インターネットの業者選定方法について     2006.5.6作成  2006.5.6更新(緑字部分)

 チヅコ叔母さんから、インターネット接続の通信業者とプロバイダ(接続業者)をどうすればよいか、との相談があったので、考えてみました。他の方にも参考になると思うので親戚用ページで公開します。

[結論]
 ヤフーBBの、ADSL 8Mを契約するのが良いと思います。
 予想速度は平均からみて、下りが5M(最悪でも1M程度以上)。上りが600K位で、写真であれば問題ありません。動画はやや苦しい。動画(PCによるテレビ電話など)を楽しむなら光にする必要があります。
 予想価格は、ヤフーの場合3,150円/月。NTTの契約を継続する場合です。NTTの契約を解除する場合は4,800円になります。光の場合は7,000円前後です。
 IP電話。横須賀、高槻は無料になります。全国どこへ掛けても3分8.4円。ヤフーBBフォンの加入者同士の場合は無料。この場合NTTの契約は基本料金のみになります。なお、電話番号は変わりませんが、050で始まるIP電話の番号も使えるようになります。

 申し込みはヤフーBBのページから。なお、ヤフーBBは通信とプロバイダが一体と考えれば良く、同じ通信(ソフトバンクBB)を利用しプロバイダ機能だけ別会社になっているソフトバンクBB/Nexyz.BBというのがあります。これから普及を目指しているようで、評判は確認できず。ヤフーと姉妹会社でほぼ同等の料金、サービスです。加入時にプリンタ(または3,000円)を貰える以外はヤフーも2ヶ月無料なので一緒。電話は通信機能ですからBBフォンは共用で相互間は無料です。現在のプロバイダとしての質を比較すると、NEXYS(ネクスィーズ)は、顧客毎に担当者を固定するようなきめ細かいサービスを目指しているようですが、コンテンツ(サービスの内容)はヤフーが豊富です。悩ましいところですが、結論はヤフーとしましょうか。

[資料]
1.条件
1-1 現在の自宅の通信方法について
 ISDNでダイヤルアップ接続としています。NTTの電話を使用し、通信回線はNTTのISDNを利用しています。常時接続のフレッツISDNではありません。プロバイダはアサヒネット。
(アサヒネットの契約)
 Mプラン。月額料金473円。ダイヤルアップ接続は5時間まで無料。5時間超過の場合は5.25円/分。ホームページは10MBまで無料。
NTT西日本の契約)−想定ですが、だいたい合っていると思います。
 INSネット64。基本料金3530円、屋内配線使用料60円。DSUは買い取り(いわゆるターミナルアダプタを購入された場合)
 通話料金は市内は3分8.5円(税別。7時〜23時)。20kmまで90秒10円(税別。7時〜23時)。100km超では1分10円(税別19時〜23時)。このほかに電話機能の割引契約や付加機能の契約による割増料金が加わる。また、伝送速度は64kbps。
 (参考)マイラインを以前私がお勧めしたように契約されている場合は、上記料金よりも通話料金がかなり安いと思います。私が以前お勧めしたマイライン契約→「市内はNTT西日本でタイムプラス。県内市街はNTT西日本マイラインプラス、スーパーケンタ君。県外および国際電話はフュージョン。」
1-2 目的
 叔母さんがパソコンを始めたのは2001年頃と思いますが、当初はメール主体でインターネット(ウェブ)の利用時間は月10時間以内と想定して、ダイヤルアップでアサヒネットの最も短時間のコースを契約していました。その約1年後、電話利用中もインターネットを利用するため、ISDNに変更されたとのこと。2002年頃の状況ではADSLをお勧めしたい所でした。現在はウェブで情報検索するほか、デジカメの写真をプリントすることを主体に使用されているとのこと。ウェブの速度が遅いことがご不満とのことです。その他の問題は、プリンタの速度が遅いこと。PCは1台のノートを定位置で使用。
 以上から、計画の目的を下記のようにします。プリンタの速度向上のためには、プリンタそのものを交換する必要があります。
(ウェブのスピード向上)ウェブの写真をストレス無くみるためには、大体1Mbps程度以上の下り伝送速度が必要です。従ってADSLまたは光ファイバーとなります。
(電話料金の削減)通話は横須賀(ヤフーBB、IP電話)と吹田(ZAQ)、神戸への電話が多いと想定。高槻もヤフーBB(IP電話)。
2.伝送速度の検討
  ADSLの場合、伝送損失によって実効速度が変わる。各社8M、12M、26M、50M(Mbpsのこと)の速度別契約になっており、契約金額が異なるため、実際にどの程度の速度が出ているのかを調べてみる。
 NTT西日本線路情報開示システムを利用して、チヅコおばさんの茨木市サニータウンの電話番号を入力すると、電話局までの伝送距離と伝送損失が表示される。結果は、線路距離長3010m、伝送損失31dB。(ちなみに大阪高槻の実家は1200m、17dB。電話局までの距離が少ないほど伝送損失が少ない。)
 ヤフーBBの速度調査実績票をみると、伝送損失31dBでは8Mと12Mはいずれも上りが5M程度、26Mと50Mでは7M程度の速度、下りは600〜900kbpsで大差ない。伝送損失が同じでも、ユーザー間の違いが大きい。
 ヤフーBBのADSL(8M)は3,150円。
/以上