新   写真をアップしました。    塩が原から大竜寺に引き返し、市が原へ抜ければ家族向きコース。

三宮駅 〜 大師道 〜 大竜寺 〜 塩が原 〜 洞川湖 〜 トウェンティクロス 〜 市が原 〜 布引貯水池 〜 布引の滝 〜 新神戸駅 〜 三宮駅
 
 写真は布引の滝(雄滝)
[徒歩行程] 
 阪急三宮駅(10:10)→登山口(10:30)→第五橋(11:00)→猩々池(11:25)→修法ヶ原池(12:00)→洞川湖(12:25)→分水嶺(12:45)→トウェンティクロス(13:00)→市が原(13:25着、13.40発)→布引貯水池(13:55)→新神戸(14:40着)→阪急三宮駅(15:00着)
 
 
  
アプローチ
 阪急三宮駅から地下鉄県庁前駅方面へ歩く。途中コンビニでおにぎりを仕入れ、県庁前駅で道路が斜めに合流する所を北へ右折する。右に神戸幼稚園を見て、直ぐ諏訪山公園の通りにでる。この通りを渡った斜め左前の、交番の右側の細い道が登山口で小さな道標がある。車一台通れる程度の狭い坂道を登り、少し下ると川添いの車道に出る。車道を右折し川添いに左岸を上流へ向かって歩く。
 
大師道
 再度谷の自動車道は急坂である。右手の山手女子校を過ぎ左手のペットホテルを過ぎてもしばらく民家が続く。民家が途切れた辺りからは砂防ダムの高巻き以外は比較的平坦で幅のある道が続く。稲荷茶屋と燈籠茶屋を過ぎるとようやく林間の静かな道になる。もみじが多いので11月末の紅葉の頃が良いと思う。家族連れでも歩きやすい道。ほどなく未舗装の車道に出る。渡ったところが猩々池(しょうじょういけ)であるが、水はなく湿地である。左側の歩道を行く。明るい色の花崗岩の露出した広い道である。程なく右に大竜寺があり、左手の道を行くとまもなく再度公園の立派な車道に出る。
 
再度公園(修法ヶ原=塩が原)から洞川湖
 車だと再度山(ふたたびさん)ドライブウェーからほんのちょっと入って再度公園である。道路を挟んで二つの広場があり家族連れで賑わっている。公園内の修法ヶ原池ではボートに乗ることもできる。売店やトイレもある。神戸で生まれ育った母によると、塩が原は戦後直ぐ進駐軍に接収され専用施設となった。ボート遊びは当時始められた。
 外人墓地へ続く車道の西側の広場の奥、北側に「仙人谷へ」との道標がある。ここから先の登山道はとたんに寂しく細い道になる。15分ほどで洞川湖に出るので湖岸添いの右手の道をとる。この湖はバスでも釣れるのか、多数の釣り人で賑わっている。程なく車道に出て「分水嶺、トウェンティクロス」の道標に従い右折する。再度ドライブウェイを横断し車通行止めの車道を歩き、白い採石の道になると程なく分水嶺越である。地図にも分水嶺越と表示があるが低い切り通しの峠というだけで、見晴らしも良くない。「右高雄山」との表示がありここから先は下るので、それと知れるだけである。
 
トウェンティクロス・市が原
 トウェンティクロスというのは布引の谷ハイキングコースの別称で、渡渉を20度も繰り返すので「トウェンティクロッシング」から来ている。六甲山は居留地時代の西洋人に親しまれ、その名にちなんだ「シェール道、ドゥント稜(リッジ)」などもある。
 分水嶺越を過ぎてから白い採石の道添いには2カ所立派な消火栓がある。ほどなく道が左右に分かれるが、どちらもトウェンティクロスに出る。右の道は地図にないが市が原への近道である。トウェンティクロスを下る。谷の水量は少ないが水は透明で河川は汚れていない。伏流水となってまったく地表に流れが見られない所もある。
 ほどなく桜茶屋があって、ここを右折するとさきほどそばを通った大竜寺まで30分ほどである。砂防ダムによってできた砂地の河川敷ではバーベキューを楽しむグループが多い。水や機材をどこから運んだのかよくわからんが、このあたりを「市が原」といい、ロープウェイの駅なども近いはずだ。木炭になかなか火がつかずにいらだったお父さんが、新聞をちぎって遊んでいる子供に八つ当たりしていた。
 
布引貯水池・布引の滝
 布引貯水池は神戸市水道局の水源の一つである。母によれば水質の良さで戦前から知られ、外国航路の船に積んで赤道を超えても水質が悪化しなかったそうだ。布引貯水池は石組みの堰堤が補修中で、堆積土砂の除去工事も行われており現在土日祝日以外は周辺への立ち入りが禁止されている。この貯水池から新神戸までの谷は急峻で渓谷が美しい。眺めの良い滝も目を楽しませてくれる。新緑や紅葉の頃はさらに良いだろうと思う。
 山道から人里に出たと思うとまもなく新神戸駅の裏手に出る。駅をくぐれば1階正面のバス乗り場だ。ここから阪急三宮またはJRまでは歩くと1.5kmの緩やかな下り坂。地下鉄だとひと駅である。

END


山のトップへ戻る
TAKUYAのトップへ戻る